21話
夢小説設定
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スカーの後に続いて歩きだそうとした瞬間、列の後ろの方でガシャン!と崩れ落ちる音がした。
なにかと思い、後ろを振り返る。
『え、アル?』
そこにはうつ伏せに倒れるアルが。
「アル!!」
『どうした!?』
「やばい…、また引っぱられて…」
意識がぼんやりとするアル。よくわからない言葉を言うが、サヤ達には理解出来ず。
「鎧の!しっかりしろ!」
「引っぱられてって何!?アル!」
ウィンリィが必死に話しかけるも、アルの声がだんだん小さくなっていくのがわかる。
微かに聞こえた「魂が…」という一声だけ言って、それからアルの声が聞こえなくなってしまった。
「魂が引っぱられる?」
『どういうことだ?』
「お嬢さん、今までこんな事があったのかい?」
スカーもマルコーも心配して様子を伺う。だが、身内のウィンリィでさえこんな事は初めてだという。
「アル起きて!」
『アル!…アルフォンス!』
エドならこういう時どうしただろう。
結局そのままアルが返事をすることなかった。
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第22話