Ecstasy
夢小説設定
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__コンコン。
使い魔「失礼します。」
ガチャ。
使い魔「お食事のご用意が出来ました。」
貴「!」
使い魔「お嬢様の分もご用意が出来ておりますので、リビングへ起こし下さいませ。」
カルラ「分かった。」
使い魔「では、失礼致しました。」
__バタン。
貴「………。」
シン「じゃあ、アオイ。リビングに行こうか。」
貴「…う……うん…。」
カルラ「……では、参るとしよう。」
_________
_______
【リビング】
ガチャ。
シン「お!今日は、白身魚の塩焼きか!」
貴「…………。」
カルラ「アオイ、私の隣りに座ると良い。」
貴「……はい。」
私はカルラさんに手を引かれ、椅子に座らせた。
貴「………。」
白身魚の塩焼き……美味しそう。
それに、サラダと……味噌汁…。
それから、銀製のフォークと、ナイフ…。
貴「…………。」
カルラ「では、頂くとしようか。」
シン「うん!いただきます!」
貴「!…い、いただきます…。」
私が、ナイフとフォークを持った時だった。
貴「!」
__ファッ!!!
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_____
父『こんな、クッソ不味いもん食わせやがって!』
貴『ごめんなさい!ごめんなさい!!』
父『まともに料理も出来ない奴には、こうして躾けてやる!!!』
___グサっ!!
貴『ああああああああ!!!!』
_________
______
貴「っ……。」
カチカチカチカチ…。
貴「…ぁ……あ……。」
突然のフラッシュバックで、フォークとナイフを持つ手が震え、お皿が鳴る。
シン「?どうしたの?アオイ。」
貴「ひっ?!!」
シン「アオイ?」
カランカラン!
貴「?!!!」
シン君の声に動揺してしまい、ナイフを落としてしまった。
ドクン。
__やめて、やめて!
ドクン。ドクン。
私を叱らないで、私を切らないで!刺さないで!!
ドクン。ドクン。ドクン。
私は、急いで床に落ちたナイフを取ろうとした時だった。
カルラ「使い魔。」
貴「!!!!」
カルラ「何をしている、さっさと拾え。」
使い魔「も、申し訳ございません!お嬢様、今新しいナイフをお持ちしますね。」
貴「っ……っ……。」
カルラ「アオイ。こちらへ来い。」
貴「?!!」
カルラ「恐るな。私の膝の上に座れ…食事のやり方を教えてやる。」
貴「っ!……。」
カルラ「さぁ、こちらへ。」
貴「っ……。」
私は、身体を震わせながら、ゆっくりカルラさんに近づき膝の上に座った。
すると、カルラさんは優しく後ろから抱きしめた。
貴「!!」
カルラ「貴様が落ち着くまで、こうしといてやる。」
貴「っ」
使い魔「お嬢様、お待たせしました。新しいナイフを……。」
シン「あ、あぁ。とりあえず、置いといてくれる?」
使い魔「あ、はい。……では、失礼致しました。」
貴「……。」
カルラ「落ち着いたか?」
貴「…はい。」
カルラ「では、もう一度。持ってみろ。」
貴「はい…。」
私は再びフォークとナイフを持ってみると、私の手にカルラさんの手が重なった…いや、握られた。
貴「!……?」
すると、カルラさんは私の手を誘導し、白身魚をフォークで押さえ、丁寧にナイフを切っていく。
貴「………。」
カルラ「この器具は人を傷つける為の道具ではない。こうして、切っていく事で食べ易くする道具だという事を覚えておくと良い。」
切り分けた、白身魚は私の口元へ持って行き食べてみた。
貴「………美味しい…。」
カルラ「そうか。……他に食べてみたいものがあれば言ってみろ、私が食べさせてやる。」
貴「はい…。」
シン「…………。」
この光景を、オレはどんな顔をして見ていれば良いのかな?