目覚めは突然に〈下〉

「ポヨ!ポヨ~ポヨ!」

「へぇーそう!それは良かった!」

「ポヨ!」



噂をすれば!


リーダーとカービィだ!



しかもカービィの奴、リーダーの帽子の上に乗っかってやがって、狡いぞ!←




何故か…リーダーはカービィの言っていることが分かるんだよな。


因みにあのピンク玉の言っている事が分かるのは、リーダー、メタナイトにデデデ、後マザー組、そしてマスターとクレイジーだけだ。



2人は俺に気付かない様子で、どんどん俺に近付いてきている。



「ポヨヨ?」

「僕かい?今日はねぇ、1試合目が2位で、2試合目が1位だったな」

「ポヨ!ポヨ~!」



…どうやら午前にやった試合の話をしているようだが…




…カービィだけだし、もしかしたら俺もリーダーに話し掛けるチャンスがあるかもしれん!



俺はそう思い、2人の前に飛び出した!




ザザッ!



「「!?」」



いきなり現れた俺に2人は当然驚いたようだ。



「スネーク!?びっくりしたー、どうしたんだい?;」

「あぁ、いやーそのー、2人共楽しそうに話してたもんだからな。何を話してるのかなってな;」


「え?あぁ、今は午前の」
「ポヨ!!」


いきなりカービィがリーダーの話を遮るように声をあげた。


「?、どうしたんだい?カービィ」

「ポヨ!ポヨヨ~ポヨポヨ!」

「え?部屋に忘れ物?」

「ポヨ!」


そしてカービィはリーダーの帽子から降りて、リーダーの手を引いた。


「ポヨー!」

「え?僕も?」

「ポヨ!ポヨー!」

「あ、ごめんスネーク!また後でね!;」


タタタッ



カービィはそのままリーダーの手を引き走り去ってしまった…。




くそ!!あのピンク玉!!折角のチャンスを!




はぁ、仕方ない…。次の機会を狙うか…。
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