第22話 京都姉妹校交流会〜打ち上げ編〜
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歌姫さんの話を聞いて、私は密かにワクワクしていた。
(楽しそう!参加したい!)
と思いながら、私はチラッと五条さんの表情を伺った。
視線がぶつかると、
「ふーん。じゃ、僕も女子禁制、男だけの打ち上げパーティーしよっかな。特に楽しそうじゃないけど」
と、五条さんは伏黒君の元へ向かって行ってしまった。
「ってなワケで、恵~。これからオマエの部屋で桃鉄全国制覇するまで帰れませんやるよー」
「嫌ですよ」
五条さんが立ち去って、歌姫さんはニッコリと私に微笑みかけた。
「ねっ、鶴來さんも参加して?」
「はい!ありがとうございます!」
すると、京都校の桃ちゃんが話を聞きつけてやって来た。
「先生~、それ私たちも参加していい?」
「仕方ないわねぇ。日付が変わる前には、アンタらはお開きにするのよ」
「え~~っ」
「え~って言わない。じゃ、一時間後に野薔薇の寮部屋に来て」
と、歌姫さんは去っていった。
一時間後。
歌姫さんに言われた通りに、私は野薔薇ちゃんの寮部屋に向かった。
部屋のドアをノックすると、
「和紗さん、いらっしゃ~い」
ドアが開いて、部屋着姿の野薔薇ちゃんが出迎えてくれた。
そして部屋の中には、
「お、来たね」
「さぁ、始めますか」
と、歌姫さん、硝子さん、真希ちゃん、京都校の女の子達が既に来ていて、部屋の床に所狭しと座り込んでいる。
小さな折り畳みテーブルにはジュースやお酒がいっぱい並べられていて、お菓子やおつまみは直接床に置かれていた。
(どこに座ったらいいんだろう)
と少し困っていたら、
「ここ、どうぞ」
と三つ編みの女性が、自分の隣のスペースをポンポンと叩いて、私に座るように促した。
私は促されるままに、彼女の隣に座った。
「ありがとうございます。えっと・・・」
「冥冥」
彼女は言った。
「これでも呪術師でね。高専卒業生ではあるけれど、現在は高専には所属せずフリーで活動しているんだ」
「へぇ・・・。そんな風に活動することも出来るんですね」
「冥さんは、私達の先輩なの」
私と冥さんの話に、歌姫さんが加わった。
「冥さんは一級呪術師でね。すっごーく強いの。高専時代は、一緒に任務に行って色々お世話になったなぁ」
「へー、そうなんだー」
と、関心を示したのは野薔薇ちゃん。
「ってそれより、冥さんの髪型ってどうなってるんですか?三つ編み、後ろ前逆じゃないの?何か意味はあるの?」
うん、それは私も気になってた。
でも、何となくツッコんではならない気がして黙ってたんだけど。
「三つ編みの位置は気分次第で変えてるよ」
と、冥さんは余計な指摘に怒ることなくにこやかに言った。
「だから、大して意味はない。高専時代は普通に額を見せたポニーテールにしていたよ」
「へー。今度違う髪型にしてよ。冥さんの顔はっきりと見てみたい―。きっと美人なんだろな」
「フフッ。いいよ、君の期待に応えられるかはわからないけれど」
そう言って、冥さんはグラスのシャンパンをクッと飲み干した。
空になったグラスに、硝子さんがシャンパンを注ぎながら、
「でも、冥さんがこういう場に参加するなんて珍しいですね。無意味な寄合は金にはならないってよく言ってるのに」
と言った。
その傍で、野薔薇ちゃんが私に飲み物をすすめる。
「和紗さん、何飲む?」
「あ、じゃあカルピスのソーダ割を」
「オッケー」
冥さんは注がれたシャンパンをすぐまた飲み干すと、
「金にはならないけれど、今回の打ち上げで是非、和紗と懇意になりたくてね」
と言った。
その言葉に、私は目を瞬かせる。
「私とですか?」
「そう。何て言ったって・・・」
と、冥さんは私の顔をジッと覗き込む。
「・・・・・・」
冥さんの妖しく艶めかしい雰囲気に飲み込まれて、私はドキドキしながら見つめ返した。
すると冥さんは、
「あの五条悟の婚約者だというのだから。是非、和紗しか知り得ない彼の情けない一面を教えてもらって、あの可愛げのない彼から弱みを握りたいものだと思ってね」
と、言った。
(楽しそう!参加したい!)
と思いながら、私はチラッと五条さんの表情を伺った。
視線がぶつかると、
「ふーん。じゃ、僕も女子禁制、男だけの打ち上げパーティーしよっかな。特に楽しそうじゃないけど」
と、五条さんは伏黒君の元へ向かって行ってしまった。
「ってなワケで、恵~。これからオマエの部屋で桃鉄全国制覇するまで帰れませんやるよー」
「嫌ですよ」
五条さんが立ち去って、歌姫さんはニッコリと私に微笑みかけた。
「ねっ、鶴來さんも参加して?」
「はい!ありがとうございます!」
すると、京都校の桃ちゃんが話を聞きつけてやって来た。
「先生~、それ私たちも参加していい?」
「仕方ないわねぇ。日付が変わる前には、アンタらはお開きにするのよ」
「え~~っ」
「え~って言わない。じゃ、一時間後に野薔薇の寮部屋に来て」
と、歌姫さんは去っていった。
一時間後。
歌姫さんに言われた通りに、私は野薔薇ちゃんの寮部屋に向かった。
部屋のドアをノックすると、
「和紗さん、いらっしゃ~い」
ドアが開いて、部屋着姿の野薔薇ちゃんが出迎えてくれた。
そして部屋の中には、
「お、来たね」
「さぁ、始めますか」
と、歌姫さん、硝子さん、真希ちゃん、京都校の女の子達が既に来ていて、部屋の床に所狭しと座り込んでいる。
小さな折り畳みテーブルにはジュースやお酒がいっぱい並べられていて、お菓子やおつまみは直接床に置かれていた。
(どこに座ったらいいんだろう)
と少し困っていたら、
「ここ、どうぞ」
と三つ編みの女性が、自分の隣のスペースをポンポンと叩いて、私に座るように促した。
私は促されるままに、彼女の隣に座った。
「ありがとうございます。えっと・・・」
「冥冥」
彼女は言った。
「これでも呪術師でね。高専卒業生ではあるけれど、現在は高専には所属せずフリーで活動しているんだ」
「へぇ・・・。そんな風に活動することも出来るんですね」
「冥さんは、私達の先輩なの」
私と冥さんの話に、歌姫さんが加わった。
「冥さんは一級呪術師でね。すっごーく強いの。高専時代は、一緒に任務に行って色々お世話になったなぁ」
「へー、そうなんだー」
と、関心を示したのは野薔薇ちゃん。
「ってそれより、冥さんの髪型ってどうなってるんですか?三つ編み、後ろ前逆じゃないの?何か意味はあるの?」
うん、それは私も気になってた。
でも、何となくツッコんではならない気がして黙ってたんだけど。
「三つ編みの位置は気分次第で変えてるよ」
と、冥さんは余計な指摘に怒ることなくにこやかに言った。
「だから、大して意味はない。高専時代は普通に額を見せたポニーテールにしていたよ」
「へー。今度違う髪型にしてよ。冥さんの顔はっきりと見てみたい―。きっと美人なんだろな」
「フフッ。いいよ、君の期待に応えられるかはわからないけれど」
そう言って、冥さんはグラスのシャンパンをクッと飲み干した。
空になったグラスに、硝子さんがシャンパンを注ぎながら、
「でも、冥さんがこういう場に参加するなんて珍しいですね。無意味な寄合は金にはならないってよく言ってるのに」
と言った。
その傍で、野薔薇ちゃんが私に飲み物をすすめる。
「和紗さん、何飲む?」
「あ、じゃあカルピスのソーダ割を」
「オッケー」
冥さんは注がれたシャンパンをすぐまた飲み干すと、
「金にはならないけれど、今回の打ち上げで是非、和紗と懇意になりたくてね」
と言った。
その言葉に、私は目を瞬かせる。
「私とですか?」
「そう。何て言ったって・・・」
と、冥さんは私の顔をジッと覗き込む。
「・・・・・・」
冥さんの妖しく艶めかしい雰囲気に飲み込まれて、私はドキドキしながら見つめ返した。
すると冥さんは、
「あの五条悟の婚約者だというのだから。是非、和紗しか知り得ない彼の情けない一面を教えてもらって、あの可愛げのない彼から弱みを握りたいものだと思ってね」
と、言った。