第22話 京都姉妹校交流会〜打ち上げ編〜
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(ああ~~~・・・)
と、私がガックリと肩を落としている間に、会場には次々と生徒と教員の皆がやって来た。
「あれ?一年ズめ、もう食ってるぞ」
「先輩差し置いて何してんだよ」
「おかか!」
と、パンダ君、真希さん、狗巻君。二年生の皆。
「え?もうパーティー始まってる?」
「嫌だぁ。あんなにガッツいて・・・はしたない連中だわぁ」
「三輪、オマエが抱えているのは何だ?」
「メカ丸の頭です。野球はピッチングマシーンで参加したし、打ち上げもせめて頭ででもと思って」
と、真依ちゃん、桃ちゃん、加茂君、三輪ちゃん。
そして、
「虎杖 !共に俺達の友情という名の勝利 に祝杯をあげるぞ!」
と、東堂君。京都校の皆。
静かだった会場が俄かに賑やかになり始めた時、
「アッアー。マイクテストマイクテスト」
伊地知さんがスタンドマイクのセッティングを始めたかと思いきや、
「生徒の皆様、中一日を挟み二日間にわたりお疲れ様でした。私、30年度姉妹交流会打ち上げパーティーの司会を仰せつかりました伊地知と申します。会食の前に、東京校京都校両学長から今大会の総括のお言葉を賜りたいと思います」
と、司会を始めた(仕事ってこのことだったのか)。
「では、夜蛾学長お願いします」
と、伊地知さんからマイクを渡されて、夜蛾学長が口を開いた。
「両校学生の皆、この度の交流会、本当にご苦労だった。特に一日目は予期せぬ呪霊による襲撃の中、よく冷静に対応しよく無事でいてくれた。この襲撃によって多くの犠牲があったが、諸君の成長は大きな収穫だった」
夜蛾学長はコワモテの見かけによらず、よくしゃべる。
意外だと目をパチクリさせていたら、五条さんが私に言った。
「意外とおしゃべり好きなんだよね、ウチの学長は。で、脳筋なくせに回りくどい言い方を好む」
その言葉通り、夜蛾学長の話はまだまだ続きそうな気配だ。
「我々呪術師は、あらゆる仲間全員で呪術師なのだ。我々が生きている限り、今回だけでなくこれまでの犠牲者が真に敗北することはない!だから、今後も互いに切磋琢磨しその術と技を・・・」
「夜蛾学長~」
すると、途中で五条さんが口を挟んだ。
「ちょっと話長すぎるよ~。もう誰も聞いてないよー?」
「む・・・」
五条さんの言う通り、生徒の皆は夜蛾学長の話そっちのけで既に食事を始めていている。
「こらーっ!アンタたちーっ!」
すると、歌姫さんが生徒の皆に向かって言った。
「お皿とフォークはテーブルに置いて!ちゃんと話を聞きなさい!」
「えー」
「えー、じゃない!」
そこで皆は渋々食事する手を止めた。
「あー・・・、それでは引き続き楽巌寺学長からお言葉を頂きます」
と、伊地知さんは今度は楽巌寺学長にマイクを手渡した。
楽巌寺学長はマイクを受け取りコホンと小さく咳払いして、
「皆、ご苦労であった。此度は不本意な・・・」
「はーい!皆お疲れー!どんどん食べて、じゃんじゃん盛り上がっていこー!!」
その言葉の途中で、五条さんがマイクを奪い取り打ち切ってしまった。
五条さんの言葉をきっかけに、
「「「お疲れーっ!」」」
と、生徒の皆は声を上げて再び食事を始める。
「五条ーーーーっ!」
歌姫さんが激怒する傍ら、
「・・・やれやれ」
楽巌寺学長は呆れたようにさっさとどこかへ行ってしまった。
「アンタはねぇ!教師がそんなんでどうすんのよ!」
「だって皆腹ペコそうだったし~。カワイソーでしょ?長々お預けされちゃ」
と、歌姫さんに五条さんがお説教されているのを遠巻きに見ていたら、
「和紗さん、おいでよー!ボサッとしてないで料理キープしなきゃ!じゃないと無くなっちゃうわよ」
と、野薔薇ちゃんに手招きされた。
それにひかれるようにして、私も生徒の皆の元に歩み寄る。
「どれが美味しい?」
「これこれ。この爪楊枝が刺さったのが美味しい」
「爪楊枝って・・・」
野薔薇ちゃんが話すのを聞いて、真依ちゃんがプッと吹き出す。
「ピンチョスっていうのよ。田舎者はこれだから・・・」
「あぁっ!?爪楊枝だろうがピンチョスだろうが役割は同じだろが!?」
と、すかさず野薔薇ちゃんは凄む。
と、私がガックリと肩を落としている間に、会場には次々と生徒と教員の皆がやって来た。
「あれ?一年ズめ、もう食ってるぞ」
「先輩差し置いて何してんだよ」
「おかか!」
と、パンダ君、真希さん、狗巻君。二年生の皆。
「え?もうパーティー始まってる?」
「嫌だぁ。あんなにガッツいて・・・はしたない連中だわぁ」
「三輪、オマエが抱えているのは何だ?」
「メカ丸の頭です。野球はピッチングマシーンで参加したし、打ち上げもせめて頭ででもと思って」
と、真依ちゃん、桃ちゃん、加茂君、三輪ちゃん。
そして、
「
と、東堂君。京都校の皆。
静かだった会場が俄かに賑やかになり始めた時、
「アッアー。マイクテストマイクテスト」
伊地知さんがスタンドマイクのセッティングを始めたかと思いきや、
「生徒の皆様、中一日を挟み二日間にわたりお疲れ様でした。私、30年度姉妹交流会打ち上げパーティーの司会を仰せつかりました伊地知と申します。会食の前に、東京校京都校両学長から今大会の総括のお言葉を賜りたいと思います」
と、司会を始めた(仕事ってこのことだったのか)。
「では、夜蛾学長お願いします」
と、伊地知さんからマイクを渡されて、夜蛾学長が口を開いた。
「両校学生の皆、この度の交流会、本当にご苦労だった。特に一日目は予期せぬ呪霊による襲撃の中、よく冷静に対応しよく無事でいてくれた。この襲撃によって多くの犠牲があったが、諸君の成長は大きな収穫だった」
夜蛾学長はコワモテの見かけによらず、よくしゃべる。
意外だと目をパチクリさせていたら、五条さんが私に言った。
「意外とおしゃべり好きなんだよね、ウチの学長は。で、脳筋なくせに回りくどい言い方を好む」
その言葉通り、夜蛾学長の話はまだまだ続きそうな気配だ。
「我々呪術師は、あらゆる仲間全員で呪術師なのだ。我々が生きている限り、今回だけでなくこれまでの犠牲者が真に敗北することはない!だから、今後も互いに切磋琢磨しその術と技を・・・」
「夜蛾学長~」
すると、途中で五条さんが口を挟んだ。
「ちょっと話長すぎるよ~。もう誰も聞いてないよー?」
「む・・・」
五条さんの言う通り、生徒の皆は夜蛾学長の話そっちのけで既に食事を始めていている。
「こらーっ!アンタたちーっ!」
すると、歌姫さんが生徒の皆に向かって言った。
「お皿とフォークはテーブルに置いて!ちゃんと話を聞きなさい!」
「えー」
「えー、じゃない!」
そこで皆は渋々食事する手を止めた。
「あー・・・、それでは引き続き楽巌寺学長からお言葉を頂きます」
と、伊地知さんは今度は楽巌寺学長にマイクを手渡した。
楽巌寺学長はマイクを受け取りコホンと小さく咳払いして、
「皆、ご苦労であった。此度は不本意な・・・」
「はーい!皆お疲れー!どんどん食べて、じゃんじゃん盛り上がっていこー!!」
その言葉の途中で、五条さんがマイクを奪い取り打ち切ってしまった。
五条さんの言葉をきっかけに、
「「「お疲れーっ!」」」
と、生徒の皆は声を上げて再び食事を始める。
「五条ーーーーっ!」
歌姫さんが激怒する傍ら、
「・・・やれやれ」
楽巌寺学長は呆れたようにさっさとどこかへ行ってしまった。
「アンタはねぇ!教師がそんなんでどうすんのよ!」
「だって皆腹ペコそうだったし~。カワイソーでしょ?長々お預けされちゃ」
と、歌姫さんに五条さんがお説教されているのを遠巻きに見ていたら、
「和紗さん、おいでよー!ボサッとしてないで料理キープしなきゃ!じゃないと無くなっちゃうわよ」
と、野薔薇ちゃんに手招きされた。
それにひかれるようにして、私も生徒の皆の元に歩み寄る。
「どれが美味しい?」
「これこれ。この爪楊枝が刺さったのが美味しい」
「爪楊枝って・・・」
野薔薇ちゃんが話すのを聞いて、真依ちゃんがプッと吹き出す。
「ピンチョスっていうのよ。田舎者はこれだから・・・」
「あぁっ!?爪楊枝だろうがピンチョスだろうが役割は同じだろが!?」
と、すかさず野薔薇ちゃんは凄む。