_________
_____
涙となり、声となり、自分の気持ちを全ての曝け出した
アオイは、落ち着くまで私は優しく頭を撫で、抱き締めてやる。
貴「…っ……うっ……っ……。」
カルラ「……………。」
アオイの声が少しずつ、落ち着きを取り戻していく。
____だが、その時だった。
__ウーーー!ウーーー!。
カルラ「!…この音は?」
貴「!!……パトカー……サイレンの音……。」
ウーーー!!ウーーー!!
サイレンの音が、こちらに近付いてくる。
病院から、脱走した事がバレ…
さっきの事件が、
アオイが起こしたものだと目星を付け、奴等は此処に来きたというのか。
___
アオイを再び捕らえる為に。
カルラ「チッ…。」
貴「…っ……いや……嫌だ……もう、閉じ込められたくない……っ…。」
アオイが震えている。
捕まれば、次はそのまま牢獄行きになるだろう…。
そうなれば…もう、
アオイに自由などない__。
____私は。
カルラ「
アオイ。」
貴「…カルラ…さん…?」
カルラ「飛ぶぞ。」
貴「……えっ?」
カルラ「私と共に来い。
アオイ!」
貴「!……っ……」
カルラさんが手が、私に差し出してきた……。
貴「……い………。」

貴「__はい!!」
私は、涙を浮かべながら駆けよって来た
アオイを抱き抱え…。
あの青い月へ向かって…私達は舞い上がった。
___________
_______
司会『臨時ニュースをお伝えします。今日、午後9時半頃に【神去市(かみさりし)】で無差別大量殺人事件が起こりました。
倒れている遺体は皆、首元を切られた痕跡と、人の歯形や食い尽くされたような無惨な状態でした。
そして午後9時頃に、病院の方から【緋月
アオイさんが脱走した。】と警察に連絡を受け…
今回の事件も、彼女に関わりがあるという事で警察が彼女の行方を追っています。』
___________
_______
司会『えぇ。先程の事件の様子ですが…。
警察によりますと、緋月さんは廃教会に向かったと情報があり、捜査をしたものの…。
どういう訳か、内部の痕跡が全く見当たらないと報告を受け。
__緋月さんは、そのまま行方不明となった模様です。』
__________
______
__私は、教会から離れる前に魔力を使用した…。
教会内に残る私と、
アオイの痕跡を消して…。
___二度と、彼女を追いかけて来ないように。
カルラ「……………。」
貴「………カルラさん…。」
カルラ「?」
貴「………私を……連れてって……。」
___もっと、遠くへ!
カルラ「………………。」
貴「………………。」

カルラ「…ふっ……ならば、暫く眠っているといい。」
【Maniac END】