第17話 恋する呪霊
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「・・・五条さんが、こんな風に誰か他の女の人に触れるんだって思ったら、すごく嫌だって、辛くて・・・」
ほら、やっぱり何が言いたいのかさっぱりわからない。
五条さんも同様らしく、目を大きく見開いてパチクリさせる。
だけど、すぐにフッと優しくすがめて尋ねてきた。
「それってさ、ヤキモチ?」
「・・・・・・」
少し間を置いてから、私はコクコクと無言で頷く。
すると、五条さんはニカッと少年のように無邪気に笑った。
そして、私を抱きしめてゆっくりと床に倒れ込んだ。
「・・・・・・」
しっかりと両手で抱き締められて、私は抵抗出来ず大人しくじっとしていた。
・・・ううん。
嬉しいんだ。
こうして、ほかの誰でもない、ちゃんとした私自身が、五条さんに抱きしめられていることが。
私は、そっと両腕を五条さんの背中に回した。
そうしてしばらく抱き合っていたら、
「・・・困ったなぁ」
と、五条さんはポツリとこぼした。
「・・・え?」
「んー、何て言ったらいいのかなぁ。その、身体の生理現象がねぇ、収まりつかなくなっちゃったというか」
「・・・?」
「わかんない?」
と、五条さんはより強く私を抱き寄せた。
それで私は察しがついた。
「!」
「えへっ♡」
と照れ隠しに笑った後、五条さんはジッと私の目を覗き込んで、
「僕としては、さっきの続きがしたいんだけど」
「〜〜〜っっ」
「ダメ?」
と、子どもがおねだりする様に、だけどとびきり甘く低い声で囁く様に尋ねる。
ずるい。
「・・・・・・」
私は固く真一文字に結んだ唇をゆっくり解いて、
「・・・いいよ」
と、消え入りそうな小さな声で応えた。
それを聞いて、五条さんはさっき以上に目を見開いてビックリ仰天といった顔をしている。
私だって自分がこんなこと言うなんて、信じられない。
まだ露鈴に身体を乗っ取られてるのかな。
そんな困惑する私を差し置いて、五条さんは右手を私の背中に回し、手慣れた手つきでブラジャーのホックを外した。
「ちょっ・・・」
さっきまで目を丸めて驚いていたのに、見上げた五条さんの表情は、余裕たっぷりの笑みを浮かべた大人の人の顔をしている。
「ちょ、ちょっと、ま、待ってください!」
だけど、五条さんはお構いなしに私が身につけている下着をサッサと脱がそうとする。
「待たない!だって、和紗の気が変わったらヤだもん」
「変わらないから待ってくださいってば・・・!」
と、お互いに私のパンツをギニニと引っ張り合い、脱がす脱がさないの攻防を繰り広げる。
「だから、待ってっばーっ!」
と、私は右足を蹴り上げると、五条さんの顎が思い切り跳ね上がった。
「いてて。何すんの。OKしといてこんな仕打ちはないよ」
「だっ、だから、カーテンっ」
「カーテン?」
と、五条さんは窓の方に視線を向けた。
引っ越してきたばかりで、窓にはまだカーテンがないのだ。
2階だし周囲に建物はないので覗かれることはないだろうけれど・・・。
すると五条さんは、
「大丈夫!僕に任せなさい」
と、右手で印を組んだかと思えば、
「『闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え』」
と、『帳』を降ろした。
「な、何やってるんですか?」
「『帳』。以前にもやった事あるの見たでしょ?これで外から僕らのことは見えない」
「こっちからは外が見えてるんですけど・・・」
「マジックミラーみたいでドキドキするねぇ。企画物のAVみたいで」
「いやーーーっ!何言ってんですか!?五条さんのヘンタイーーーっ!」
と、そんな言い合いをしながら、再びパンツを脱がす脱がさないの攻防を繰り広げている時だった。
「ここであってるの?」
「ああ」
玄関ドアの向こうから、聞き覚えのある二人の声が聞こえてきた。
ほら、やっぱり何が言いたいのかさっぱりわからない。
五条さんも同様らしく、目を大きく見開いてパチクリさせる。
だけど、すぐにフッと優しくすがめて尋ねてきた。
「それってさ、ヤキモチ?」
「・・・・・・」
少し間を置いてから、私はコクコクと無言で頷く。
すると、五条さんはニカッと少年のように無邪気に笑った。
そして、私を抱きしめてゆっくりと床に倒れ込んだ。
「・・・・・・」
しっかりと両手で抱き締められて、私は抵抗出来ず大人しくじっとしていた。
・・・ううん。
嬉しいんだ。
こうして、ほかの誰でもない、ちゃんとした私自身が、五条さんに抱きしめられていることが。
私は、そっと両腕を五条さんの背中に回した。
そうしてしばらく抱き合っていたら、
「・・・困ったなぁ」
と、五条さんはポツリとこぼした。
「・・・え?」
「んー、何て言ったらいいのかなぁ。その、身体の生理現象がねぇ、収まりつかなくなっちゃったというか」
「・・・?」
「わかんない?」
と、五条さんはより強く私を抱き寄せた。
それで私は察しがついた。
「!」
「えへっ♡」
と照れ隠しに笑った後、五条さんはジッと私の目を覗き込んで、
「僕としては、さっきの続きがしたいんだけど」
「〜〜〜っっ」
「ダメ?」
と、子どもがおねだりする様に、だけどとびきり甘く低い声で囁く様に尋ねる。
ずるい。
「・・・・・・」
私は固く真一文字に結んだ唇をゆっくり解いて、
「・・・いいよ」
と、消え入りそうな小さな声で応えた。
それを聞いて、五条さんはさっき以上に目を見開いてビックリ仰天といった顔をしている。
私だって自分がこんなこと言うなんて、信じられない。
まだ露鈴に身体を乗っ取られてるのかな。
そんな困惑する私を差し置いて、五条さんは右手を私の背中に回し、手慣れた手つきでブラジャーのホックを外した。
「ちょっ・・・」
さっきまで目を丸めて驚いていたのに、見上げた五条さんの表情は、余裕たっぷりの笑みを浮かべた大人の人の顔をしている。
「ちょ、ちょっと、ま、待ってください!」
だけど、五条さんはお構いなしに私が身につけている下着をサッサと脱がそうとする。
「待たない!だって、和紗の気が変わったらヤだもん」
「変わらないから待ってくださいってば・・・!」
と、お互いに私のパンツをギニニと引っ張り合い、脱がす脱がさないの攻防を繰り広げる。
「だから、待ってっばーっ!」
と、私は右足を蹴り上げると、五条さんの顎が思い切り跳ね上がった。
「いてて。何すんの。OKしといてこんな仕打ちはないよ」
「だっ、だから、カーテンっ」
「カーテン?」
と、五条さんは窓の方に視線を向けた。
引っ越してきたばかりで、窓にはまだカーテンがないのだ。
2階だし周囲に建物はないので覗かれることはないだろうけれど・・・。
すると五条さんは、
「大丈夫!僕に任せなさい」
と、右手で印を組んだかと思えば、
「『闇より出でて闇より黒く、その穢れを禊ぎ祓え』」
と、『帳』を降ろした。
「な、何やってるんですか?」
「『帳』。以前にもやった事あるの見たでしょ?これで外から僕らのことは見えない」
「こっちからは外が見えてるんですけど・・・」
「マジックミラーみたいでドキドキするねぇ。企画物のAVみたいで」
「いやーーーっ!何言ってんですか!?五条さんのヘンタイーーーっ!」
と、そんな言い合いをしながら、再びパンツを脱がす脱がさないの攻防を繰り広げている時だった。
「ここであってるの?」
「ああ」
玄関ドアの向こうから、聞き覚えのある二人の声が聞こえてきた。