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夢小説設定
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【街中】
美術館で絵画や名画を見終えた私達は、それぞれの家に帰るため街中を歩いていた。
そして、交差点の所で足を止めた…。
貴「じゃあ私はここで、カルラさんとお出掛けが出来て楽しかったです。」
カルラ「あぁ。だが、ここで良いのか?家まで送ってやっても良いのだぞ?」
貴「ありがとうございます。でも、良いんです。あの道を真っ直ぐ行った所に私の家がありますので、大丈夫です。」
カルラ「そうか。」
貴「はい。あ、マフラーもありがとうございます。私が巻いてあげますね。」
カルラ「いや、自分でやる。」
貴「マフラーを貸してくれた、お礼です。やらせてください。」
カルラ「……。」
私は、カルラさんのマフラーを持ち主の首に丁寧に巻いてあげる。
すると、カルラさんの口から…。
カルラ「……居場所が辛いのであれば、このまま逃げても良いのだぞ。」
貴「……えっ?」
カルラ「……。」
貴「………。」
居場所が辛いのなら…?
魔族は、同情なんてしないのに…。
カルラさん、本当に私の事を心配してるみたい…。
でも……。
貴「…あの家は私が生まれ育った、たった一つの居場所……文化祭で言いましたよね…
『逃げても必ず戻ります。』って…
あの家がある限り…私は…必ず……帰ります…。」
カルラ「…………。」
貴「私の事を心配してくれているは、本当に感謝しているのですよ。でも私はこう見えて、我慢強い人ですから…大丈夫です。
本当に……大丈夫ですから…。」
カルラ「………。」
貴「よし、これで良いかなぁ。……はい、カルラさん巻き終えましたよ。」
カルラ「…あぁ。」
貴「フフッ。今日は本当にありがとうございました。じゃあ、また明日学校で会いましょうね。さようなら!」
カルラ「………。」
…アオイ………貴様は何故、そうまでして人に頼ろうとしない。
人間という者は本当に軟弱で脆く、理解が出来ん…。
_____キラン…。
カルラ「?…なんだコレは?」