04話
夢小説設定
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アルフォンスの怒号に目が覚めたのか。
エドワードは目を数回瞬かせた。……ついでにアルフォンスの右腕も、取れた。
「兄さんのバカたれっ!」
「はは…。ボロボロだなオレ達。カッコ悪いったらありゃしねぇ」
「でも生きてる。」
「うん。」
――‐生きてる‐――
「サヤ、ありがとう。」
『えっ…。』
アルフォンスの突然の礼にサヤは固まり、一瞬思考が停止した。
「兄さんを助けてくれて。」
『あ、いや…わ、私は…。………お、怒らない、のか…?』
無茶したからてっきり怒られると、エドワードと同じように鉄拳が飛んでくるものとばかり。
「当たり前だバカ野郎っ!無茶しやがって…、…でも、サンキュウな。」
怒りも有るけど、感謝もある。その表現をエドワードの態度が表していた。
…どっちなんだか。
可笑しくて、少し笑った。エドワードは顔を少し赤くする。
「ったく…。お前なんで来たんだよっ」
『…さぁ?無我夢中だったから。』
「さぁ、ってお前なぁ!危うくお前までやられてたかもしれねぇんだぞ!?」
『うん。』
「…オレ達のせいでっ…。」
『そうだね。』
「……。」
ハァ… とため息。
怒る気が失せてきたらしい。だんだん大人しくなっていくエドワード。
『──…無事で良かった。』
「…おう。」
「…うん。」
いつしか、溝は消えて無くなった。口にはしないけど、私達は友達だと、思えた時だった…。
(サヤって強いんだねっ)
(え、そう?)
(ボク達スカー相手に一瞬でやられちゃったからさ。)
(俺だって本気出せばもっと…っ)
(はいはい。)
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第05話