Maniac
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【特別教室】
___午後9:30頃___。
カルラ「……………。」
私は、いつものように特別教室で本を読んでいた。
いつもと変わらない学園生活。
だが今夜は何故だか、心が妙にざわつく…。
私は一度、読書を後にし…アオイの勾玉を手に取り、それを見つめた。
学園に到着した時に現れた、勾玉の亀裂…。
アオイの心が思念となり反応したのであれば、あの女は今頃……。
___そう思っていた、その時。
ファッ!!
カルラ「!」
またしても突然、勾玉に変化が現れた。
だか今回のは、今までよりも激しく光り出し、やがて………。
……ミシミシ……___パリン!!!!!
カルラ「?!」
勾玉が更に亀裂がはしり、私の目の前で、割れたのだ。
パラパラ…。
ピンクの欠片が床に散らばる。
カルラ「…これは、一体…。」
ガラガラ___。
シン「兄さん?なんだか凄い音がしたけど、どうしたの?」
カルラ「…………アオイの勾玉が割れた。」
シン「えっ?!……な、なんで?」
カルラ「……………。」
シン「兄さん…。あの子に何かあったの?」
__ガタッ。
シン「!に、兄さん?何処に行くの?」
カルラ「貴様が気にする事ではない。」
シン「…………。」
カルラ「……シン。」
シン「?……何、兄さん?」
カルラ「…………部屋を空けておけ。」
私はシンに、そう告げ学園を後にした。
シン「……兄さん。」
………兄さんも、随分変わっちゃったな。
昔のオレだったら、そんな兄さんは許さないし認めないけど。
なんだか……。
__そういう兄さんも、嫌いじゃないかも。
_________
______
【神無町の上空】
カルラ「…………。」
_________
______
(過去)
_____私が幼かった頃。
母上が『父上を、止めるよう。』にと、私に母上の血を付着したナイフを渡された。
___『血に、触れてはなりません。』と。
その言葉に従い、私は父上、ギースバッハの元へ行った。
カルラ『私は冷静です、父上。___っ!!!』
___殺す為に。
ギース『カルラァアアアアア!!!!』
そして、母上に言われた通り、父上を止める事が出来た私だが……
父上の反撃もあり、私の傷跡に母上の血が入り込んでしまった。
父上を殺した私は捕らえられ…母上が居る地下牢に閉じ込められた。
__そして私は、母上に告げた。
クローネ『……そうですか。血が傷に入り込んでしまったのですね…。』
カルラ『申し訳ありません、母上。注意を分かっていながら、私は…。』
クローネ『良いんですよ。無事にギースを止める事は出来たのですから。』
カルラ『…しかし私は、これから先はいずれ…。』
クローネ『……………。』
カルラ『……………。』
クローネ『…カルラ。こちらへ来てちょうだい。』
カルラ『?…はい。』
私は、母上に近いた時……母上は私を優しく抱きしめた。
カルラ『!…母上?』
クローネ『ごめんなさい、カルラ。…貴方には何度も辛い思いをさせてきましたね。』
カルラ『……母上。』
クローネ『しかし、これだけはよく聞いてちょうだい。』
カルラ『?』
クローネ『私はもう、長くはありません。貴方は、この先…もっと辛い事が起こります。いずれ、始祖の皆もこの病で命が尽きることでしょう。
しかし、カルラ。貴方の大切な弟…シンは何がなんでも、この病から守ってください。』
カルラ『……。』
クローネ『そして、カルラ……貴方を優しく支えてくれる未来の妃と幸せになってください。』
カルラ『え?』
クローネ『魔界の子でなくても構いません。この世界には、もう一つの世界【人間界】が存在します。』
カルラ『人間…?』
クローネ『カルラ。シンと貴方の妃と共に、どうか長く生きて幸せになってください。』
カルラ『……母上……。』
そして、数日経ってクローネ…私の母上は…不治の病でこの世を去った。
_______
__________
そして、ヴァンパイアとの戦いに負けた始祖一族は、ヴァンパイアの王カールハインツによって始祖の城……万魔殿(ばんまでん)の門を封鎖し、幽閉された。
それのせいで、始祖の皆は次々に病に罹患し、命を落として逝った。
そして、生き残った始祖一族は…私とシンの二人だけになった。
私は、母上が言っていた【人間】と言う生き物を万魔殿の書斎で調べ尽くした。
月食によって、万魔殿の門を封じたカールハインツの魔力が弱まり、幽閉から解放された私達兄弟は…
始祖の絶滅を改善……子孫を繁栄させる道具の為に攫った、始祖の血を持つ小森ユイを使い目的を果たそうとした。
だが、あのヴァンパイア……逆巻アヤトによって始祖の女は連れていかれた。
私の病も徐々に進行していき、目的を諦めかけていた時。
小森ユイの友人…【緋月アオイ】に出会った。
あの女は、ユイや他の女とは違い…生きてはいるが…常に虚ろな目をしていた。
同じ人間であるにも関わらず、人間とは違うものを感じた私は、不思議に思い…
アオイに声をかけた。
そして、あの女の生き様を知った私は、酷く動揺し始めた。
始祖王であるにも関わらず、初めての感情だった。
アオイは私と同じ境遇で、実の父親に厳しく仕打ちされていた。
愛のない、厳しい教育………。
母上も、小森ユイも、【女】というものは、なにかあればすぐに泣く生き物だと思っていた……。
__だが_アオイは違った……。
自分の弱味を誰にも見せないよう。常に人前では明るく振る舞い、涙を流さず、誰にも助けを求めようとはしなかった。
___やがて、アオイの心は壊れてしまった…。
私とは違い…人の頼みで動かず、自分の意思で父親を殺した。
人間とは思えない行動をし始め、アオイは捕獲された。
そして、今は____。
__その時だった。
ある街にさしかかった時、血の匂いがした。
一人や、二人ではない………。
大勢の人間の血の匂いが、私の鼻につく……。
近くで見てみると倒れた人間は皆、首元を切り裂き、歯形や、貪ったような形の状態だった。
____まさか!
__あの女は、何処にいる?!
私は、再び上空からアオイを探し出した。
____そして。
アオイの匂いが微かにした。
その匂いを辿り、その先は_。
廃墟と化した教会。
その中で、独り寂しく………
アオイが座っていた……。