第22話 京都姉妹校交流会〜打ち上げ編〜
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「大丈夫かい?」
「は、はい」
冥さんに訊かれて、私は頷く。
「カルピスと思って飲んだからビックリしたけど、そんなにキツくはないですね。このお酒」
「まぁ、アルコール度数は2.5パーセント程度だからね。カルピスのヒントになった酒らしいし。モンゴルでは子どもも飲むらしいよ」
と言った硝子さんに続いて、歌姫さんが言う。
「とはいえ、ここは日本なのよ。どうしよう~、ハプニングとはいえ未成年にアルコール飲ませちゃったぁ。教員の身でありながら・・・」
「そもそも生徒がいる場でお酒出してるのがいけないんじゃないですか」
「ほとんど持って来たのはアンタでしょーっ、硝子!?」
そんな硝子さんと歌姫さんのやり取りが可笑しくて、その場の皆が笑った。
楽しいな。
楽しくて、心と体がふわふわして、なんだかもっと色々おしゃべりをしたくなってくる。
「・・・五条さんって、高専時代、どんな風だったんですか?」
今度は私から質問した。
硝子さん、歌姫さん、冥さんはそれぞれ即答する。
「バカ。クズ。ロクデナシ」
「先輩を敬わない無礼者」
「最強。でも厚顔無恥」
うん、そうでしょうとも。
いや、そういうことじゃなくて。
「・・・やっぱり、色んな女の人にモテてたんですか?」
と、私は小さな声でポツリとこぼした。
「・・・!」
すると、硝子さん達3人は驚いたようにお互いに顔を見合わせた。
そしてすぐにニヤリと笑って、
「まぁねぇ〜。アイツ顔は昔から良いから、それだけで寄ってくる女はいたわよねぇ」
と、歌姫さん。
(・・・わかってたけれど、人の口から聞かされるとグサッと来るな)
そう内心はモヤモヤしているけれど、私はグッと堪えて、
「そ、そうですよね。さぞかしモテたんでしょうねぇ」
と、笑って言った。
その途端。
「「「あははは!」」」
「!?」
皆に一斉に笑われて、私は動揺した。
「な、なに?」
「和紗さん、作り笑いが歪み過ぎ。頬が引き攣ってるわ」
と、野薔薇ちゃんが言った。
そう言われて、
「えっ?」
私は自分の頬をパッと手で覆った。
「和紗もそんな顔するんだな」
「ヤキモチ妬いちゃって可愛いーっ」
と、硝子さんと歌姫さん。
それで、私は自分がからかわれていたことに気づいた。
「も、もう・・・!」
「フフフ。愛い女 だね」
「冥さんまでからかわないで下さい!」
と、私はプンスカとふくれっ面した。
「モテるっつっても、どうせ何も知らない非術師の女どもにでしょ」
と言った真希ちゃんの言葉に、歌姫さんが頷く。
「そっ。高専関係者はアイツの性格の悪さとか、五条家・・・というか御三家に係るややこしさを知ってるから敬遠してたけどね」
そして、硝子さんが言った。
「それを知ってても言い寄ってたのは、本人あるいは実家の方が五条家に係る気満々の野心家ばっかりだったけどね」
「そーそー。でも、五条ってそういうのは毛嫌いしてたし」
と、歌姫さん。
「何も知らない非術師でも、五条の周りの呪いやら呪詛師の不穏な空気を感じ取って、離れていってたけどね」
「五条君よりもモテていたのは彼の方じゃないかな」
冥さんが言った。
「五条君の友人の、夏と・・・」
「オジャマしまーっす!」
そこで突然、ドアが開いた。
そして、部屋に入ってきたのは、
「和紗〜。帰るよーって、なんか酒くさくない?この部屋」
五条さん、その人だった。
「あらあら、お迎えですか」
ニヤニヤしながら歌姫さんが言った。
「和紗〜。残念だけど帰る時間だってー」
だけど私は、
「・・・嫌です。まだ帰りたくないです。まだまだ皆とおしゃべりしたいんだもの」
と、プイッと五条さんから顔を逸らした。
「は、はい」
冥さんに訊かれて、私は頷く。
「カルピスと思って飲んだからビックリしたけど、そんなにキツくはないですね。このお酒」
「まぁ、アルコール度数は2.5パーセント程度だからね。カルピスのヒントになった酒らしいし。モンゴルでは子どもも飲むらしいよ」
と言った硝子さんに続いて、歌姫さんが言う。
「とはいえ、ここは日本なのよ。どうしよう~、ハプニングとはいえ未成年にアルコール飲ませちゃったぁ。教員の身でありながら・・・」
「そもそも生徒がいる場でお酒出してるのがいけないんじゃないですか」
「ほとんど持って来たのはアンタでしょーっ、硝子!?」
そんな硝子さんと歌姫さんのやり取りが可笑しくて、その場の皆が笑った。
楽しいな。
楽しくて、心と体がふわふわして、なんだかもっと色々おしゃべりをしたくなってくる。
「・・・五条さんって、高専時代、どんな風だったんですか?」
今度は私から質問した。
硝子さん、歌姫さん、冥さんはそれぞれ即答する。
「バカ。クズ。ロクデナシ」
「先輩を敬わない無礼者」
「最強。でも厚顔無恥」
うん、そうでしょうとも。
いや、そういうことじゃなくて。
「・・・やっぱり、色んな女の人にモテてたんですか?」
と、私は小さな声でポツリとこぼした。
「・・・!」
すると、硝子さん達3人は驚いたようにお互いに顔を見合わせた。
そしてすぐにニヤリと笑って、
「まぁねぇ〜。アイツ顔は昔から良いから、それだけで寄ってくる女はいたわよねぇ」
と、歌姫さん。
(・・・わかってたけれど、人の口から聞かされるとグサッと来るな)
そう内心はモヤモヤしているけれど、私はグッと堪えて、
「そ、そうですよね。さぞかしモテたんでしょうねぇ」
と、笑って言った。
その途端。
「「「あははは!」」」
「!?」
皆に一斉に笑われて、私は動揺した。
「な、なに?」
「和紗さん、作り笑いが歪み過ぎ。頬が引き攣ってるわ」
と、野薔薇ちゃんが言った。
そう言われて、
「えっ?」
私は自分の頬をパッと手で覆った。
「和紗もそんな顔するんだな」
「ヤキモチ妬いちゃって可愛いーっ」
と、硝子さんと歌姫さん。
それで、私は自分がからかわれていたことに気づいた。
「も、もう・・・!」
「フフフ。愛い
「冥さんまでからかわないで下さい!」
と、私はプンスカとふくれっ面した。
「モテるっつっても、どうせ何も知らない非術師の女どもにでしょ」
と言った真希ちゃんの言葉に、歌姫さんが頷く。
「そっ。高専関係者はアイツの性格の悪さとか、五条家・・・というか御三家に係るややこしさを知ってるから敬遠してたけどね」
そして、硝子さんが言った。
「それを知ってても言い寄ってたのは、本人あるいは実家の方が五条家に係る気満々の野心家ばっかりだったけどね」
「そーそー。でも、五条ってそういうのは毛嫌いしてたし」
と、歌姫さん。
「何も知らない非術師でも、五条の周りの呪いやら呪詛師の不穏な空気を感じ取って、離れていってたけどね」
「五条君よりもモテていたのは彼の方じゃないかな」
冥さんが言った。
「五条君の友人の、夏と・・・」
「オジャマしまーっす!」
そこで突然、ドアが開いた。
そして、部屋に入ってきたのは、
「和紗〜。帰るよーって、なんか酒くさくない?この部屋」
五条さん、その人だった。
「あらあら、お迎えですか」
ニヤニヤしながら歌姫さんが言った。
「和紗〜。残念だけど帰る時間だってー」
だけど私は、
「・・・嫌です。まだ帰りたくないです。まだまだ皆とおしゃべりしたいんだもの」
と、プイッと五条さんから顔を逸らした。