STAR16 天使の湯会議
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格納庫に戻りダラーでクロスから降りると、カガリの乗るルージュに駆け寄った。
まだコックピットにいるカガリが、気がかかりで外からハッチを開いた。
予想通りに震えて涙を流していた。
「カガリ大丈夫だよ。AAに戻って来たよ。」
「シオン…わ…私は…何も…何も出来なかった……」
ぎゅっと抱きしめた。
「カガリのせいじゃない。世界の流れもあるから。自分を傷つけないで。」
そんなシオンの行動をクルー達は、暖かく見守っていた。
ただ1人だけは渋い顔をしていた。
マードック軍曹だ。
「嬢ちゃんも訓練受けた人間じゃないんだよな〜。なのにあーやって恐怖を見せずに降りて来て、周りの心配をするとは…
この先坊主みたいにならなきゃいいが…」
先の大戦でのキラの姿が重なって見えていた。
コックピットからカガリを降ろすと、ロッカールームまで連れて行った。
通路にいるとキラとカガリが同時に出て来たので、カガリの事はキラに任せた。
最後尾の展望室に来た。
私が出れば、消えない命もあると思った。
それはただの思い上がりだった。
私1人が出た所で、たかが知れている。
それでも消したくないと思った。
「ハイネ…面識なんてなかったけど、今は敵同士だけど、消したくなかったよ。彼方のの命を…どうかこれが慰めになりますように……」
シオンは歌い出した。
『暗い海に沈んで行く
それだけではない
道に迷わぬように
月灯りを道標に変えて
羽ばたく準備をして』
「どうかこの戦いで傷ついた魂達が、迷わず天に召されます様にお導きください。」
ドッグタグを握りしめて祈った。
「こちらにいたしましたか。」
「ラクスどうしたの?」
「お誘いに参りました。行きましょう。」
どう言ってラクスに連れて来られたのは、天使の湯だった。
中に入るとカガリが、なんとも言えない顔をして湯船に入っていた。
知ってはいたけど、なんんでここのお風呂って、こうも岩風呂風なんだろう。
ラクスと私が入って来たのに気がついて1度は顔を上げたカガリだが、直ぐに下げてしまった。
一瞬だけラクスがいたずらっ子の様な顔をしたと思ったら、手で作った鉄砲でカガリの顔に水ならぬお湯を命中させた。
「どうしました?難しいお顔をなさって。」
「これで良かったのかな…と思って。」
カガリがそう思うのは当然だと思う。
彼女は18歳にして国のトップだ。
「まず決める。そしてやり通す。これが何かを成す時の唯一の事ですわ。」
私の好きなラクスの凛とした声。
自分で納得ができたのかして、カガリは出て行った。
ここでキラが隣に入っているのを思い出した。
「これからもクロスに乗るんですよね?」
「そうなる。さすがにさがしてもサイズの合うパイロットスーツは無かったけど。私に出来る事をしないと。みんなには心配かけると思うけど、これは私の決意だから。誰に言われても覆す気はない。この後クロスの調整に行かなきゃ行けないから、そろそろ出るね。」
シオンが湯船から出ると、ラクスは顔を下に向けて何かを考えていた。
脱衣所で軍服に着替えているシオンは、スカートの裾がほつれているのを見つけた
あれだけの戦闘をしていたのだから、しょうがないと思いそのまま格納庫に向かうのだった。
男湯にいたキラは、戦争に出たらシオン【クロス】を護ろうと心の中で強く思った。
だが、その考えはシオン自身特に心を遠ざける物だとは考えもつかないでいた。
まだコックピットにいるカガリが、気がかかりで外からハッチを開いた。
予想通りに震えて涙を流していた。
「カガリ大丈夫だよ。AAに戻って来たよ。」
「シオン…わ…私は…何も…何も出来なかった……」
ぎゅっと抱きしめた。
「カガリのせいじゃない。世界の流れもあるから。自分を傷つけないで。」
そんなシオンの行動をクルー達は、暖かく見守っていた。
ただ1人だけは渋い顔をしていた。
マードック軍曹だ。
「嬢ちゃんも訓練受けた人間じゃないんだよな〜。なのにあーやって恐怖を見せずに降りて来て、周りの心配をするとは…
この先坊主みたいにならなきゃいいが…」
先の大戦でのキラの姿が重なって見えていた。
コックピットからカガリを降ろすと、ロッカールームまで連れて行った。
通路にいるとキラとカガリが同時に出て来たので、カガリの事はキラに任せた。
最後尾の展望室に来た。
私が出れば、消えない命もあると思った。
それはただの思い上がりだった。
私1人が出た所で、たかが知れている。
それでも消したくないと思った。
「ハイネ…面識なんてなかったけど、今は敵同士だけど、消したくなかったよ。彼方のの命を…どうかこれが慰めになりますように……」
シオンは歌い出した。
『暗い海に沈んで行く
それだけではない
道に迷わぬように
月灯りを道標に変えて
羽ばたく準備をして』
「どうかこの戦いで傷ついた魂達が、迷わず天に召されます様にお導きください。」
ドッグタグを握りしめて祈った。
「こちらにいたしましたか。」
「ラクスどうしたの?」
「お誘いに参りました。行きましょう。」
どう言ってラクスに連れて来られたのは、天使の湯だった。
中に入るとカガリが、なんとも言えない顔をして湯船に入っていた。
知ってはいたけど、なんんでここのお風呂って、こうも岩風呂風なんだろう。
ラクスと私が入って来たのに気がついて1度は顔を上げたカガリだが、直ぐに下げてしまった。
一瞬だけラクスがいたずらっ子の様な顔をしたと思ったら、手で作った鉄砲でカガリの顔に水ならぬお湯を命中させた。
「どうしました?難しいお顔をなさって。」
「これで良かったのかな…と思って。」
カガリがそう思うのは当然だと思う。
彼女は18歳にして国のトップだ。
「まず決める。そしてやり通す。これが何かを成す時の唯一の事ですわ。」
私の好きなラクスの凛とした声。
自分で納得ができたのかして、カガリは出て行った。
ここでキラが隣に入っているのを思い出した。
「これからもクロスに乗るんですよね?」
「そうなる。さすがにさがしてもサイズの合うパイロットスーツは無かったけど。私に出来る事をしないと。みんなには心配かけると思うけど、これは私の決意だから。誰に言われても覆す気はない。この後クロスの調整に行かなきゃ行けないから、そろそろ出るね。」
シオンが湯船から出ると、ラクスは顔を下に向けて何かを考えていた。
脱衣所で軍服に着替えているシオンは、スカートの裾がほつれているのを見つけた
あれだけの戦闘をしていたのだから、しょうがないと思いそのまま格納庫に向かうのだった。
男湯にいたキラは、戦争に出たらシオン【クロス】を護ろうと心の中で強く思った。
だが、その考えはシオン自身特に心を遠ざける物だとは考えもつかないでいた。
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