第21話 京都姉妹校交流会
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「名前呼ばれたら、もっと欲が出てきた」
間にいたサトルがいなくなって、五条さんはより密着するように私を抱き寄せた。
「僕は、しょっちゅう任務だ出張だってほとんど和紗の傍にいられない。だから、その分一緒にいられる時間は思い切り楽しくて素晴らしいものにしたいんだ」
「・・・・・・」
「だから、時間が許す限りあちこちデートにも行きたいし、離れていても淋しく感じないように、ペアリングも買いたいし」
「・・・指輪なんて要りませんよ。お菓子作りの時にジャマになるから、付けたり外したりして失くしそうだし」
「うわー、超ドライ〜」
「とにかく、私は今まで通りでいいんです」
私は言った。
「五条さんがどれだけ遠くに行っても、会えない時間が長くなっても、いつものように『ただいま』って私のところに帰ってきてくれたら、私はそれだけで十分幸せなんです」
そう言ったら納得してくれると思っていたのに、
「だから、それじゃあ僕は十分じゃないんだよ」
と、五条さんはスッと目隠しに手をかけて、そのまま引き下ろした。
そして、じっと私の目を見つめながら右手を私の輪郭に添えると、
「全然、足りない」
と、瞳を閉じて唇を私の唇に落とした。
「んっ」
まだ慣れなくて、いつもどう振る舞えばいいのか戸惑ってしまう。
でも、その柔らかさや温もりや湿った感触さえも愛おしくて、抵抗なんて出来ない。
「・・・・・・」
私は目を閉じて受け入れた。
だけど、唇は五条さんの方からすぐに離れた。
「・・・?」
私は少し驚いて目を開けた。
そして、五条さんの顔を見上げると、五条さんは口をへの字に曲げている。
(何、その不満そうな表情!?)
一瞬で、ネガティヴな考えが頭の中で駆け巡る。
(私、変な顔してた?それとも嫌な口臭してた?食後毎回歯磨きしてるのに!?ニンニクとか食べてないのに!?)
そんな事を考えていたら、五条さんが言った。
「和紗、顔に力入り過ぎ」
「え?」
「キューって目閉じるから、口元にまで力入っちゃってる」
そして顎先に手を添えて、立てた親指で私の唇をなぞった。
「もっと力を抜いて。そして、唇少し開いて」
「・・・・・・」
言われた通りに、私は今度は力を抜いてそっと目を閉じた。
そして、唇を薄らと開く。
その次の瞬間、
「・・・むぅう!?」
押し付けられるように口づけされて、唇の隙間からスルリと今までと違う感触が入り込んできた。
「んぅっ」
入り込んできた舌に自分の舌が絡みとられる。
チュ・・・チュク・・・ヂュッ・・・
淫らな音が、鼓膜に、部屋中に響く。
「ふっ、ぅ」
身体が骨抜きされたみたいに脱力して、私は背中からソファに沈み込んだ。
それにつられて、五条さんは私に覆いかぶさる体勢になる。
「・・・っ、はぁ」
ようやく唇を離して、五条さんは唾液で濡れた私の口元を手で拭った。
そして、もう片方の手の甲で自分の口元も拭いながら、
「よく出来ました」
と、微笑みを浮かべた。
「・・・はぁ・・・は・・・っ」
私は呼吸が整わず、酸素の足りないボーッとした頭で、その天使にも悪魔にも見える笑みを見上げていた。
すると、一度は離れた五条さんがもう一度鼻先まで顔を近づけてきた。
「そそられるね、その表情」
「・・・・・・」
「どうする?ここでもう一回する?それともベッドに・・・」
「ベッド・・・」
そこでハタと思い出した。
「そうだ!悠仁君・・・」
と、慌てて身体を起こした時だった。
「!!」
起き上がって見てみると、五条さんの背中の向こう側に、ベッドで眠っているはずの悠仁君が石のように固まって立ち尽くしていた。
私と悠仁君は目が合うと、
「「わぁーーーーっ!?!?」」
と、同時に叫んだ。
その声に、五条さんは後ろを振り返った。
「あれ、悠仁?来てたの」
と、驚くことも慌てることもなく、ごく普通の様子だ。
だけど、私と悠仁君は赤面しながら激しく動揺している。
「ゆ、ゆゆ悠仁君、もう寝てなくていいの!?」
「ご、ごめん!盗み見するつもりじゃなかったんだけど!ビックリして!!まさか五条先生と和紗さんがそんなことになってるなんて!」
「いやぁ〜、見られちゃったねぇ。参ったなあ」
と、五条さんは飄々として言った。
〜一方その頃の七海さんは・・・〜
「・・・しまった。虎杖君を連れて帰るのを忘れました」
間にいたサトルがいなくなって、五条さんはより密着するように私を抱き寄せた。
「僕は、しょっちゅう任務だ出張だってほとんど和紗の傍にいられない。だから、その分一緒にいられる時間は思い切り楽しくて素晴らしいものにしたいんだ」
「・・・・・・」
「だから、時間が許す限りあちこちデートにも行きたいし、離れていても淋しく感じないように、ペアリングも買いたいし」
「・・・指輪なんて要りませんよ。お菓子作りの時にジャマになるから、付けたり外したりして失くしそうだし」
「うわー、超ドライ〜」
「とにかく、私は今まで通りでいいんです」
私は言った。
「五条さんがどれだけ遠くに行っても、会えない時間が長くなっても、いつものように『ただいま』って私のところに帰ってきてくれたら、私はそれだけで十分幸せなんです」
そう言ったら納得してくれると思っていたのに、
「だから、それじゃあ僕は十分じゃないんだよ」
と、五条さんはスッと目隠しに手をかけて、そのまま引き下ろした。
そして、じっと私の目を見つめながら右手を私の輪郭に添えると、
「全然、足りない」
と、瞳を閉じて唇を私の唇に落とした。
「んっ」
まだ慣れなくて、いつもどう振る舞えばいいのか戸惑ってしまう。
でも、その柔らかさや温もりや湿った感触さえも愛おしくて、抵抗なんて出来ない。
「・・・・・・」
私は目を閉じて受け入れた。
だけど、唇は五条さんの方からすぐに離れた。
「・・・?」
私は少し驚いて目を開けた。
そして、五条さんの顔を見上げると、五条さんは口をへの字に曲げている。
(何、その不満そうな表情!?)
一瞬で、ネガティヴな考えが頭の中で駆け巡る。
(私、変な顔してた?それとも嫌な口臭してた?食後毎回歯磨きしてるのに!?ニンニクとか食べてないのに!?)
そんな事を考えていたら、五条さんが言った。
「和紗、顔に力入り過ぎ」
「え?」
「キューって目閉じるから、口元にまで力入っちゃってる」
そして顎先に手を添えて、立てた親指で私の唇をなぞった。
「もっと力を抜いて。そして、唇少し開いて」
「・・・・・・」
言われた通りに、私は今度は力を抜いてそっと目を閉じた。
そして、唇を薄らと開く。
その次の瞬間、
「・・・むぅう!?」
押し付けられるように口づけされて、唇の隙間からスルリと今までと違う感触が入り込んできた。
「んぅっ」
入り込んできた舌に自分の舌が絡みとられる。
チュ・・・チュク・・・ヂュッ・・・
淫らな音が、鼓膜に、部屋中に響く。
「ふっ、ぅ」
身体が骨抜きされたみたいに脱力して、私は背中からソファに沈み込んだ。
それにつられて、五条さんは私に覆いかぶさる体勢になる。
「・・・っ、はぁ」
ようやく唇を離して、五条さんは唾液で濡れた私の口元を手で拭った。
そして、もう片方の手の甲で自分の口元も拭いながら、
「よく出来ました」
と、微笑みを浮かべた。
「・・・はぁ・・・は・・・っ」
私は呼吸が整わず、酸素の足りないボーッとした頭で、その天使にも悪魔にも見える笑みを見上げていた。
すると、一度は離れた五条さんがもう一度鼻先まで顔を近づけてきた。
「そそられるね、その表情」
「・・・・・・」
「どうする?ここでもう一回する?それともベッドに・・・」
「ベッド・・・」
そこでハタと思い出した。
「そうだ!悠仁君・・・」
と、慌てて身体を起こした時だった。
「!!」
起き上がって見てみると、五条さんの背中の向こう側に、ベッドで眠っているはずの悠仁君が石のように固まって立ち尽くしていた。
私と悠仁君は目が合うと、
「「わぁーーーーっ!?!?」」
と、同時に叫んだ。
その声に、五条さんは後ろを振り返った。
「あれ、悠仁?来てたの」
と、驚くことも慌てることもなく、ごく普通の様子だ。
だけど、私と悠仁君は赤面しながら激しく動揺している。
「ゆ、ゆゆ悠仁君、もう寝てなくていいの!?」
「ご、ごめん!盗み見するつもりじゃなかったんだけど!ビックリして!!まさか五条先生と和紗さんがそんなことになってるなんて!」
「いやぁ〜、見られちゃったねぇ。参ったなあ」
と、五条さんは飄々として言った。
〜一方その頃の七海さんは・・・〜
「・・・しまった。虎杖君を連れて帰るのを忘れました」