3.入試
What your name?
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風に乗って走りながら試験内容を思い出す。
制限時間は10分。
用意された仮想敵を行動不能にして、多くのポイントを稼ぐこと。
1ポイント、2ポイント、3ポイントの仮想敵と0ポイントの邪魔者敵………計4種が用意されている。
短いその時間でどれだけ稼げるか。
なんとか、私のやり方が通じるものであればいいんだけど……。
思考を巡らせていると、
「標的捕捉!!標的捕捉!!」
ビルの影からロボが現れた。
ご丁寧に機体には1Pと表記されている。
なるほど、コイツか。
「標的捕捉!!ブッコロス!!」
『出会い頭にブッ殺すて…………。』
どこかの誰かさんのようだ、まったく。
条件はあくまで、行動不能にすること。
仮想敵は私に一直線に向かってくる。
その攻撃を私は地面を軽く蹴ってかわす。
『"時間は有限"。迅速に……尚且つ、』
"合理的に"……!
敵に手を触れ、イメージを一瞬で広げる。
その瞬間、仮想敵はただの鉄板へと姿を変えた。
「起動信号異常発生!!起動信号異常発生!!」
足を失った敵はエラーの警告を繰り返す。
………通じた?
これで1Pになるのかな。
だとしたら、
『いける……!』
1Pでも多く仮想敵を潰していかなきゃ。
ジャージの上着と先程の敵を併せて変形させて、簡単なハングライダーを作る。
助走をつけ、上昇気流の風を起こし上空へ飛び上がった。
風の強さと重心を調整しながら敷地を見渡す。
『……あそこだ。』
複数の敵が出現している場所を見つけ、風を止ませて降下。
「───標的捕捉!!標的捕捉!!」
上空から現れる私を捉える、2Pと表記されている敵が武器を向けてきた。
私は降下速度を加速させ勢いよく蹴とばす。
着地もただではすませないってワケだ。
吹っ飛んだ2P敵は、その先の別の敵にぶち当たり一気に破損。
ラッキー、手間が省けた。
「標的!!標的捕捉!!」
「殺セ、ブッ飛バセ!!」
複数の仮想敵が私を取り囲む。
…………本当に物騒なロボだ。
まぁ仮でも敵だからか。
とはいえ、かなり不利な状況だ。
どうやって切り抜けるか。
『………やってやろうじゃないの。』
口角が少しだけ上がる。
優勢な流れの中で、まだまだやれると確信した。
制限時間は10分。
用意された仮想敵を行動不能にして、多くのポイントを稼ぐこと。
1ポイント、2ポイント、3ポイントの仮想敵と0ポイントの邪魔者敵………計4種が用意されている。
短いその時間でどれだけ稼げるか。
なんとか、私のやり方が通じるものであればいいんだけど……。
思考を巡らせていると、
「標的捕捉!!標的捕捉!!」
ビルの影からロボが現れた。
ご丁寧に機体には1Pと表記されている。
なるほど、コイツか。
「標的捕捉!!ブッコロス!!」
『出会い頭にブッ殺すて…………。』
どこかの誰かさんのようだ、まったく。
条件はあくまで、行動不能にすること。
仮想敵は私に一直線に向かってくる。
その攻撃を私は地面を軽く蹴ってかわす。
『"時間は有限"。迅速に……尚且つ、』
"合理的に"……!
敵に手を触れ、イメージを一瞬で広げる。
その瞬間、仮想敵はただの鉄板へと姿を変えた。
「起動信号異常発生!!起動信号異常発生!!」
足を失った敵はエラーの警告を繰り返す。
………通じた?
これで1Pになるのかな。
だとしたら、
『いける……!』
1Pでも多く仮想敵を潰していかなきゃ。
ジャージの上着と先程の敵を併せて変形させて、簡単なハングライダーを作る。
助走をつけ、上昇気流の風を起こし上空へ飛び上がった。
風の強さと重心を調整しながら敷地を見渡す。
『……あそこだ。』
複数の敵が出現している場所を見つけ、風を止ませて降下。
「───標的捕捉!!標的捕捉!!」
上空から現れる私を捉える、2Pと表記されている敵が武器を向けてきた。
私は降下速度を加速させ勢いよく蹴とばす。
着地もただではすませないってワケだ。
吹っ飛んだ2P敵は、その先の別の敵にぶち当たり一気に破損。
ラッキー、手間が省けた。
「標的!!標的捕捉!!」
「殺セ、ブッ飛バセ!!」
複数の仮想敵が私を取り囲む。
…………本当に物騒なロボだ。
まぁ仮でも敵だからか。
とはいえ、かなり不利な状況だ。
どうやって切り抜けるか。
『………やってやろうじゃないの。』
口角が少しだけ上がる。
優勢な流れの中で、まだまだやれると確信した。