さよならは2度と言わないで~心の扉~番外編 関東大会決勝その時
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「『ただいまお掛けになった番号は、電源が入ってないか・・・・・』またこのメッセージか。」
いったい昨日から何度このメッセージを聞いたのか・・・
祝勝会の後に家には帰ったが、何度かけてもスマホの留守電の案内しか聞こえてこない。
結局は潮音のマンションまで来てしまっていた。
キミは、一晩立ってもスマホすら繋がらないし、帰ってこなかった。
今まで一度もなかったのに・・・
いったい何が起きたの?
ねぇ~潮音・・・
キミがいない、リビングは広くて
独りはこんなにも寂しいものだと教えてくれる。
「潮音・・潮音・・・潮音・・・・・」
呪文のように何度も何度も名前を言いながら、ソファーに座っていた。
(真田)「・・潮音、着いたぞ?」
「・・ふぇ?・・」
気持ちよさそうに眠っていた潮音を起こすのは、忍びなかったが真田は起こした。
案の定寝ぼけた声を上げた。
「ごめんなさい・・寝ていて。」
(真田)「構わない。」
「ブランケットありがとう。」
弱弱しいながらも潮音は、真田に笑顔を向けた。
普段の笑顔を知っている真田は、痛々しくさえ感じていた。
車から降りるとマンションの目の前じゃないと知って、潮音は内心ほっとしていたが真田はとしては複雑だった。
本当なら目の前で降ろしたかったが、それをしたら潮音が嫌がると思ったので止めただけだった。
真田も一度車から降りてテニスバッグを渡した。
この時にさっき思った事を言おうとしたが、潮音の表情をみてはっとした。
すでに潮音はさっきまでの
『立海メンバー』の中にいる時の甘ったれた様な安心しきった表情は消えて
『青学メンバー』の中にいる時の穏やかさの中に緊張感を隠した表情に変わっていた。
そう『青学』の陽月潮音になっている。
そんな潮音を見て、心でため息をついた。
(真田)「言っても無駄かもしれぬが、無理だけはするな。」
「言われなくても今日は、大人しくしているよ。ありがとう、さな兄。」
(真田)「うむ。」
それだけ言うと真田は車に乗り込み潮音の姿が見えなくなると車は走り出した。
100mぐらいしか歩いてないのに、すでに潮音は息が上がってエレバーターに乗り込むと壁に背中を預けた。
そうでもしないと今にも倒れそうだったからだ。
いったい昨日から何度このメッセージを聞いたのか・・・
祝勝会の後に家には帰ったが、何度かけてもスマホの留守電の案内しか聞こえてこない。
結局は潮音のマンションまで来てしまっていた。
キミは、一晩立ってもスマホすら繋がらないし、帰ってこなかった。
今まで一度もなかったのに・・・
いったい何が起きたの?
ねぇ~潮音・・・
キミがいない、リビングは広くて
独りはこんなにも寂しいものだと教えてくれる。
「潮音・・潮音・・・潮音・・・・・」
呪文のように何度も何度も名前を言いながら、ソファーに座っていた。
(真田)「・・潮音、着いたぞ?」
「・・ふぇ?・・」
気持ちよさそうに眠っていた潮音を起こすのは、忍びなかったが真田は起こした。
案の定寝ぼけた声を上げた。
「ごめんなさい・・寝ていて。」
(真田)「構わない。」
「ブランケットありがとう。」
弱弱しいながらも潮音は、真田に笑顔を向けた。
普段の笑顔を知っている真田は、痛々しくさえ感じていた。
車から降りるとマンションの目の前じゃないと知って、潮音は内心ほっとしていたが真田はとしては複雑だった。
本当なら目の前で降ろしたかったが、それをしたら潮音が嫌がると思ったので止めただけだった。
真田も一度車から降りてテニスバッグを渡した。
この時にさっき思った事を言おうとしたが、潮音の表情をみてはっとした。
すでに潮音はさっきまでの
『立海メンバー』の中にいる時の甘ったれた様な安心しきった表情は消えて
『青学メンバー』の中にいる時の穏やかさの中に緊張感を隠した表情に変わっていた。
そう『青学』の陽月潮音になっている。
そんな潮音を見て、心でため息をついた。
(真田)「言っても無駄かもしれぬが、無理だけはするな。」
「言われなくても今日は、大人しくしているよ。ありがとう、さな兄。」
(真田)「うむ。」
それだけ言うと真田は車に乗り込み潮音の姿が見えなくなると車は走り出した。
100mぐらいしか歩いてないのに、すでに潮音は息が上がってエレバーターに乗り込むと壁に背中を預けた。
そうでもしないと今にも倒れそうだったからだ。