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夢小説設定
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【You「………。」】と設定します。
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【外】
____シュワ!
カルラ「着いたぞ。」
貴「はい。」
警備員に見つかる前に、カルラさんの魔力で私達は瞬間移動をした。
そして、降り立った場所は…
ブワァ!
何故か、風が強い場所……。
貴「っ!風が強いっ……ここは、一体…」
カルラ「館の外、いや…館の屋根の上だ。」
貴「なるほど、屋根の上ですか。通りで風が強いと思っt……屋根の上…?まさか…;;」
私は恐る恐る、屋根の先端に立ってみる…。
ここの美術館は、展示物も多く訪れる客も多いから、建物は結構高い造りになっているから……;;
貴「ヒィッ!?た、高い!!;;」
カルラ「おい、そんな所に立っていると落ちるぞ。」
だったらなんで、こんな所に移動したのですか…;;
カルラ「ほら、こちらへ来い。アオイ。」
貴「!」
カルラさん、今……私の名前を。
カルラ「どうした?さっさと来い。」
貴「あ、はい!」
カルラ「見てみろ。今晩は綺麗な星空だ…あの名画のような美しい空だ。」
貴「星空?」
私は、カルラさんの言われた通りゆっくり顔を上に向けた。
空には、満天の星があちこちに散らばっていた。
もうすぐ、冬になるせいか…星がよりくっきりと見えて凄く綺麗だった。
貴「わぁ…!!」
私は余りにも美しい空に、声にならない声を出した。
カルラ「!」
貴「?……どうしました?」
カルラ「……いや、なんでもない。気に入ったのなら、見飽きるまで空を満喫していると良い。」
貴「?…はい。」
私の見間違いじゃないと思うけど…
カルラさんは不思議そうに私の顔をじっと見ていたような気がした…。
でも、今は……
貴「カルラさん、こんな綺麗な空を見せてくれて、ありがとうございます。なんだか、嫌な事が何もかも消し去った感じで凄く楽になりました。」
カルラ「フッ、そうか。」
貴「…///。」
………カルラさんにお礼を言った私は、もう一度、星空へと顔を戻した。
………このまま……
……時が、止まっていれば良いのにな…。