迷い鳥
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2日目。
既に日は高く、周りの気配は夜中より落ち着いた様だ。
焚き火用にかき集めた薪が思ったより足りなかった為、海辺を散歩しつつ探しに出掛けた。
途中美味しそうな果物を見かけたので、それを1つもぎり齧ってみれば、ジュワ…と甘酸っぱい果汁が体に染み渡る。
数分程待ってみても何も起きない事から、毒の心配はしなくても良さそうだ。
見た目は少しこぶりな桃の様だが、味は蜜柑。
何とも不思議な感覚だと思いながら、必要な分を採取し、また歩みを進めた。
ある程度薪を集めた所でふと、何となく海の向こうを見てみると、何かが浮かんでいるのが見えた。
目を凝らせば、それが船の形をしている事が分かり_
私はすぐに行動した。
『おーい!!誰か助けて!!!
お願い!此処にいるの!!!気付いて!!!おーい!!!!!』
暫 く手を挙げ声を上げ必死に助けを求めていると、祈りが通じたのか、船が此方へ向かってくるではないか!!
近付いてくる船、というには私が知っている物よりか少し大きい様な…いや、そんな事はもうどうでも良い。
私は思わず顔を綻ばせ、手を振った。
__それが絶望の始まりになるとも知らずに
既に日は高く、周りの気配は夜中より落ち着いた様だ。
焚き火用にかき集めた薪が思ったより足りなかった為、海辺を散歩しつつ探しに出掛けた。
途中美味しそうな果物を見かけたので、それを1つもぎり齧ってみれば、ジュワ…と甘酸っぱい果汁が体に染み渡る。
数分程待ってみても何も起きない事から、毒の心配はしなくても良さそうだ。
見た目は少しこぶりな桃の様だが、味は蜜柑。
何とも不思議な感覚だと思いながら、必要な分を採取し、また歩みを進めた。
ある程度薪を集めた所でふと、何となく海の向こうを見てみると、何かが浮かんでいるのが見えた。
目を凝らせば、それが船の形をしている事が分かり_
私はすぐに行動した。
『おーい!!誰か助けて!!!
お願い!此処にいるの!!!気付いて!!!おーい!!!!!』
近付いてくる船、というには私が知っている物よりか少し大きい様な…いや、そんな事はもうどうでも良い。
私は思わず顔を綻ばせ、手を振った。
__それが絶望の始まりになるとも知らずに