27話
夢小説設定
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『ほ、ほんとにエドなんだな!?よかった無事で…!ずっと心配してたんだ。アルもウィンリィも…。エンヴィーから行方不明になったって聞いて….』
「おおお落ち着け!」
「お前が落ち着けよ。」
柄にもなくサヤの抱擁にちょっと緊張しているのか、サヤよりも動揺している様子のエドにグリードがツッコむ。
エドの上に乗ったままだったことに気づいたサヤがようやく上から退けると改めてエドとの再会を噛み締めた。
「心配かけて悪かったな。まぁいろいろあったけどなんとか無事だし。」
『相変わらず悪運は強いようだな』
「ん?そうか?」
むしろそうとしか言いようがない。
以前イーストシティでスカーに狙われた時もなんだかんだで命拾いしているわけだし。
とにかく話すことはたくさんある。エドもホーエンハイムさんも。
…そして私も。
『で、なんで“こいつ”が一緒にいる』
「相変わらずだな」
遠慮なしにグリードを“こいつ”呼ばわりするサヤに肩をすくめる。
出来れば二度と会いたくはなかった。
「ホムンクルス側と手を切ったっていうから連れてきたんだ。手下になるっていうなら仲間になるっていうからよ」
『はぁ?また考えもなしに…。相変わらず後先考えないんだなお前は』
「んだとぉ!?」
「はは!言うねぇ!」
ズバリと物をいう彼女もまた相変わらずのようで。そんな2人の様子にグリードはカラカラ笑うのだった。
『とにかく。私は向こうにいるから。ホーエンハイムさん、エドに話があるんでしょう?』
「…、あぁ。」
話は振り出しに戻る。
全て話すよ、と切り出したホーエンハイムさんにエドもグリードも空気を察したのか、黙り込む。
エド達と一緒に来ていたゴリラの合成獣・ダリウスとライオンの合成獣・ハインケルも一緒に話を聞いている間、サヤは調合の続きをしにその場を離れていった。
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