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【学園校門前】
アオイと交わした、約束の休日が訪れ
私は、あの女が来るのを待っていた。
…それにしても…始祖王である私が自分自身に疑問を感じた。
【何故、アオイと共に美術館に行きたいと思ったのか】だ…。
無論、私達は恋人ではない…。
この短時間で、あの女が学園ですれ違うだけで心を揺さぶられ惚れるような私ではない。
ただ……
あの女の、【死に目】を見た時だ……。
あの目を見てから、私の心が少し重みを感じた。
アオイの言う通り…魔族は【情】を持たない。
慈悲の心など、無視し捨て去るのが当たり前だ。
当然、始祖王である私もだ。
しかし、何故だ…。
この感情は一体…………。
…………………
…………
貴「カルラさん?」
カルラ「!…来たか。」
貴「大丈夫ですか?、少し怖い顔をしてましたが……あ!もしかして、かなり待たせてしまいましたか?!それでしたら、すみません!!」
カルラ「構わん。少々、考え事をしていただけだ。……それより、貴様。」
貴「?」
カルラ「その格好はなんだ?…秋の終わりだぞ。」
女の服装は、白いワンピースを1枚だけ身に纏っていただけだった。
貴「あ、あぁ………色々ありまして、私服はコレしか無いんです…。やっぱり、おかしいですよね…アハハ;;」
カルラ「…………寒くはないのか?」
貴「…大丈夫です。……慣れてるんで。」
カルラ「……そうか。」
アオイは我慢しているようだ。身体が小刻みに震えている。どう見ても大丈夫とは言えんが…。
貴「じゃあ、美術館にいk…くしゅん!うぅ…;;」
カルラ「……ハァ……やはり、寒いではないか…。私の近くに寄れ。」
貴「…?」
ボフッ。
貴「…え?」
カルラ「暫く貸してやる。」
貴「そ、そんな!それじゃ、カルラさんも寒いはずです!」
カルラ「私は魔族、ファーストブラッドの王だ…寒さなど感じない。」
貴「………。」
カルラ「帰るまで巻いていろ。」
貴「……ありがとうございます。……温かい//。」
カルラ「では、行くぞ。」
貴「はい!」