STAR10 確認そして出航
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キラが戻ってきたから私達も外に出た。
今まであった家・木々・花は崩れ消えていた。
写真やTVでした見た事のない戦いの爪痕が広がっていた。
所々地肌すら見えている。
さっまでの音と振動の恐怖にさらさられていたこと子供達は、さらに恐怖に感じたのか泣き出した。
頭の中で前奏のリズムを取りながら、ゆっくり歌いだした。
どん底にいる時に、よく聞いた歌。
どうか、ここにいる皆にも再生の這い上がる力をくれますように。
シオンは僕達の方を向いて、崖の上で真夜中の空と海をバックにしている。
初めて聞く曲だけど、この空間に溶け込みそうなほど、合っている。
撃たれたばかりのシオンに、歌う体力なんてないはず。
今だって体が傾きかけている。
それでもシオンの声が・・瞳が・・歌わせてと訴えている。
歌い終わると泣いていた子供達が、シオンの周りに集まっていた。
「皆はこれから何をしたい?なんでも良いよ。思いついたものを言ってみて。」
次々に子供達は、思いを口にした。
さっきまで恐怖で泣いていた子供達が、元気に希望を口にしている。
これはシオンの魔法?
ぽかんとこの様子を見ていた。
後ろからバルドフェルドさん、マリューさん、アイシャさんの会話が聞こえた。
「こりゃプラントに引っ越しは無理だな。」
「そうね。」
「確かに。」
夜明けと同時にみんながバタバタと動き出した。
その様子を子供達の側にいるカリダさんとマルキ導師と見ていた。
ここを離れる彼ら。
これからAAは出航する。
彼等の戦いをするために。
そんな事を考えていると、エターナルに乗っていた時の服装に着替えたラクスがいた。
「シオンこれを・・・」
ラクスが差しだしたのはオーブの軍服。
「え?これを・・私に?」
「私たちはシオンにも一緒に来てほしいのです。過酷な
事になるのは、分かっています。それでも・・・」
先の大戦で前線にいたラクスだ。
戦場がどんなところか彼女も嫌って程知っている。
だから伏目がちに言っているのだ。
受け取る前に考えた。
艦にいても何もできない私。
軍服 を着るだけの・・覚悟と意志をの強さを持っているのか。
「迷うのは当然です。ですが私達はいても良い人物でもありません。おいきなさい。貴方は見ているだけの傍観者であってなりません。」
静かにでもどこか力強くマルキオ導師はシオンに言った。
「それは前におっしゃった『SEED』を持つものだからでしょうか?」
マルキオ導師は首を縦に動かした。
「分かりました。着替えてきます。」
「おまちしていますわ。」
きっと先の大戦のキラのように、私も戦場に出なければならない意味がとそこで知らなければならない『何か』があるはず。
ここに来た理由もわかるかもしれない。
そんな思いで軍服に袖を通した。
スカートのポケットが膨れているので、手を入れるとIDカードが入っていた。
オーブの住人だと示すものだ。
カガリがキサカさんにでも頼んで作ったのだろう。
「ありがとう。私なんかにために。」
最小限の荷物をカバンに入れて部屋を出た。
戻るとラクスが子供達1人1人を抱きしめていた。
私もそれにならって、左腕だけで多子供達抱きしめた。
最後の子を抱きしめる後にカリダさんと向き合った。
複雑な顔で私を見る。
なんで?まさか、あの夜を知っているの?
ここにきて修羅場??
そう思って身構えいると抱きしめられた。
「か・・カリダさん?!」
「娘を嫁がせる親の気持ちはわからないけど、こうして送り出さなきゃならないのは寂しいわ。ちゃんとキラと帰ってきてね、シオン。」
「・・・努力して戻ってきます。」
オーブ軍の敬礼をカリダさんに向けてしてラクスと歩き出した。
AAの入り口にはキラがいた。
「お待たせ。」
「うん。待っていたよ。あれ?どうしたの?」
いつもと雰囲気の違うシオンにとまどった、。
答えたのはラクスだ。
困惑したシオンに僕はまだ肝心な言葉を聞いてもいないのに、すっかり有頂天になっていた。
顔を真っ赤にしているシオンに噴出した。
「あはは!シオンかわい。」
ついでに抱きしめた。
「わ!!キラ!!」
「親公認とは嬉しいな。2人で絶対に帰ろうね。」
僕は抱きしめたままシオンを離して改めて見れば、当たり前だけど同じ軍服を着ている。
右腕を怪我しているから上着は肩に掛けているだけ。
それでもシオンらいい雰囲気を出している。
「言い方変だけど、似合ってるね。僕と同じ階級なんだね。」
シオンは慌てて自分の階級を見た。
「え?本当だ。1番下でいいのに。」
「今まで1つも何1つ同じものって持ってないから嬉しいけどね。ま、AAじゃ階級なんて関係ないけどね。」
こんな風に落ち着いていられるのも、このあと少ない妥だろうと言う思いと、こんなシオンをいつまでも見ていたいという思うが交差している。
「アークエンジェル発信!!」
マリューの声と共に動き出した。
また世界は混沌とした物になっていく。
AAもその渦の中に巻き込まれて行く。
生と死の狭間に揺れるのだった。
今まであった家・木々・花は崩れ消えていた。
写真やTVでした見た事のない戦いの爪痕が広がっていた。
所々地肌すら見えている。
さっまでの音と振動の恐怖にさらさられていたこと子供達は、さらに恐怖に感じたのか泣き出した。
頭の中で前奏のリズムを取りながら、ゆっくり歌いだした。
どん底にいる時に、よく聞いた歌。
どうか、ここにいる皆にも再生の這い上がる力をくれますように。
シオンは僕達の方を向いて、崖の上で真夜中の空と海をバックにしている。
初めて聞く曲だけど、この空間に溶け込みそうなほど、合っている。
撃たれたばかりのシオンに、歌う体力なんてないはず。
今だって体が傾きかけている。
それでもシオンの声が・・瞳が・・歌わせてと訴えている。
歌い終わると泣いていた子供達が、シオンの周りに集まっていた。
「皆はこれから何をしたい?なんでも良いよ。思いついたものを言ってみて。」
次々に子供達は、思いを口にした。
さっきまで恐怖で泣いていた子供達が、元気に希望を口にしている。
これはシオンの魔法?
ぽかんとこの様子を見ていた。
後ろからバルドフェルドさん、マリューさん、アイシャさんの会話が聞こえた。
「こりゃプラントに引っ越しは無理だな。」
「そうね。」
「確かに。」
夜明けと同時にみんながバタバタと動き出した。
その様子を子供達の側にいるカリダさんとマルキ導師と見ていた。
ここを離れる彼ら。
これからAAは出航する。
彼等の戦いをするために。
そんな事を考えていると、エターナルに乗っていた時の服装に着替えたラクスがいた。
「シオンこれを・・・」
ラクスが差しだしたのはオーブの軍服。
「え?これを・・私に?」
「私たちはシオンにも一緒に来てほしいのです。過酷な
事になるのは、分かっています。それでも・・・」
先の大戦で前線にいたラクスだ。
戦場がどんなところか彼女も嫌って程知っている。
だから伏目がちに言っているのだ。
受け取る前に考えた。
艦にいても何もできない私。
「迷うのは当然です。ですが私達はいても良い人物でもありません。おいきなさい。貴方は見ているだけの傍観者であってなりません。」
静かにでもどこか力強くマルキオ導師はシオンに言った。
「それは前におっしゃった『SEED』を持つものだからでしょうか?」
マルキオ導師は首を縦に動かした。
「分かりました。着替えてきます。」
「おまちしていますわ。」
きっと先の大戦のキラのように、私も戦場に出なければならない意味がとそこで知らなければならない『何か』があるはず。
ここに来た理由もわかるかもしれない。
そんな思いで軍服に袖を通した。
スカートのポケットが膨れているので、手を入れるとIDカードが入っていた。
オーブの住人だと示すものだ。
カガリがキサカさんにでも頼んで作ったのだろう。
「ありがとう。私なんかにために。」
最小限の荷物をカバンに入れて部屋を出た。
戻るとラクスが子供達1人1人を抱きしめていた。
私もそれにならって、左腕だけで多子供達抱きしめた。
最後の子を抱きしめる後にカリダさんと向き合った。
複雑な顔で私を見る。
なんで?まさか、あの夜を知っているの?
ここにきて修羅場??
そう思って身構えいると抱きしめられた。
「か・・カリダさん?!」
「娘を嫁がせる親の気持ちはわからないけど、こうして送り出さなきゃならないのは寂しいわ。ちゃんとキラと帰ってきてね、シオン。」
「・・・努力して戻ってきます。」
オーブ軍の敬礼をカリダさんに向けてしてラクスと歩き出した。
AAの入り口にはキラがいた。
「お待たせ。」
「うん。待っていたよ。あれ?どうしたの?」
いつもと雰囲気の違うシオンにとまどった、。
答えたのはラクスだ。
困惑したシオンに僕はまだ肝心な言葉を聞いてもいないのに、すっかり有頂天になっていた。
顔を真っ赤にしているシオンに噴出した。
「あはは!シオンかわい。」
ついでに抱きしめた。
「わ!!キラ!!」
「親公認とは嬉しいな。2人で絶対に帰ろうね。」
僕は抱きしめたままシオンを離して改めて見れば、当たり前だけど同じ軍服を着ている。
右腕を怪我しているから上着は肩に掛けているだけ。
それでもシオンらいい雰囲気を出している。
「言い方変だけど、似合ってるね。僕と同じ階級なんだね。」
シオンは慌てて自分の階級を見た。
「え?本当だ。1番下でいいのに。」
「今まで1つも何1つ同じものって持ってないから嬉しいけどね。ま、AAじゃ階級なんて関係ないけどね。」
こんな風に落ち着いていられるのも、このあと少ない妥だろうと言う思いと、こんなシオンをいつまでも見ていたいという思うが交差している。
「アークエンジェル発信!!」
マリューの声と共に動き出した。
また世界は混沌とした物になっていく。
AAもその渦の中に巻き込まれて行く。
生と死の狭間に揺れるのだった。