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文化祭の準備4日目……。
キーン!コーン!カーン!コーン!
ユイ「あ、終わっちゃった。でも、だいぶ良い感じになったし、これで良っか。」
貴「じゃあ、明日は最終日だから最後の作業に取り掛かるから…みんなの作品、しっかり乾かしといてね。」
全「はーい!」
ユイ「アオイちゃん、今日はどう?」
貴「ごめんね…今日も残るね。でも、後は細かい所を付け足していくだけだから、そんなに遅くはならないよ。」
ユイ「そうなんだ!うん、分かった。頑張ってね。バイバイ!」
貴「バイバイ!」
__________
_______
【30分後】
その時、事件が起きてしまった……。
貴「……………。ん~、とりあえず良い感じに仕上がったかな。さてと、後はしっかり乾かしてカバー掛けてっと……。」
カルラ「貴様、今回は早く終わったようだな。」
貴「!…カルラさん。今日も来てくれたのですね。はい!後は額を付けて教室の壁に飾れば準備完了です!」
カルラ「そうか。」
貴「はい!」
カルラ「……?…貴様、その手の傷はどうした?」
貴「!!!」
カルラ「?どうした?」
貴「あ、あぁ…これは、昨日の帰りに絵の具セットを片付けたら誤って鞄が机から落ちちゃってぶつけたんです…。」
カルラ「…………そうか。」
貴「えへへ、私、ドジですよね…;;」
カルラ「いや、気にするな…。貴様、小森ユイとは仲が良いみたいだが、あの女は貴様の友か?」
貴「はい!私の大切な友達…親友です!」
カルラ「では、逆巻や無神の奴等がヴァンパイアだという事も知っているのか?」
貴「…?…はい、もちろん知ってますよ。ユイちゃんがよく貧血で体調を崩してますし、お互いの心を開きあっている仲ですから、いつの間にか知ったんです。」
カルラ「フッ、なるほどな。」
貴「でも、カルラさん、何故そのような質問をしてきたのですか?」
カルラ「奴らの唾液には治癒効果がある。貴様のその傷は目立つだろうと思ってな。」
貴「あぁ、私の傷について心配してくれたのですね!ありがとうございます!でも、これぐらい大丈夫ですよ。カルラさんもアヤト君達の事をそこまで、ご存知だと言うことは…もしかして、貴方も『ヴァンパイア』なのですか?」
カルラ「……黙れ……。」
貴「……え?」
カルラ「……貴様……。今、私の事を何も知らずにヴァンパイアと言ったか?」
貴「…カ、カルラさん?どうしたのですか?いきなr」
パンッ!!!……ドンッ!
カルラさんは、いきなり私を平手打ちし、腕を掴み転倒させた。
貴「きゃっ!!?」
カルラ「私は、ヴァンパイアではない…。ヴァンパイア、ヴォルフ、アードラ、ビボラ…魔族全ての者を生み出した、『ファーストブラッド』であり、『始祖』だ。」
貴「し、始s…うぐっ!!?」
カルラさんは、私の首をギリギリと絞めてきた…。
カルラ「そして私は偉大なる始祖の王だ。その王に向かって容易くヴァンパイアと口にするとは、良い度胸だ…!」
ギリギリ………
貴「ぅ”……ぐっ……」
カルラ「クククッ…良い顔だな。あぁ、首の部分が色づいてきた……。」
貴「!!…ゴホッ、ゴホッ、ゴホッ!」
カルラさんは首から手を放し、そして、私の耳元で……。
カルラ「罰を与えてやる、貴様の血を吸ってやるから…覚悟しろ……。」
カルラさんは、私の喉元を噛み付いてきた。
貴「あ”ぐっ!!……っ……!」
カルラ「んっ…っ……ハァ…。やはり貴様のような人間の血の味は不味いな…だが、あの女に比べればマシと言える。クククッ……っ!」
貴「っ!!…っ……うっ!」
これが、今までユイちゃんが経験してきた【吸血】ってやつ…?
カルラ「んっ……っ……ハァ……んっ…。」
貴「ぐっ…っ…。」
何もかもが吸われていくような感じ……痛い……怖い……。
ファッ!!!
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貴「…っ…ごめんなさい、お父さん!ごめんなさい!!」
父「お前は、本当にどうしようもないな…謝って許すと思うな!!」
パンッ!!
貴「きゃっ!!!痛い……痛いよ……お父さん!!」
父「うるさい!!!」
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貴「!!!」
………今の……は……。
カルラ「っ………ハァ……。どうした?もう懲りたのか?まだ、罰は終わらないぞ。」
ファッ!!
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父「まだ、仕置きが足りねぇみたいだな…この野郎!!!!」
ドスッ!!!
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お父さんと………私…………。
…いや………いやだ……いやだ!!!!
貴「っ!!!!……あっ…あああ…ああああああああああああああああああ!!!!!!!!」
カルラ「?!貴様、いきなり奇声を上げるな、耳障r」
貴「ああああ!!!ごめんなさい!ごめんなさい!!ごめんなさい!!!いやああああああ!!!」
カルラ「っ!おい、聞いているのk」
貴「お父さん、止めて!!!!!」
カルラ「?!……貴様………今何と?」
貴「?!!カ、カルラさん……っ…」
私は、慌ててカルラさんから抜け出し「ごめんなさい」と一言謝って、逃げるように鞄を持って教室から出た。
カルラ「!…おい!」
___________
_____
私は、死に物狂いで走った…。
走って、走って、止まることなく走り続けた…。
………着いた、場所は……。
ガチャ!
貴「……ハァ……ハァ……ハァ……ハァ………。」
父「…アオイか……今日は、随分と早く帰って来たな……おい。」
貴「?!!!!」
……帰りたくない……実家(いばしょ)。
______バタン。