Ecstasy
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アオイを万魔殿に迎え入れて数日後。
この城での生活に慣れて来たのか、少しずつ、彼女の精神も安定し…血液の状態も正常に戻ったそうだ。
__しかし、彼女の目は、まだ偽りの生きたまま…
彼女の瞳は、これ以上改善しないのだろうか…
いや、そんな筈はない…。
美術館の屋根の上で、あの満天の星空を見た時と、彼女自身の苦痛を泣きながら私に伝え、共に魔界へ向かう時の喜びの目(表情)は、確かだ。
___アオイ。
カルラ「っ!…ぐっ…。」
……またか…。
カルラ「…っ…はぁ………。」
…… アオイ。
カルラ「…………。」
……私は、必ず貴様を救ってやる。
__守ってやる。
…この身が何れ、朽ちようとも。
_その時だった。
トン、トン、トン__。
カルラ「?」
包丁…。キッチンの方からか?
?『〜♪〜♪』
…誰か居るのか?
__________
______
【キッチン】
貴「〜♪〜♪」
カルラ「アオイ。」
貴「!あっ、カルラさん。おはようございます。」
カルラ「何をしている?」
貴「フフッ。朝ご飯を作ってるんですよ。」
カルラ「!…無理をしなくても良いのだぞ。」
貴「いえ。大丈夫です。それに……いつもカルラさん達に助けて貰いましたから、ちゃんと御礼がしたいんです。」
カルラ「!」
貴「恩返しとして、カルラさんはリビングで待っててください。シン君も一緒に。」
カルラ「……分かった。貴様の料理、楽しみにしているぞ。」
貴「はい!」
_________
______
【リビング】
__ガチャ。
シン「あ。兄さん……あれ?アオイは?」
カルラ「キッチンに居る。私達に朝食を振る舞ってくれるそうだ。」
シン「え!アオイが、飯を?」
カルラ「あぁ。」
シン「でも、どうして?」
カルラ「恩返しがしたいそうだ。」
シン「お、恩?」
カルラ「今まで私達がアオイにしてきた事への御礼がしたいとな。」
シン「!…そ、そうなんだ。楽しみだね、アオイの手料理。」
カルラ「あぁ。」
__ガチャ。
貴「おはよう、シン君。丁度良かった。朝ご飯出来たよ。生ハムのサンドイッチと…林檎とナッツがたっぷり入ったパイだよ。」
カルラ「ほぅ…!」
シン「な、ナッツのパイ!凄く美味そうじゃん!いただきます!」
貴「どう?お味の方は?」
シン「ん!美味い!凄く美味しいよ。」
カルラ「フッ。私好みの味だ。」
貴「良かった!///」
カルラ「アオイも食べると良い。」
貴「はい!では、いただきます。」
______朝食、完食。
シン「ご馳走様でした。」
貴「シン君。コレお弁当。中にナッツが入った袋もあるから休憩時間に食べてね。」
シン「ありがとう!」
貴「後、コレ……ユイちゃんに渡して。」
シン「?手紙?」
貴「あの子には、随分心配させちゃったから…【私はカルラさん達と3人で、元気にしています】って伝えてほしいの。」
シン「あぁ、分かった。渡しておくよ。」
カルラ「シン。そろそろ時間だ。」
シン「はいはい。じゃあ行ってくるね。兄さん、アオイ。」
貴「行ってらっしゃい。」
_________
_______
【学園】
キーンコーンカーンコーン…!
ユイ「え!アオイちゃんが?」
シン「アンタの事を気にしてたから手紙を書いてくれたんだよ。」
ユイ「そうなんだ…。良かったぁ、アオイちゃん無事で。」
シン「アンタ達は親友同士なんだから、たまには万魔殿に遊びに来なよ。アオイも喜ぶだろうし。」
ユイ「うん。ありがとう、そうさせてもらうね。」
シン「良いよ。さーてと!アオイが作ってくれた、お弁当の中身はっとぉ♪」
_パカッ。
ユイ「わぁ!凄く美味しそうだね!」
シン「へっ!だろー!……ん?何?この変なウインナー、タコみたいな形してるけど?」
ユイ「へぇ!シン君のお弁当にタコさんウインナー入ってるんだ、可愛い!//」
シン「?…タコさん?…ウインナー?」
ユイ「うん!アオイちゃんの愛情がこもった、お弁当だね。」
シン「………。」
…確かに、良く出来てるけど。
なんで、わざわざウインナーをタコに?