21話
夢小説設定
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「ぶはぁ!!助かったぁ!」
ウィンリィとメイのおかげでなんとか雪から脱出できたアル。
かなり深く埋まってたところをみると、結構な時間雪に埋もれてたように思える。
「深みにはまってそのまま埋まっちゃったよ」
「なんでアルがここにいるの!?」
たしかアルはエドと一緒に捜索本部に行ったはずだ。
『なにかあったのか?』
「うん。緊急連絡があって吹雪の中、山越えして先回りしてた。」
「緊急?」
アルのその言葉に周りは空気は一気に緊張に包まれた。
「ブリッグズ砦に中央軍が入った。少将も中央に呼び出しをくらったらしい」
「え!?それって…」
『ラースの仕業だな。異常な人事異動もヤツなら可能だ』
マスタング大佐の部下もそうやってありえない人事異動で飛ばされ、人質状態にだとエドから聞いた。
「今砦に行くのは危険だ。」
「じゃあどこか別の所に隠れなきゃ…」
『でもどこへ….、下手に町なんかには入れないし…』
まさに八方塞がりな状況になす術なく。
うーん、と一行が悩んでいると突然スカーが1人歩き出した。
『!、スカー?』
「付いてこい」
「どこへ行こうと言うんだね」
その視線は雪原の向こう。
「そう遠くない場所にアスベックという村がある。そこにイシュヴァールの民が身を寄せているスラムがあると聞く。」
「イシュヴァール人か…」
「さすが旦那!行きやしょう」
迷わず付いていくヨキ。
どうやら他に手はないようだ。
先を進むスカーの後を続いて一行は再び雪道を歩き出したのだった。
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