ステップ3 卒業にて
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テスト休みが明け3年生は卒業式となった日、潮音が教室に入ると真っ先に新一が声をかけた。
「おはよ。学年末の順位見たか?」
「おはよう。」
意味が分からない潮音は首を横に振る。
ガクッと首を下に向けた新一は腕を掴むと教室を出た。
「こういうもんぐらい確認しとけ。」
新一の視線をたどると『3学年学年末上位者』と大きな文字で書かれており、1位の所には『陽月潮音』2位には『工藤新一』とあった。
「中学の最後で抜かすヤツがいるなんて思わなかったぜ。」
「今までずっと首席だったの?」
「あぁ。しかも10点以上も差つけられるなんてな。」
「日本のテストには慣れてないから色々焦った。苦手分野もあるし。」
「苦手分野なんてあるのか?」
驚いたように新一は潮音を見る。
「日本史、古文、実技なら美術と体育の球技。学科は触れてこなかったからね。漢字は何文字かミスあったのは分かっていたんだけどね。」
退屈な卒業式が終わり、クラスメイトと写真を撮っていた新一だが、視線は常に潮音を探していた。
クラスメイト達から解放されると裏庭へと足を運んだ。
「やっぱりここに居たか。」
新一だと確認するといつも座っていた巨木に潮音は触れた。
「今日でここに来るのも最後だから、お別れを言いに来たの何か用あった?」
「最後にここで歌聞きたくてさ。いいか?後友達?」
「かまわないわ。」
『来いよ』新一が声を掛けると影から3人の男子生徒がわらわらと出てきた。
3人共クラスメイトだった。
「俺たちの名前分かる?」
「右から前川くん、渡瀬くん、君島くんでしょ。」
イケメンとベビーフェイスが揃うと迫力あるなと潮音は思いながら名前を上げた。
声をかけらのは、親しみやすい笑顔の前川だった。
「俺たちのサッカー部良くつるんでるんだ。」
「で、新一から陽月さんの歌の事聞いてたから聞かせて!!!」
クスっと微笑む潮音に赤くなる4人。
「リクエストにお応えするわ。何が良い?」
4人が一斉に曲名を言うので潮音はびっくりしていた。
新一以外の3人は同じ曲で、潮音は4人の前に立つとスカートの裾を摘んでお辞儀をしてから歌い出した。
歌い終わると拍手が送られながら『なんであんな高い声が出るんだ』
『澄み切った声』『もっと聞きたい』と言われた。
新一の方を向き
「あなたのリクエストは何?」
「翼をくださいが良い。」
「分かったわ。」
そう言いながら潮音は驚いていた。
3人には『なんでだ?』と言われたが新一にとっては潮音と最初に視線が合った時に歌っていた潮音との思い出の曲なのだ。
やはり拍手喝采だった。
『もっと前から聞いておけば良かった。新一だけずるい。』などど声が上がる。
落ち着かせようと潮音はこう言った。
「高校も同じなんだから、私の歌でいいなら機会あると思うよ。」
「だよな。」
「うん、うん。」
「高校でも同じクラスになりたい。」
「合ってほしい。」
『何願望言ってんだ』い言う声も上がるが、潮音にとって2度目の中学卒業となった。
「おはよ。学年末の順位見たか?」
「おはよう。」
意味が分からない潮音は首を横に振る。
ガクッと首を下に向けた新一は腕を掴むと教室を出た。
「こういうもんぐらい確認しとけ。」
新一の視線をたどると『3学年学年末上位者』と大きな文字で書かれており、1位の所には『陽月潮音』2位には『工藤新一』とあった。
「中学の最後で抜かすヤツがいるなんて思わなかったぜ。」
「今までずっと首席だったの?」
「あぁ。しかも10点以上も差つけられるなんてな。」
「日本のテストには慣れてないから色々焦った。苦手分野もあるし。」
「苦手分野なんてあるのか?」
驚いたように新一は潮音を見る。
「日本史、古文、実技なら美術と体育の球技。学科は触れてこなかったからね。漢字は何文字かミスあったのは分かっていたんだけどね。」
退屈な卒業式が終わり、クラスメイトと写真を撮っていた新一だが、視線は常に潮音を探していた。
クラスメイト達から解放されると裏庭へと足を運んだ。
「やっぱりここに居たか。」
新一だと確認するといつも座っていた巨木に潮音は触れた。
「今日でここに来るのも最後だから、お別れを言いに来たの何か用あった?」
「最後にここで歌聞きたくてさ。いいか?後友達?」
「かまわないわ。」
『来いよ』新一が声を掛けると影から3人の男子生徒がわらわらと出てきた。
3人共クラスメイトだった。
「俺たちの名前分かる?」
「右から前川くん、渡瀬くん、君島くんでしょ。」
イケメンとベビーフェイスが揃うと迫力あるなと潮音は思いながら名前を上げた。
声をかけらのは、親しみやすい笑顔の前川だった。
「俺たちのサッカー部良くつるんでるんだ。」
「で、新一から陽月さんの歌の事聞いてたから聞かせて!!!」
クスっと微笑む潮音に赤くなる4人。
「リクエストにお応えするわ。何が良い?」
4人が一斉に曲名を言うので潮音はびっくりしていた。
新一以外の3人は同じ曲で、潮音は4人の前に立つとスカートの裾を摘んでお辞儀をしてから歌い出した。
歌い終わると拍手が送られながら『なんであんな高い声が出るんだ』
『澄み切った声』『もっと聞きたい』と言われた。
新一の方を向き
「あなたのリクエストは何?」
「翼をくださいが良い。」
「分かったわ。」
そう言いながら潮音は驚いていた。
3人には『なんでだ?』と言われたが新一にとっては潮音と最初に視線が合った時に歌っていた潮音との思い出の曲なのだ。
やはり拍手喝采だった。
『もっと前から聞いておけば良かった。新一だけずるい。』などど声が上がる。
落ち着かせようと潮音はこう言った。
「高校も同じなんだから、私の歌でいいなら機会あると思うよ。」
「だよな。」
「うん、うん。」
「高校でも同じクラスになりたい。」
「合ってほしい。」
『何願望言ってんだ』い言う声も上がるが、潮音にとって2度目の中学卒業となった。
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