第3話 おてんば娘の大冒険
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海堂は日課のランニング途中で、休憩ポイントの公園に入って行った。
いつも座るベンチの近くというか、上から声が聞こえて来た。
耳を澄ませていると子供の声。
「もう少しだから、じっとしててよ。」
なんぬきなしに見上げた。
「なっ!!」
木の上には小さくなった潮音がいた。
「何してんだ?」
「あ!かい・・薫お兄ちゃん。下に落ちていたヒナを巣に戻すんです。」
「だからって、こんな高さの木に登ったら危ないだろう。俺がやるから、そこにいろ!」
「大丈夫!よく木登りしていたから。それに枝の細い所に巣があるから子供の方が都合が良いの。そんなに心配だったら、下で見ていて万が一の時は、サポートして。」
潮音が言った通りに巣があるのは、周りの葉に隠れる様に枝の密集地の中央付近で、とても枝が細い。
海堂は自分の体の大きさを考えて、無理だと判断した。
そんな事を考えながら潮音を見ていると、ヒナを無事に戻した所だった。
下にいる海堂に向かって『にっこり』と笑顔を見せる。
自分1人だけに向けられた事など、ほとんどなく免疫がなかったので、赤くなった顔を背けた。
幹まで戻って来て、するすると降りて来ているのを安心して見ていた。
だが潮音の悲鳴が聞こえるのと同時に、真っ逆さまに落ちて来た。
下で構えていた海堂の腕の中に『ボスっ』と音共に収まった。
「な・・・ナイスキャッチ。」
と言いながら満面の笑みを浮かべている潮音を間近で見ては、さすがの海堂も怒る気など消えていた。
「ナイスキャッチじゃねぇーだろーが・・無茶しやがって。なんで落ちたんだ?」
いつも座るベンチの近くというか、上から声が聞こえて来た。
耳を澄ませていると子供の声。
「もう少しだから、じっとしててよ。」
なんぬきなしに見上げた。
「なっ!!」
木の上には小さくなった潮音がいた。
「何してんだ?」
「あ!かい・・薫お兄ちゃん。下に落ちていたヒナを巣に戻すんです。」
「だからって、こんな高さの木に登ったら危ないだろう。俺がやるから、そこにいろ!」
「大丈夫!よく木登りしていたから。それに枝の細い所に巣があるから子供の方が都合が良いの。そんなに心配だったら、下で見ていて万が一の時は、サポートして。」
潮音が言った通りに巣があるのは、周りの葉に隠れる様に枝の密集地の中央付近で、とても枝が細い。
海堂は自分の体の大きさを考えて、無理だと判断した。
そんな事を考えながら潮音を見ていると、ヒナを無事に戻した所だった。
下にいる海堂に向かって『にっこり』と笑顔を見せる。
自分1人だけに向けられた事など、ほとんどなく免疫がなかったので、赤くなった顔を背けた。
幹まで戻って来て、するすると降りて来ているのを安心して見ていた。
だが潮音の悲鳴が聞こえるのと同時に、真っ逆さまに落ちて来た。
下で構えていた海堂の腕の中に『ボスっ』と音共に収まった。
「な・・・ナイスキャッチ。」
と言いながら満面の笑みを浮かべている潮音を間近で見ては、さすがの海堂も怒る気など消えていた。
「ナイスキャッチじゃねぇーだろーが・・無茶しやがって。なんで落ちたんだ?」