ジョブチェンジ

ていうか兄さんからそんなこと言ってくれるなんて!!
あぁ、もう天にも昇れそうだ←


言い忘れましたがここからルイージ視点です←



でも…、物かぁ…。



「ねぇ兄さん」

「?」

「物じゃなくてさぁ、他のがいいな」

「他の?」

「うん、例えば…、"今日一日兄さんが僕の代わりに家事をやる"とか」

「家事?」


きょとんとしている兄さん。かわいい←


「うん、やってもらえないかなぁ?」

「あぁ、いいとも!喜んでするよ」

「本当に!?やったー!じゃあちょっと待ってて!準備してくる」

「え?うん」
(準備?)


バタン!


ふふ、計画通り…!←


さて、後は…


僕は自室に入るな否や大急ぎで必要な物を取り、自室を後にする。



バタン!



「お待たせ…って!?」



ジャーーー


カチャンカチャン



「?」


そこには早速先程食べた朝ごはんの食器を洗っている兄さんの姿。


わぁ…兄さんが僕の為にお皿洗ってくれてる…//



だけど…だけどね…!


「兄さん!待っててって言ったじゃないか!」

「え?あぁごめん。なんか手持ち無沙汰で、駄目だった?;」


そう言いながら僕を見つめる兄さん。
身長の差で自然に上目使いになっているのがまた堪らない←


「?、どうしたんだい?ぼーっとして」

「ぁ、いや。と、とにかく兄さん、今日はこれを着て家事をしてもらおうと思って」


そう言って僕は兄さんにあるものを差し出す。


そう、それはさっき僕の部屋からもってきたもの。


「ぇ、このエプロンを…!?」

「うん、兄さんなら似合うでしょ?」

「いや、そういう問題じゃなくて、これフリル付いてるじゃないか!;」

「可愛いでしょ?後これ、帽子を取ってから付けてね」


そう言って猫耳付きのカチューシャを兄さんに差し出した。早く着てくれないかな←


「いや、だから、僕は男だから。こういうのはちょっと…;」

「えぇー!?困ったなぁ、後はメイド服かチャイナ服位しかないんだけど;」

「ねぇ、なんで男物が無いの?」


数分間の口論の結果、フリルのエプロンを着てくれることになりました。やったね←
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