13話
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翌朝。
再び、エンヴィー、ラストと会っていたサヤは彼らから昨晩のことをいろいろ聞かされた。
マスタング大佐をエンヴィーに任せた結果、マリア・ロス少尉をヒューズ准将殺害の犯人に仕立て、逮捕したものの彼女が留置所から脱走し、挙句マスタング大佐本人に焼き殺されたのだという。
「という訳で、マスタング君はみごと親友の敵を打ちましたとさ。めでたし、めでたし」
『そんなことが…』
「まさか脱走された上にターゲット当人に止めを刺されるなんて予定外だわ。詰めが甘いんじゃないの?」
たしかにいろいろ大雑把すぎる気もしないでもない。
結果的にはこちらの思惑通りになのだか、どうも腑に落ちないというか。
エンヴィーはこれでマスタング大佐が大人しくなると思っているようだが。
「いいじゃん。狗がエサを食べちゃったってのも。収穫もあったんだしさ、」
そう言ってエンヴィーはサヤに1枚の紙を見せた。そこには人相書きが描かれていた。
『こいつは第五研究所の…』
「あらあら…。研究所を壊した時、崩壊に巻き込まれて死んだと思ってたわ」
「留置所襲撃犯だってさ」
以前、第五研究所の警備を任せていたNO.66という男。別名バリー・ザ・チョッパー。元・死刑囚だ。
『…なんでこいつが?』
「おそらく大佐と接触した可能性があるわね」
ラストにどこへ逃げ込んだか問われると、エンヴィーは逃げ足が早くて見失ったと答えた。
「無能ね」
「うるさいなおばはんは!人手が足りないんだよっ」
『(無能…。)』
なんか久々に聞いたセリフだな。
無能という単語にマスタング大佐を思い出す。
『どうする?』
「人手はこれ一つで十分よ」
“さぁ出なさい。バリー・ザ・チョッパー”
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第14話