3 不二の変化
名前は?
この小説の夢小説設定テニスの王子様
不二周助の後輩彼女
リョーマと微妙な三角関係
後輩に立海メンバーでます。
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いつもの 微笑みで
いつもの 声で
『桜原さん』と呼ぶ
『明湖』とじゃなく
こんなにも
言葉の響きが違うなんて
考えた事なかった
3 不二の変化
3日後、不二は普通に登校していた。
ただ、登校するなら『明湖に、関する記憶がない』と校内中が知った。
1部の女の子達からは歓喜に近い声が上がった。
明湖を気にせず、不二にに近づく女の子が一気に増えた。
部活に行くと黄色い歓声がすごかったので、明湖は、すぐに不二が来ていると分かった。
いつ以来かな?
こんなに賑やかなのは……
明湖がコートに入って行くのが見えると、女の子達は煙たそうな目で見ていた。
「桜原平気?なんならコート変える?」
「大丈夫だよ。リョーマくんの心配症!」
反対側のフェンスに寄りかかっていた菊丸先輩と目が合うと『ごめん』と言いたげなポーズをしていた。
どうやら連れて来たのは、菊丸先輩だ。
明湖が休憩に入るとそばに不二が歩み寄って来た。
フェンスの外からは『いや〜〜』『よんないで下さい』などの碑銘が聞こえた。
なんで部活中に、ここまで言われなきゃならないの?
私が彼女なんですけど。
記憶がないのに彼女って言う自体が、無理なのかな。
こんな声をこれ以上聞いていたら精神的に疲れを感じだすからコートに、戻ろうとすると、後ろからいきなり手首を掴まれた。
「待って!僕は謝らなきゃいけない事があるんだ。お見舞いに、来てくれたときに初対面なんて言ってごめん。桜原さんは、全国でのミクスドのパートナーだったのに。」
恐る恐る明湖は、聞いてみた。
「思い出しだしたんですか?」
「その事だけね。」
「そうですか。気にしてませんから。」
振り返りもせず、それだけ言って去ろうとしたらリョーマくんが私と周助先輩との間に入ってきた。
「桜原さんじゃなくて明湖でしょ。そう呼んでいたのも覚えてないんっスか?」
「え?」
「リョーマくんここで騒いじゃ!」
「越前、あと悪いんっすけど不二先輩グラウンド20周!」
だから止めたのに、海堂部長なら声が響いた。
文句を言い出そうなリョーマくんは唇を噛みしめながら、周助せずはしょがないかなって顔をしながら走りに行った。
「[#ruby=明湖_おまえ#]は、コートに戻れ。」
空を見上げながら
「私にも責任あるで走って来ます。」
「無理すんじゃね~ぞ。」
「はい。」
すれ違いになりながら返事をして走りに行った。
海堂部長がつかんだ違う優しくて泣きそうになったのと、とてもじゃないけど今は、コート入る元気がなかった。
走った来たのは後にコートにに入ったが明湖の打つボールは、ネットを超すことはなかった。
テニスをはじめてからの初の出来事だと明湖は、気がつかなかった。
昨日のお詫びと言いたげに、菊丸先輩は周助先輩を連れて、お昼休みにクラスにやって来た。
リョーマくんも一緒に行くと言い出したので、4人で屋上でお弁当を広げている。
なんて日常にに近いんだろ。
こんな時間を久しぶり。
「不二の肉団子美味しそうだにゃ〜。1個ちょうだい!」
「クス。いいよ。英二からは、卵焼きもらうかな?」
「ダメ〜!卵焼きは桜原からもらえばいいじゃん!不二好きなんだし。」
「桜原さんから?そうだね。隠し味に生クリームが入っていて、オムレツみたいなんだよね。」
3人が驚いた。
この中でも明湖が1番驚いていた。
「不二思い出したの?」
「え?違うよ。色を見てそう思った、いた!」
こめかみを押さえて、眉間にシワを寄せた。
「大丈夫ですか?」
「ごめん。ちょっと保健室に行ってくるよ。」
「ついてこ〜か?」
「平気。」
お弁当を片付けて度合いなら向かって歩いて行く後姿をボーったら見ながら明湖は、不二が意識を取り戻した日に、主治医から聞いた話を思い出していた。
『記憶を無理にもどすことは、今の医学ではできません。それに無理に思い出せるような事をすると今度は、空の精神に負荷をかけるので、彼自身にまかせるしかなです。』
保健室のベッドに横になりながら、なぜあんな事を言ったのかを考えていた。
頭で考えるよりも先に口にしていたので、考えても答えは出なかった。
代わりに頭がズキズキしている。
最近こんな頭痛が増えた。
それも決まって桜原さんの事を考えるとだ。
よる寝ようとしても、眼を閉じると桜原さんの寂しそうな、何処か影のある笑顔が瞼の裏に張り付いたようなら浮かんでいていた。
そのせいか、この所寝不足だ。
桜原さんとすこし距離を置こう。
でなければ僕の体力が保たない。
『これでいいんだ』と言う僕と、反対に自分のことなかったでもう1人のボクが、何かを叫んでいるけど、今の僕には聞こえない。
さっき飲んだ薬が効いて来たのか、束の間の眠りに、入った。