Ecstasy
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___カチカチ。
戦争を阻止しようと、カルラさんのお母様は、お父様に説得していた。
でも、お父様は聞く耳を持たず、お母様を殴った…。
お父様は、お母様を地下牢に閉じ込めるようと、実の息子に命令をした…。
カルラさんの表情が辛い……。
___それから、どうなったんだろう…?
__ヒュン!
ん?…何だろう?
__ピチャッ。
血の付いた、ナイフ?
『…カルラ、このナイフで、あの人を病気に…エンデツァイトにすれば良いのよ。』
『母上?!』
『決して、血に触れてはなりません!』
声だけ聞こえる。
カルラさんとお母様の声…。
『母上!何故、そのような事をするのですか?!』
『愛しているの、ギースを…。』
『?』
『カルラ、父上を、ギースを許して。哀れな人なの…ごめんなさい…。』
『…。』
__【エンデツァイト】…?
始祖達が次々に消滅していく、病気の名前?
その血の付いたナイフで、お父様を…?
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【大広間】
__ガキン!!!
__?!
ギース『カルラ!貴様、自分が何をしているのか、分かっているのか?!』
カルラ『分かっています。けれども…こうせねばならない!』
ギン!!
ギース『っ…クソ、誰か、誰かいないのか?!』
カルラ『誰も来ません。人払いされたのは、貴方。』
ギース『カルラ。父上にこのように剣を向けるなど、許されると…』
カルラ『思いません。』
ギース『?!ならば、貴様は狂ったのか?!』
カルラ『私は冷静です。父上……!!』
ギース『カルラアアアア!!!』
ドスっ!!
ギース『グアァァ!!!!…ゆ、許さんぞ…カルラ…。』
カルラ『……。』
お父様……カルラさん……。
"お父さん"………。
シン『ち、父上!!』
?!…シン君……。
シン『に、兄さん…。』
カルラ『……。』
シン『兄さん!これはどういう事?!どうして父上を、アンタが?!』
カルラ『……それは。』
シン『答えろ!!』
従卒A『?!ギースバッハ様!!』
従卒B『カ、カルラ様…。』
従卒A『その剣は…血は…!』
カルラ『……。』
従卒A『と、捕えろ。その反逆者を牢へ捕えろ!!』
メーネ『?!カルラ、貴方も怪我を!!』
__ガシャン!!
__突然、目の前に牢屋の檻が現れた。
カルラさんは、そのまま牢獄に入れられたんだ…。
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暗い牢屋の中、戦争でやられる始祖達の悲鳴…。
牢屋の中で、エンデツァイトの発症で咳込む者と…病死していく始祖達…。
仲間達が、次々と消えていく…。
そして、カルラさん達のご両親も、亡くなってしまった…。
カルラさんと、シン君…あれから、どうしていたのだろう…。
___カチカチ。
___カチカチ。
___カチカチ。
時計の針の音が、うるさいぐらい鳴り響く…
かなり、未来が進んだみたい…。
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【地下牢】
カルラ『__これが、ヴァンパイアに貪られ続けた女の成れの果てと言うわけか、なかなか面白い。』
__え?
カルラ『つまり貴様は、自分でどうするかを全て知ったうえで決めたいのだな?』
カルラさん、何の話を…?
ユイ『そうです!』
ユ、ユイちゃん?!…どうして?!
カルラ『本当に小賢し、人間の分際で。仮に私が貴様に私の目的を伝え、それが受け入れがたいものだとした、貴様はどうする?自ら命を立つのか?』
カルラさんの目的…?
カルラ『我らは貴様の意思が如何であろうと、貴様の血が必要、利用するまでだ。』
ユイちゃんの血…?
カルラ『貴様の血について、教えてやる。』
ユイ『え?…本当ですか?』
カルラ『さっきも言ったが、貴様が如何思おうと私には関係ない。そう、言い続けてきた通りだ。』
ユイ『……。』
カルラ『貴様の心臓、それは魔王の娘の物。魔王の娘の女な母は【始祖】の女なのだ。』
?!…てことは、ユイちゃんの心臓は魔族の…?!
ユイ『コーデリアのお母さん?』
カルラ『始祖というのは、代々、始祖同士で血脈を繋いでいく種族なのだが…訳あって女は魔王の妃となった。そして、我らは今…種の絶滅の危機に瀕している。始祖という血を受け継ぐのは、この地に今や、私とシンの2人のみ…。』
…2人…だけ…。
カルラ『貴様の血は始祖のそれ、完全とまではいかないが…。』
ドク…。
カルラさん…。まさか…。
カルラ『これで全てだ、貴様は何も知らぬ方が良かったのではないか?最も、貴様が何と言おうが私は貴様をモノにする…。』
ドク……ドク……。
ユイ『こ、来ないで!どうして、私に拘るのですか?!』
ドク……ドク……ドク……。
ドク…ドク。
カルラ『【始祖】でなくてはならない。それが始祖のルール。』
…ドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドク
ドクドクドクドクドクドク
カルラ『始祖以外の女など、私には必要ない。……"要らぬ存在だ"。』
__パリン。
カルラ『ここで、抱いてやる…。』
ユイ『嫌ああ!!!!』
…………………
…………
……
…ワタシハ……イラナイ……。
___ビシャッ!!
すると、突然目の前が真っ赤になった…。
血のような色だった…
でも、私は気にも留めなかった……。