第11話 メゾン・ド・エグランティーヌ
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「「ふ、ふわぁ~!」」
寿司を乗せた新幹線が、スーッとレーンを走っていく。
その様子を見て、私と野薔薇ちゃんは感激の声を上げた。
「すごーい!マジで寿司が新幹線に乗ってるーっ!」
「どんな仕組みになってるのかな?!」
と、大興奮する私たちに、
「声がデケーよ。もう少し静かにしろよ。恥ずかしい」
と、伏黒君。
「はいはい。カントリーガールズはレーン側の席にお座り。男子たちは通路側ね」
と、五条さんに引率されて、私と野薔薇ちゃんがレーン側に座る。
野薔薇ちゃんの並びに悠仁君と伏黒君が座り、私の隣に五条さんが座る。
「五条先生って、回転寿司似合わないね」
と、向かいの五条さんの様子を見て悠仁君が笑った。
確かにそうかも。
「うん。滅多に来ないかもー。いつも行きつけは銀座の回らない寿司だし」
と、五条さんは平然として言った。
皆のお茶を入れつつ、それを聞いて私は辟易する。
「銀座・・・高そうですね」
「五条先生の奢りなんだから、銀座の方に行きゃよかったんだよ」
と、こぼすのは伏黒君。
「別に回転寿司なんていつでも行けただろ」
「まだそんなこと言ってるのかよ」
と、悠仁君。
「高級寿司と回転寿司は別物だって言っただろ。回転寿司はアミューズメントでエンターテイメントなの」
「確かにそうかも」
悠仁君の言葉に私は大きく頷いた。
「こうやって皆でワイワイ楽しむんだったら、回転寿司で正解だよね」
「でしょ?和紗さんもそう思うでしょ?わかったかー?伏黒」
「・・・はぁ」
「ま、銀座の方は君たちが一人前の呪術師になってお給料もらうようになったら僕にご馳走してちょうだいよ」
と、溜息つく伏黒君を五条さんがいさめる。
そんな時だった。
スーッと新幹線が寿司を乗せて私たちの座る席の前までやって来た。
「へへっ。来た来た来たーっ!」
と、野薔薇ちゃんが嬉々として新幹線から寿司を受け取る。
「わ、いつの間に頼んだんだよ、釘崎・・・」
「あんたたちがああだこうだと言い合ってる間によ。さぁ、さっさと食べてドンドンガチャ回すわよ!」
「誰よりも楽しんでるな、オマエ」
こうして、私たちは最終的に60皿以上もの寿司と、その他サイドメニュー諸々を平らげた。
「何でたった2個しか当たりがでないのよー!」
と、憤慨の声を上げたのは野薔薇ちゃん。
その理由は、ガチャポンのことだ。
野薔薇ちゃんが言ったように、ガチャポンを12回も回したのに当たりはたった2回だけだったのだ。
「そんな怒ることないだろ。所詮ゲームなんだからよ」
と、呆れたように言うのは伏黒君。
「それに、当たりっつっても中身は微妙なストラップとかだろ。別に本気で欲しいわけじゃないだろ」
「欲しい欲しくないじゃない!ガチャポンの中身はどうでもいい!」
野薔薇ちゃんが反論する。
「どうせなら当たった方が嬉しいに決まってるからでしょうが!」
「・・・へーへー」
「なぁ、釘崎。ガチャポンいらないなら俺にちょうだい。ストラップなら寮の部屋の鍵に着けるから」
という悠仁君の申し出に、
「だめ」
と、野薔薇ちゃんはにべもなく断った。
悠仁君は不服そうに唇を尖らせた。
「なんでだよー。さっき欲しい欲しくないとかじゃないって言ってたじゃん」
「だけど欲しくないとは言ってない」
「なんだそれ。っていうか、そのガチャポンの所有者がいつオマエって決まったんだよ」
「この赤いのは、私が皿を返却した時に出たから。で、この黄色いのは、和紗さんが皿を返却した時に出てきたからよ」
「・・・なるほど。そう言われちゃ反論出来ん」
「そういうワケで、はいっ、和紗さん」
と、野薔薇ちゃんは私に黄色いガチャポンのカプセルを差し出した。
寿司を乗せた新幹線が、スーッとレーンを走っていく。
その様子を見て、私と野薔薇ちゃんは感激の声を上げた。
「すごーい!マジで寿司が新幹線に乗ってるーっ!」
「どんな仕組みになってるのかな?!」
と、大興奮する私たちに、
「声がデケーよ。もう少し静かにしろよ。恥ずかしい」
と、伏黒君。
「はいはい。カントリーガールズはレーン側の席にお座り。男子たちは通路側ね」
と、五条さんに引率されて、私と野薔薇ちゃんがレーン側に座る。
野薔薇ちゃんの並びに悠仁君と伏黒君が座り、私の隣に五条さんが座る。
「五条先生って、回転寿司似合わないね」
と、向かいの五条さんの様子を見て悠仁君が笑った。
確かにそうかも。
「うん。滅多に来ないかもー。いつも行きつけは銀座の回らない寿司だし」
と、五条さんは平然として言った。
皆のお茶を入れつつ、それを聞いて私は辟易する。
「銀座・・・高そうですね」
「五条先生の奢りなんだから、銀座の方に行きゃよかったんだよ」
と、こぼすのは伏黒君。
「別に回転寿司なんていつでも行けただろ」
「まだそんなこと言ってるのかよ」
と、悠仁君。
「高級寿司と回転寿司は別物だって言っただろ。回転寿司はアミューズメントでエンターテイメントなの」
「確かにそうかも」
悠仁君の言葉に私は大きく頷いた。
「こうやって皆でワイワイ楽しむんだったら、回転寿司で正解だよね」
「でしょ?和紗さんもそう思うでしょ?わかったかー?伏黒」
「・・・はぁ」
「ま、銀座の方は君たちが一人前の呪術師になってお給料もらうようになったら僕にご馳走してちょうだいよ」
と、溜息つく伏黒君を五条さんがいさめる。
そんな時だった。
スーッと新幹線が寿司を乗せて私たちの座る席の前までやって来た。
「へへっ。来た来た来たーっ!」
と、野薔薇ちゃんが嬉々として新幹線から寿司を受け取る。
「わ、いつの間に頼んだんだよ、釘崎・・・」
「あんたたちがああだこうだと言い合ってる間によ。さぁ、さっさと食べてドンドンガチャ回すわよ!」
「誰よりも楽しんでるな、オマエ」
こうして、私たちは最終的に60皿以上もの寿司と、その他サイドメニュー諸々を平らげた。
「何でたった2個しか当たりがでないのよー!」
と、憤慨の声を上げたのは野薔薇ちゃん。
その理由は、ガチャポンのことだ。
野薔薇ちゃんが言ったように、ガチャポンを12回も回したのに当たりはたった2回だけだったのだ。
「そんな怒ることないだろ。所詮ゲームなんだからよ」
と、呆れたように言うのは伏黒君。
「それに、当たりっつっても中身は微妙なストラップとかだろ。別に本気で欲しいわけじゃないだろ」
「欲しい欲しくないじゃない!ガチャポンの中身はどうでもいい!」
野薔薇ちゃんが反論する。
「どうせなら当たった方が嬉しいに決まってるからでしょうが!」
「・・・へーへー」
「なぁ、釘崎。ガチャポンいらないなら俺にちょうだい。ストラップなら寮の部屋の鍵に着けるから」
という悠仁君の申し出に、
「だめ」
と、野薔薇ちゃんはにべもなく断った。
悠仁君は不服そうに唇を尖らせた。
「なんでだよー。さっき欲しい欲しくないとかじゃないって言ってたじゃん」
「だけど欲しくないとは言ってない」
「なんだそれ。っていうか、そのガチャポンの所有者がいつオマエって決まったんだよ」
「この赤いのは、私が皿を返却した時に出たから。で、この黄色いのは、和紗さんが皿を返却した時に出てきたからよ」
「・・・なるほど。そう言われちゃ反論出来ん」
「そういうワケで、はいっ、和紗さん」
と、野薔薇ちゃんは私に黄色いガチャポンのカプセルを差し出した。