標的6 姉弟
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『そろそろ帰るとすっかァ〜ッ』
だいぶ居座ったし、騒動はある程度収束しただろうし、と、腰掛けていた縁側から立ち上がる。
「ん、もう帰るの?」
『なァにひばりん♡アタイが帰っちゃうと寂しくて死んじゃう感じィ〜?いっその事一緒に帰っちゃう〜?』
「僕は群れるのは嫌いだからそれは断る。…でも、そうだね。少し、苛々しているから、もう少しここに居てもらおうかな。」
『えッ、私何か苛つかせる事何かしたっ…』
け、と言い切る前に雲雀にぐんっと腕を引っ張られ、壁際に追いやられた。
所謂壁ドンってやつだ。
はわッ、顔が良い…!
「僕と一緒にいるのに、別の男の名前ばかり出さないで貰える?そんな五月蝿い小動物のどこが良いわけ?」
『えっ顔だけど…。』
「何、好きなの?」
『えっうん』
顔が、と言う前にほっぺたをがしっと掴まれ、顔を近寄せられる。
うっひょ〜ッ!!!うまそうな顔じゃねェかァ〜ッ!!!(CV.某美食家)
「僕じゃダメなの?」
え、と思った瞬間には抱き締められていた。
『ッッッッッッッッッッスゥ〜〜〜〜〜〜ッッッッ』
「えっ…」ビクッ
ドン引きの表情を見せる雲雀。
君が無理矢理抱き締めたのと、良い匂いなのがいけないんじゃないかな。
『どしたんひばりん。嫉妬しちゃったん?大丈夫だよ、私の一番のダチはお前だからさァッ!!!』
「僕は友達だと思ってない。」
『えッ…(ガーーン)』
割とショックなんだが…。
そりゃ学校で毎日ご飯たかったり、いきなり家凸したり、パンツ盗んだりしてるけども。
…ん?割とダメなやつか?
悶々としていると、雲雀が私の手にするりと自分の手を重ねて来た。
指細ッきめ細かッエロッッッ
「ずっと分かってはいたけど、僕と君の[好き]の種類は違うみたいだね。」
僅かに声が震えていた気がしたので、ふと見上げると、顔を赤くした雲雀が私をじっと見つめていた。
「何で群れるのが嫌いな僕が、君を自分の近くに置いていると思ってるの?」
『雲雀がぼっちで、且つ戦闘狂だから?』
雲雀の戦闘相手出来るのなんて、この町だと私くらいしかいないんじゃね〜かな、なんて考えていると、大きな溜め息を吐いた雲雀が「もう良いよ」と解放してくれた。
「氷奈。」
『なぁに、ひばりたそ』
「僕は君が他の男と一緒にいるのは嫌。それこそ、相手の男を咬み殺したくなる位には。…今の調子だと暫くは大丈夫だろうと思ってたけど…案外違うのかもね。君は"そう"じゃなくても、他の男が"そう"なるかもしれない。」
『????????"そう"って何????』
「君は頭が悪い訳じゃないはずなのに、何でそこまで鈍感なのかな。」
そう言うと、雲雀は私を軽く引き寄せた後、私の肩に自分の頭をごん、と乗せた。
いや、私めっちゃ頭悪いよ。
テストの点数知ってるでしょ。
「分かりなよ…言葉にしないと分からない?確かに君と闘うのは楽しい。でもそれだけじゃない。僕が君と一緒にいるのは───。」
ティロティントンティントン♪
『おっふママン』
「氷奈ちゃんまだ帰らない?今日は外でバーベキューしようと思ってるんだけど…」
『帰る〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!誰にも私の分食べさせないでよ!!!!!!!』
「…家まで送るよ。」
『雲雀も食べて行く?雲雀になら少しだけ私の分分けてあげても良いけど。』
「遠慮しておくよ。君の家は騒々しいだろうし。」
そう言って雲雀は私を家まで送ってくれた。
お母さんが「雲雀くんも食べて行けば良いのに」って引き留めたけど、雲雀はスタスタ帰って行った。
ちょっと不機嫌そうだったな…今度ヒバードにお菓子でもあげて好感度上げしとこうかな…。