標的5 昼食
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雲雀に怒られるため競歩で目指すはツナの所属する1-A教室。
家庭科室の前を通ってきたけど片付けが終わった後っぽかったのでみんな教室にいるのだろう。
何作ったんだろう…クッキーかな、カップケーキかな…それともご飯系かな…。
『たのもーーーーーーーーーーーーーーッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!』
「うわあああああっっっっっね、姉ちゃん!!?」
「お、氷奈先輩、ちーっす!」
「気安く絡むな野球バカ!氷奈さんお疲れ様です!今日はどのような御用事で…!!?」
出迎えてくれたのはツナと隼人、山本くんだ。
うーん、ツナはともかくとして両サイドの顔がいい…。
「こんにちは氷奈さん!」
そう元気に挨拶してくれたのは、ツナの想い人兼あの極限やかましい兄を持つ美少女、京子ちゃんだ。
…本当にあいつと同じDNA流れてんのか?
「…って、氷奈さんってツナくんのお姉さんだったの!?」
…確かに名字を名乗った記憶は無いし私たちぱっと見見た目似てないけども。
一応了平絡みで1年からちょこちょこ会ってたんだし、私たちが姉弟なのは結構有名な話だから知ってると思ってたんだけど。
…うん、鈍感さは同じ血が流れてるわ☆
「いつもうちの弟が世話になってます。」
「そんな、こちらこそいつもお兄ちゃんがお世話になってます!」
ほんとだよ…。あいつ、今日も叫んでたからな…。止めるこっちの身にもなって欲しい。
「で、姉ちゃんは授業中に何しに来たんだよ。」
『うっかり早弁して昼ご飯がないからたかりに来た。』
「自己責任ーーーーーッ!!」
「氷奈さん、そんなことでしたらオレの昼飯持っていってくれても良かったんすけど…!」
そういう隼人の腰をじっと見つめる。
「いや、隼人のそんなエr…細い腰を見て食料を奪える程の人間でもないからね私。隼人はちゃんとご飯食べてくれ。頼むから。」
「氷奈さんっ…!何て有難いお言葉…!気を付けます!」
うんうん、分かれば良いんだよ分かれば。
隼人の有難い気遣いを遠慮しつつ、狙いを定めるは女子が持っているおにぎり。なるほどご飯系は正直すごく助かる。
「ツナくん、氷奈さん。良かったらこれ…」
京子ちゃんがそう言った時、ツナが目をひん剥いていた。
何事かと思って視線の先に目を追いやると…。
なんか綺麗なお姉さんがやべえ色したおにぎりと京子ちゃんのおにぎりをすり替えた。
…おん????????????