不安のち晴れやか
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昨日久しぶりに彼氏から電話があった。
いつも以上にそっけない様に感じた。
あんな態度なら、なんで掛けて来たのよ!
今日の事も何も言わなかったし、忘れちゃったのかな。
向こうは充実しまくりって事?
私も学校生活充実してるし、慣れている土地だけど彼がいないと隣がスカスカするのにな。
やっぱり離れちゃうとダメなのかな?
こんなに不安に駆られているのは私だけ?
不安で押しつぶされそう。
まだ私の事、好きだよね?
こんな事を考えながらトボトボと帰って来るとマンション前に人影が見えた。
誰かの帰りを待っているのかな?
うらやましいな。
嘘、そんな事ないよね?
人影が大きくなるにつれ、ドクドクと心音が大きくなる。
それと同時に高揚感があふれそうになる。
立っている人が、ダルそうな横顔がこちらを向く。
軽く口角が上がり目もうっすら笑っている様に見える。
大好きな顔だ。
「おかえりなさい、潮音さん。」
「光くん、ただいま。なんでここにいるの?」
「家上がらして。それから話そう。」
予想外の彼氏である財前光くんの訪問に気をよくして家に入った。
家主の私よりも先にソファーに座って手招きをする。
そばに行くと腕を引っ張られてそのまま隣に座った。
ぎゅっと抱きしめられて耳元で「会いたかった」と囁かれた。
体を離すと真面目な顔となった。
「誕生日おめでとうさんです。」
「覚えててくれたの?」
「当たり前やないですか。大事な彼女の誕生日を忘れるなんて、そんな薄情な彼氏とちゃいます。」
「う、嬉しい。」
そう言うとボロボロ涙をこぼした。
「しゃ~ないっすね」なんて言いながら親指で涙を払ってくれる。
「プレゼント渡したらもっと泣きそうやな。」
「あるの?」
あきれたように、ため息を吐かれてしまった。
「これです」そう言って出された四角い包みを開けると指輪が入っていた。
「ありがとう」そう言いながら、また涙が流れる。
左の薬指に付けてくれた指輪は、サイズぴったりだった。
「これペアリングなんや。」
そう言いながら左手を見せてくれる。
「最高の誕生日をありがとう。会えて幸せだよ。」
「大げさやな。やっと笑顔が民れましたわ。ただ腹減りました。」
「ごめん。ご飯1人分しかないや。」
「ちゃうこっち。」
ふにふにと唇を押されるから首を縦に動かす。
顔中にリップ音と共にキスを降らして最後に唇に落としてくれた。
「日曜の夜には大阪帰りますけど、それまではたっぷり食わせてもらいます。ええな潮音。」
いじわるな笑顔で言われてしまっては、長い夜になりそうだ。
いつも以上にそっけない様に感じた。
あんな態度なら、なんで掛けて来たのよ!
今日の事も何も言わなかったし、忘れちゃったのかな。
向こうは充実しまくりって事?
私も学校生活充実してるし、慣れている土地だけど彼がいないと隣がスカスカするのにな。
やっぱり離れちゃうとダメなのかな?
こんなに不安に駆られているのは私だけ?
不安で押しつぶされそう。
まだ私の事、好きだよね?
こんな事を考えながらトボトボと帰って来るとマンション前に人影が見えた。
誰かの帰りを待っているのかな?
うらやましいな。
嘘、そんな事ないよね?
人影が大きくなるにつれ、ドクドクと心音が大きくなる。
それと同時に高揚感があふれそうになる。
立っている人が、ダルそうな横顔がこちらを向く。
軽く口角が上がり目もうっすら笑っている様に見える。
大好きな顔だ。
「おかえりなさい、潮音さん。」
「光くん、ただいま。なんでここにいるの?」
「家上がらして。それから話そう。」
予想外の彼氏である財前光くんの訪問に気をよくして家に入った。
家主の私よりも先にソファーに座って手招きをする。
そばに行くと腕を引っ張られてそのまま隣に座った。
ぎゅっと抱きしめられて耳元で「会いたかった」と囁かれた。
体を離すと真面目な顔となった。
「誕生日おめでとうさんです。」
「覚えててくれたの?」
「当たり前やないですか。大事な彼女の誕生日を忘れるなんて、そんな薄情な彼氏とちゃいます。」
「う、嬉しい。」
そう言うとボロボロ涙をこぼした。
「しゃ~ないっすね」なんて言いながら親指で涙を払ってくれる。
「プレゼント渡したらもっと泣きそうやな。」
「あるの?」
あきれたように、ため息を吐かれてしまった。
「これです」そう言って出された四角い包みを開けると指輪が入っていた。
「ありがとう」そう言いながら、また涙が流れる。
左の薬指に付けてくれた指輪は、サイズぴったりだった。
「これペアリングなんや。」
そう言いながら左手を見せてくれる。
「最高の誕生日をありがとう。会えて幸せだよ。」
「大げさやな。やっと笑顔が民れましたわ。ただ腹減りました。」
「ごめん。ご飯1人分しかないや。」
「ちゃうこっち。」
ふにふにと唇を押されるから首を縦に動かす。
顔中にリップ音と共にキスを降らして最後に唇に落としてくれた。
「日曜の夜には大阪帰りますけど、それまではたっぷり食わせてもらいます。ええな潮音。」
いじわるな笑顔で言われてしまっては、長い夜になりそうだ。
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