Ecstasy
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【翌日】
不思議な夢から目覚めて、私はカルラさん達とリビングで朝ご飯を食べていた。
今日は、使い魔さんが作ってくれた、林檎がたっぷり入ったアップルパイだ。
カチカチと、ナイフとフォークが食器に当たる音だけが鳴り響く。
貴「………。」
……アップルパイ。
そう言えば、昨日の夢で…私は蛇が現れるまで、誰の許可も無く、林檎をもぎ取って、一口食べたんだっけ…。
……罪深きイブ……。
アダムとイブ……。
貴「…………。」
私は、ふと食事中のカルラさんを見ていた。
私は、カルラさんの事…何も知らない…。
彼の人生や経験、過去すら知らない…。
他にも、彼の望みがあれば聞いてみたい…。
シン「アオイ?」
貴「!!な、何?」
私がカルラさんの方を見続けていたのか、シン君が不思議そうに私の名前を呼んだ。
シン「兄さんの方をじっと見てるけど、どうかした?」
貴「!あ、ご、ごめんなさい…何でもないの。カルラさんも食事中にすみませんでした…。」
カルラ「……ならば、食事を進めろ。話があるなら後で聞こう。」
貴「はい。すみません…。」
カルラ「…………。」
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シン「ご馳走様でした。んじゃ兄さん、ちょっと出掛けてくるね。」
カルラ「あぁ。」
貴「いってらっしゃい。」
シン君は、リビングから出ていった。
貴「………。」
カルラ「アオイ。」
貴「はい?」
カルラ「今日は、何がしたい?話があるなら聞いてやるぞ。」
貴「……カルラさん、今日は1人でエントランスホームにある絵画を見に行っても良いですか?」
カルラ「構わん。何かあれば、私を呼べばいい。」
貴「はい。じゃあ、ちょっと行ってきます。」
カルラ「あぁ。」
そして、私もリビングの方を後にした。
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【万魔殿のエントラスホール】
ここはカルラさんが集めた絵画が沢山飾っていて、彼のお気に入りの場所でもある。
私は、ここで絵画達を眺めている。
貴「…………。」
彼について知りたい事…別に焦る事じゃない。
私は今こうして穏やかに過ごせているんだから…
カルラさんの事は、少しずつ、おのずと、分かってくるはず…。
でも……一つだけ気になる。
万魔殿…
こんなに広いお城なのに…
カルラさん達の両親や、親戚、仲間達は…何処にいるの?
……どうして、いないの?