Ecstasy
夢小説設定
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【You「………。」】と設定します。
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【アオイの部屋】
貴「………。」
夢が終わり、私は目を覚ました…。
スッキリしない目覚め…。
重い身体を起こし、部屋から出た…。
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【廊下】
扉を開けると、廊下は暗く灯りは消えたままだった…
まだ、1日の始まりじゃないんだ…
貴「………。」
フラフラと歩く…。
昨日見た夢が頭から離れられない…
カルラさんは目的の為にユイちゃんの血を求めてる…
始祖の血を持つ、ユイちゃんを始祖の女に…?
絶滅を免れる為、始祖の繁栄を願う為…
カルラさんは、ユイちゃんに自分の子供を…
カルラさんの望み…勤め…
『始祖以外の女は、必要ない、要らぬ存在だ。』
私は、ただの人間……
カルラさんの本心は、私なんか要らない…
…イナライ……。
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【キッチン】
貴「………。」
私は蛇口を捻り、コップに水を入れ、ゆっくり飲み干した…。
貴「……!」
私は、キッチンに置かれていた、ナイフを見つけた。
貴「………。」
私は、ソレを手に取る。
貴「………。」
カルラさんは、どうして私を引き入れてくれたんだろう…?
貴「………。」
いや、疑問なのは……私の方にもある…。
カルラさんは、ユイちゃんに子供を産ませたいのに…
どうして、こんなに胸が騒つくんだろう…?
…私…嫉妬してる…?
…カルラさんの事が、好きだから…?
貴「…っ……。」
目が熱い……私、彼への想いに、泣きたいんだ…。
私はカルラさんが、好き…。
でも、カルラさんは、私を求めていない…。
いつか、捨てられるんだ…。
だったら、せめて___。
貴「…アノ人ヲ、私ノモノ(家族)ニスレバ…。」
私は、ナイフを握り締め、彼の部屋へ行こうとするが。
__『罪深きイブ。』
___『逝くのか、残るのか。』
貴「!」
唐突に、思い出した神様の言葉…。
貴「………。」
……いや、もう"カゾク作り"は、やめよう…。
私は、沢山の人を犠牲にした…。
人を殺した時の快感と、後にくる酷い後悔…。
神様にすら『罪深きイブ』と呆れられている…。
貴「……。」
何もかも、失ったのなら…
前を見ず…目を閉じるしかない……。
だから、もう…ここで命を断とう。
私は、カルラさんと一緒に生けない…生きてはいけない存在…要らない存在…。
だから…私は、独りで終わるんだ。
刃を首元に当て、覚悟を決めた時だった。
カルラ「何をしている。」
貴「?!」
カルラ「それは、私の所有物…勝手に触れるな。」
貴「……。」
カルラ「まだ就寝の時間だぞ。馬鹿な真似をしている暇があるなら、部屋に戻れ。」
貴「……。」
カルラさんが、私の姿に、冷静でいられるなら…
やっぱり、私なんか…。
カルラ「アオイ。」
貴「…カ、カルラさんの仲間達は、何処にいるのですか?」
カルラ「?」
貴「エンデツァイトっていう病気な何なんですか?」
カルラ「アオイ?」
貴「カルラさんは、私より、ユイちゃんが良いんでしょう?」
カルラ「おい!」
貴「始祖の繁栄を、ユイちゃんに自分の子供を産ませたいんでしょう!」
カルラ「おい、貴様!」
貴「人間の私なんか、要らないんでしょう!」
カルラ「落ち着け、アオイ。さっきから何の話をしている。」
私は、少々錯乱を起こしているアオイの腕を掴み、自分の方へ向かせた。
カルラ「?!」
私は、アオイの姿に衝撃を受けた。
貴「……。」
アオイの瞳が、死に目の状態で泣いていた。