【鶴來 和紗】
本編の夢主（ヒロイン）。
『菓匠つるぎ庵』の看板娘。18歳。
本編スタート時は糠田が森高等学校の３年生、オカルト研究部所属。
毎朝、仏壇の前で手を合わせて「日日是好日なり」を唱えるという、10代らしからぬルーティンを行う。
祖父のような和菓子職人になりたいと思っている。
ある日、店にやって来た五条と出会ったことで自分の運命に向き合っていくことに。


【鶴來耕造】
和紗の祖父。『菓匠つるぎ庵』当主。
血の気が多い。昔ながらの職人気質。『あけづる』と店を継ぐ際に兄と確執があった。そのため兄の息子である甥っ子の博に対して負い目がある。

【宇良木博】
耕造の甥っ子。『つるぎ庵』共同経営者。
それ以前は金沢で会社を経営していたが、不景気のため倒産した。
野心家。『あけづる』の製造効率を上げるためオートメーション化を提案する。


【百合子】
和紗の４歳年上の幼馴染。妊婦。夫は村役場勤め。ミーハーで都会に憧れはあるものの、糠田が森での暮らしも悪くないと思っている。

【花ちゃん】
百合子の娘。ふくふくで可愛い。

【ケント】
糠田が森の地元の男の子。年長児。
七海さんと同じ名前だが、意味はない（ただ単に七海さんの名前を忘れていただけ・・・）。

【右近】
和紗の同級生でオカ研部員。
7:3分けの髪型に、丸眼鏡。

【小左内】
和紗の同級生でオカ研部員。
3:7分けの髪型に、四角眼鏡。

【鶴來耕嗣郎】
耕造の息子で、和紗の父親。
和紗が小学生の時に、糠田が森を出て行った。それ以来、音信不通。
耕造の初盆で糠田が森に帰郷した際、再会する。
現在は神戸で『洋菓子店フルリール』を営んでいる。

【大野祐希】
和紗の専門学校の同級生で、バイト先である老舗洋菓子店の跡取り息子。
和紗に想いを寄せているが、一方通行の模様。

【モイちゃん】
和紗の専門学校の同級生。本名は下井。関西出身。社会人のカレシがいる。

【陵慶太】
和紗の専門学校の臨時講師。
痩せ型で天然パーマにメガネの外見と、オドオドした態度で一見冴えないが、実は彫りの深い顔立ちの美形。
幼少の頃から、特級過呪怨霊『みささぎ』に取り憑かれている。同じく『みささぎ』に取り憑かれていたと思われる祖父と父を自死で亡くしている。
家族は母と、和菓子職人の継父とその連れ子の兄弟。

【三間祐平】
陵の義理の弟。地元の大学に通う大学生。人懐っこく、軟派な性格。

【鶴來咲和】
和紗の母。
京都の和菓子店に就職した耕嗣郎と出会い、結婚。和紗を授かる。府営団地で家族三人で暮らしていた。幼少期の和紗が原因不明の昏睡状態になり、回復を願って『香志和彌神社』で百度参りを行なっていた際に倒れる。
その後回復した和紗と入れ替わるように昏睡状態になり、衰弱してこの世を去った。

【千代婆】
五条家最古参の女中。元呪術師で毒蛇の式神を使う。五条の結婚相手に拘っている。

【紗樹】
耕嗣郎の娘で和紗の腹違いの妹。
しかし和紗との関係は知らない様子。小学生低学年くらい。

【奇子】
『額多之君』に我が子を生贄に捧げた母親の嘆きと悲しみが、長年呪いとして糠田が森の土地に染み付き、それが呪霊となった存在。
虹色の長い髪が特徴。
個人が持つ個人情報から能力、過去や願望にまつわる記憶が刻まれた『魂の皺』を読む術式を使う。