目覚めは突然に〈中〉

と、とりあえず、今は殺されないで済むようだ。良かった…



何?何故リーダーに言われたのにも関わらずストーキングを続けているのか、だと?



ふん、それはやはりサムスのありとあらゆる表情を見る為…


ってのもあるが、最近はサムスではなく何故かリーダーに目が追ってっているってのが現状だ。




何故なんだ…!?



やはりあの日…リーダーを助けた日からおかしくなっている気がする



まぁ、サムスをストーキングしている時点でここに来た時からおかしくなっているってのも否めんがな;



後、実はあのとき撮った写メはまだ消していない。


待ち受けにしてしまおうかと思っている自分がいる…



あぁ、なんか怖ぇ…!!



変わっていく自分が…!!



俺は一体どうしたらいいんだ…!?

待ち受けにしたらいいのか!?←



とんとん!



「!?」


いきなりこの段ボールを叩く音が…!


誰だ!?サムスか!?



「スネーク」


は…!!その声は…



リーダー!!?;


俺は内心恐る恐る、そして素早く段ボールから出た。


怒られると思ったからだ。


「な、何だ?;;」


「スネーク、聞こえてたと思うけど、そろそろ本格的にストーキングは控えた方がいいと思うよ?」

「!?ぁ、あぁ、そうだな…」

「出来そうかい?;」

「出来るにしろ出来ないにしろ、その提案はマスターに話をつけるのだろ?」

「うん、そうするつもりだよ」

「うーん…、血祭りは嫌だしなぁ…;」

「うん、僕も君の断末魔は聞きたくないしね;」

「そ、そうだよな……。…うん、まぁ、リーダーがそう言ってくれるなら…出来ないこともない…;」

「本当かい!?良かった」


そう言うとリーダーはにこりと俺にほほ笑んでくれた。


や、やめてくれ…!


今のアンタの笑顔は何故か神々しく見える…!!;



眩しくて、胸がドキドキしてきやがる!//;





「あ、そうだ!はい、これ!」


そう言うとリーダーは俺に紙袋を渡してきた。


中に何かが入っているようだが、現時点では分からん。


「これは…?」

「クッキーだよ」

どうやらクッキーのようだ。






・・・。




リ、リーダーが俺にクッキーを!!!!?//;ズキューン


「それ、僕が作ったんだ」

「マジか!?//;」


しかも手作りキターーーーー!!!///ドゴーン


と、取りあえず、はしゃぎ過ぎている頭の中を何とか冷静に保とうとしながら尋ねてみる。


「でも、何故俺なんかに?」

「ほら、この間助けてくれた時のお礼だよ」

「あぁ、そ、そんなこともあったな;」

「今回は自信作なんだ!ルイージとリンクにもお礼であげたら2人共美味しいって言ってくれたし」


ぁ…。2人にもあげてたのか。


何気にショック…。







その時…







ドカーーーーーン!!!


「ギャアアアアアアアアアアアア!!!」

「「!?」」
3/9ページ
スキ