11話
夢小説設定
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あれから一週間。
アイザックとは出会えず、ただ時間だけが無駄にすぎる。
以前やられた傷はとうに癒え、跡だけが少し残っていた。
『夜中に川沿いの路地で目撃あり、か。一体何をしようとしているんだ…』
相変わらず不信な動きをみせるアイザック。
ヤツがなにをしようとしているのか、まるで検討もつかない。
ふと目撃情報と中央全体の地図を見ていた##NAME1##はあることに気がつく。
目撃情報自体てんでバラバラなのだか、不思議なくらい感覚が均一過ぎる。嫌な予感がした。
『前に会ったのは北西の廃墟。そのほかの目撃情報は中央駅の南の路地。そしてこの川沿いの路地、それから…』
一箇所一箇所、地図に印を付けていく。そしてそれらを線で結ぶと…
『これは…、錬成陣…!?』
以前見たアイザックの右手の錬成陣と似通った物が地図上に現れた。
つまりヤツは錬成陣をこの中央に作ろうとしているのだ。
『アイザックは中央を氷漬けにする気か!』
のんきにしていた自分がバカだった。
時間がもう残されていない。今日中に捕まえられなければ、今夜にでもこの中央は氷漬けにされてしまうだろう。
そう思った瞬間サヤは中央司令部へと走っていた。
―――。
『エンヴィー!』
「んー?サヤか。アイザックはどーしたんだよ」
『それどころじゃなくなった!』
「はぁ?何言ってんの。」
息を荒げるサヤ
顔をしかめるエンヴィーに事の顛末を詳しく話す。
「ちっ、めんどーなことになってきやがったぜ。わかった、ラースにはオレから言っといてやる。」
『今夜中になんとかしなければもう時間がない。ありったけの軍を動かして貰えるように頼んでほしい。』
「わかったよ。」
そう言いエンヴィーは憲兵に姿を変えるとラースこと、キング・ブラットレイ大総統の元に向かったのだった。
『急がないとっ』
サヤはもう1度アイザックと遭遇しそうな場所へと探りに行った。
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