01話
夢小説設定
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私の目線より少し下のエドワード・エルリック。
赤いコート、トレードマーク?の金色のアンテナ(前髪)を立たせたヤツに私の気分はまた下にがた落ちだ。
「ったく…、相変わらず失礼なヤツだぜ」
『お前よりはマシだ。』
「……いやサヤの方が失礼だ。」
ぐぬぬぬぬぬ…っ
・・・・、
『「──フン!」』
(↑引き分け)
顔を突き出して睨み合えば、引き分けとばかりにお互いそっぽを向く。
「あ!サヤ久しぶり!」
『─!…アルフォンス!』
その声にサヤの顔が豹変する。あまりの態度の変化に後ろでエドワードがジトっ…と睨み付けていた。
『久しぶりだなアルフォンス!元気にしていたか?』
「うん。サヤも元気そうだね!でもどうしてここに?」
『仕事だ。すぐまたセントラル(中央)に帰る。』
「そうなんだ。ゆっくりも出来ないね」
『あぁ。だが、東部はいい所だな。また来るさ』
エドワードを無視して久しぶりに会った友人同士、会話に花を咲かせる二人。
「だーーーっ!俺を無視すんなぁーー!」
「やぁ、鋼の」
「…………。」
「なんだね、その嫌そうな顔は」
今の顔は笑えた。
エドワードは大佐が気にくわないらしく、毛嫌いしてるみたいだ。その気持ちを態度と顔で見事なまでに表現している。…まぁ、その気持ち分からなくもない。
「くぁ~~!大佐の管轄ならほっときゃよかった!」
『ドンマイ。』
げんなりしたエドワードに軽い慰めの言葉をかけるサヤだった。
「うわぁ!!」
『 ! 』
「「「 !! 」」」
突然聞こえた悲鳴。
悲鳴をあげたのはトレインジャック犯を押さえていた軍人だ。
何事か、振り向けば捕まえていたはずのトレインジャックの主犯であろう男がオートメイル(機械腕)に仕込んでいたナイフで縄を切り自由になっていた。
『……しぶといヤツ…。』
「うわぁ…、仕込みナイフかよ」
往生際悪く暴れる犯人に思わずげっそり。
暴れた犯人を押さえるため中尉が拳銃片手に前に出ようとしたが大佐がそれを遮った。
〝これ〟でいい…、と。
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