標的4 牛丼
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ーあれから数十分後。
なんやかんやでリボーンに返り討ちにあったこのちびっ子、ランボを連れて私とツナは河原に来ていた。
「ほら、アメ玉が好物なんだろ?」
そうツナが言ってランボにアメ玉を手渡すと、ランボはコクンと頷き受け取った。
「ラ…ランボの夢はボヴィーノファミリーのボスになって…グス
全人類をひざまずかせること…。」
『んー、それは無理かなあ。だって人類の頂点に立つのはこの私だし。』
「なっ何言ってんの姉ちゃん!?」
当たり前だろ。そのポジションは私だ。
んでもって世界中の美男美女を毎日日替わりで私のそばに置いて、美味しいご飯を毎日食べる。
「な…!?氷奈も人類の王を狙ってる…!?オレっちのライバル増えた…!?」
『ランボなんかライバルでもなんでもないぞい。何故かと言うと生まれた時からそう決まっていたから。
ーそう、私が…この世界の神なのです…。』
「姉ちゃん子供に張り合ってダサい…。ランボ泣き止んだみたいだし帰るよ。もーメシだし。」
ダメツナというあだ名まで付いていたツナにダサいと言われてめちゃくちゃショックを受けている私を置いて、2人は家へと向かって行った。
…むう。なんか悔しい。
もういいもん。お姉ちゃんは心に傷を負ったので癒されに行きます。ツナなんて知らないもん。
あ、お母さんに「お昼ご飯夜に食べるから晩ご飯と一緒に取っておいて」ってメールしとかなきゃ。
「…氷奈。」
『なーにー』
「『なーにー』じゃないよ。どうやってここに入ってきたの。また鍵を壊してきたのかい?」
傷付いた(大嘘)私は(主に目から)癒されるために、何度目か分からない雲雀宅への不法侵入を行った。
ちなみに鍵はこじ開けた。
そんなこんなで私は今雲雀の部屋にいる。もうここに来るのは何度目か分からないけど、いい匂いがして落ち着く。
イケメンは生活臭までイケメンらしい。
『いーじゃん私と雲雀の仲でしょー。傷付いたか弱いおにゃの子を慰めて欲しいでち。でちでち。』
「か弱い人間は鍵をぶっ壊したり不法侵入したりしない。」
むう。雲雀まで私を酷く言うのか。世界は私に厳しくないか?
すると不貞腐れた顔をしている私を見て何か思ったのか雲雀がすくっと立ち上がった。
「はあ…。今日は何時までいるつもりなの。」
『晩ご飯には帰るよん』
「じゃあ何か昼の代わりになるものと茶菓子持ってくるから。そこで大人しく待ってなよ。」
そう言って雲雀は部屋から出て行った。
…なんだかんだで雲雀は私に甘いのである。
ただ私はその気分に浸れるキャラでもなく。
『雲雀のパンツ漁るか』
と、通い過ぎてどこに何が仕舞ってあるかくらい覚え切っている私はタンスを漁り出した。
因みに雲雀はボクサー派である。白ブリーフだったら面白いんだけどね。