File6.奇策コード
What your name?
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『ん……。』
どこからか暖かい陽射しが差している。
……生きてるってことは、成功したんだな…。
成功した、というのはシンタローが送り込んだエネちゃんが制御室をハッキング、シャッターを開けるという作戦のことだ。
成功して良かった、アイツの足の遅さだけ心配だったが。
安心したらなんか眠くなってきたなぁ。
…………それにしても。
『ここ!どこだよ!!』
一番忘れていたことを思い出す。
そうだよ、ここはどこなんだ!!
勢いよく起き上がると、
「あ、おはようっす!」
隣に緑のデカイヤツがいた。
誰。
「目が覚めて良かったっすよ~。」
よく見るとソイツの周りには洗面器やらタオル…手にしているのは果物ナイフとリンゴ(しかも器用な人の剥き方)。
どうやら俺の看病をしてくれていたようだ。
『あ…なんか悪いな、看病してくれてたんだな。』
「なんてことないっすよ!」
キラリと輝く笑顔。やべぇ、マジでイケメンだよコイツ。
バレンタインでよくあるクラスのイケメンくんってヤツだよ。
って、そういえばそんなヤツとは正反対なシンタローは…?
"「ここ!どこだよ!!」"
隣の部屋からシンタローの声が聞こえた。
うん、元気で何より。
「向こうも起きたみたいっすね、行ってみるっすか?」
『もちのろんだ!』
ベッドから降りようとすると、
「あ、良かったら食べるっすか?」
リンゴを差し出された。
う、ウサちゃんリンゴだと…!?なんつーイケメンスキルだ!!
俺は緑のイケメンくんからウサちゃんリンゴを受け取って部屋を出た。
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