標的4 牛丼
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「何やってんの氷奈」
タンスを漁り出して5分ほど経った所で雲雀が戻ってきた。
手には2人分の食事が乗ったお盆、脇には煎餅の袋が抱えられている。
雲雀の家はクソ金持ちらしく、この雲雀の部屋だって相当広い。私とツナの部屋足しても少し足りないんじゃないかな?
そんなクソ金持ちな家で出る食事は勿論。
『相変わらずクソ美味え…』
どうやら雲雀も昼はまだだったらしく、向かい合ってご飯を食べている。
「そんなにがっつかなくても食べ物は逃げたりしないよ。…あぁもう、口の端にご飯粒ついてる。」
今日のメニューは何の因果か牛丼である。
何度もこの家に来てるけど雲雀のお父さんもお母さんも見たことないからきっとお手伝いさんとかが作ってくれてるんだろう。
お味噌汁を飲みながらふと目の前の雲雀を見る。
…やっぱ顔いいなあ。
所作も綺麗だし、映えるなあ。イン○タって言うよりは何かこう、お金持ち向けの雑誌とか?
「…何。そんなにじろじろ見ても僕の分はあげないよ。おかわりはあるけど。」
『えっおかわりあるの!!?食べたい!
それにしてもめちゃくちゃ美味しいこのお肉は何なんだ?』
「さあ?飛騨牛あたりじゃない?」
ありがとう、岐阜県の方…。
おかわりも漬け物も美味しくいただき、食事を終えた頃。雲雀のパンツを懐に隠しつつ、雲雀が淹れてくれたお茶を飲む。
草壁が淹れてくれるお茶も美味しいけど、こいつが淹れるのもまた美味い。
恐らく高い煎餅をばりぼり食べていたら、雲雀が外に出る用意をし始めた。
『
「ちゃんと飲み込んでから喋りな氷奈。口からぽろぽろ食べカス落ちて汚いよ。」
そう言われてごっくんと飲み込んでから雲雀に話しかける。
『見廻り?』
「変な奴らが風紀を乱していたら大変だからね…。
氷奈も晩ご飯になったら帰るんでしょ?別にしばらくいてもいいけど時間になったら勝手に帰りなよ。」
『やだやだ超絶暇だもん!今日は行かなくていいじゃん〜、もしくは一緒に行く〜!』
そう言いながら雲雀にしがみつく。
雲雀はうんざりした顔をしながら私をひっぺがそうとする。
「あぁもう面倒だな、分かったよ付いて来れば?」
『やったー!ひばりん大好きーーーー!!!!!』
そう言って更にしがみつく力を強める。
…段々雲雀の顔が赤くなってきている。ふふん、