目覚めは突然に〈上〉


~マリオの部屋~

部屋に辿り着いた俺はリーダーをベッドに座らせた


「とりあえず、寝といた方がいいと思うぞ」

「うん、そうだね。本当にありがとうスネーク。助かったよ;」

「いや、いつもは俺の方がお世話になっているからな」


そう言ってふと机の方を見ると…




「…何だこの書類は?;」



書類が置かれていた。しかも机上に溢れんばかりと積まれ、置かれてある


「あぁそれ?夕べちょっと書類の整理しててね。それに先月の薬剤費を計算していなかったもんだからさ、いろいろやってたらほぼ徹夜しちゃってね;」


おかげで寝不足だよと、苦笑しながらリーダーは言った



成程な…


寝不足だと咄嗟の反応や判断力も鈍るしな



そう納得しつつ、俺は無造作に置いてある書類に目を向けると…


対戦記録やトーナメントの結果表といった大乱闘についての書類があった。



まてよ?なんでこのデータの整理や管理をリーダーがやっているんだ?(薬剤費はともかく)他の奴、そもそもマスターが普通するんじゃないのか?



「なぁリーダ……ぁ?」





スー・・・ スー・・・



俺が聞こうと振り向いたら、リーダーは寝てた。


いつの間に寝てた!?


というか、相当疲れが溜まっていたのか…


寝不足な上にさっきの一件もあったし、薬をかがされたにも関わらずかなり抵抗してたみたいだからな…




それにしても…



こう、無防備になって眠っているリーダーの姿をまじまじと見るのは初めてだな…



スー・・・ スー・・・



横向きで丸まって寝ているリーダー




な、何故だろうか…







…寝顔が可愛く見える!!!!
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