ボディガード?
それから20分後…
「ソニック、また子バエが来たみたいだよ」
「OK!今度は俺に任せな!」
彼らは未だに居間の入り口前にいた。それは、あの爆発があったのにもかかわらずマリオは今の今まで起きていないのだ。相当疲れていたのかはたまた違う理由なのか、ソニックはおろかルイージでさえもよく分からなかったようだ。
とりあえず兄さんが起きるまで子バエ共の駆除を続けるというルイージの意向に、暇なソニックはそのまま乗っかることにしたのだった。
気配を察したルイージの言葉に軽く返事をすると、ソニックは勢いよく居間の中へ駆けて行った。
因みに、ソニックとルイージのタッグによりこれまで3人程子バエ(恐怖の亀大魔王、動く段ボール、天使など)を吹っ飛ばしたようだ。かなりの好成績(?)である。
ソニックは走り出した勢いのままに地面を思いっきり踏みしめ高く飛び上がった!そのままお得意の空中からのスピンアタックに持っていこうとした刹那…。
「!?」
(あ、アイツ等は…!?)
そう、それを見ていたルイージは気付いてしまったのだ。ソニックが攻撃を仕掛けようとしている人影の正体に…。
「でさー!オイラがそこで言った訳!ムシャムシャ…△○×@□☆っぺさ!」
「あー…ディディ、せめて喋るかバナナを食うかどっちかにしてくれ。全然分からん」
(あれはドンキーとディディじゃないか…!)
そう認識したルイージはかなり焦った。彼らは今まで駆除してきた輩とは違い、兄に悪影響を及ぼす者ではないからだ。焦ったルイージは急いでソニックを呼びとめた!
「ソニック!待って!彼らは…!」
「どりゃあああああああ!!」
(って全然聞いてない!?)
そう、ソニックはもう高くまで飛び跳ね攻撃体勢に入ってしまったのだ。ルイージの呼びかけはおろか周りの状況さえあまり把握できていないのかもしれない。
ソニックの叫び声と行動に驚いたのは急襲を受けた2人だ。
「え!?な、なんでオイラ達に!?」
「ディディ危ねぇ!」
ドンキーはいきなりの事で動けないディディの服を掴み後退した!ディディはその衝撃で(ぐぇっ!という声も漏らしていたようだが)手に持っていたバナナをその場に落としてしまった。
その瞬間!
つるんっ!
「!?」
バナナが落ちたポイントとソニックの攻撃ポイントが重なっていたことが災いし、ソニックは見事バナナを踏みつけたのである!
ドタドタドターーン!!!
バナナを踏みつけたことによりソニックはそのままマリオのいるソファの方へ勢いよく転がって行った!テーブルなどの家具に当たったのだろうか辺りに砂埃が舞った。それに一番動転したのはルイージである。
(そ、そんなばな…じゃなくてそんな馬鹿な…)
「そ、ソニックーー!!?」
兄とソニックの安否を心配し駆け寄るルイージに、近くで唖然としていたドンキーたちもソニックが転がった先へ向かった。
「おい!大丈夫…ぁ…」
「ソニックダイジョウブ?…って…ぁ…」
「あいてててて…て……ぁ…」
勢い余って転がったソニックはソファにぶつかり、ソファの座る所に頭が寄っかかる形となったようだ。そのお陰でか外傷はあまり見られない。だが、そのソファの位置が悪かった。
(ま、マリオ…)
ソニックの頭の上にはマリオの顔がすぐ近くにあった。どうやらマリオの膝の間に運良く頭が入ったようで、ソニックからはマリオの寝顔を間近に見ることができた。
(やべぇ…、可愛い寝顔だな…)
そう思ったソニックは思わずマリオの柔らかい頬へ手を伸ばした。そのままキスの1つでもしてしまおうかと思った矢先…
「うぅん…」
「!?」
とうとうマリオが目を覚ましたのだ。だがまだ覚醒していないのか虚ろな目で目の前のソニックを見つめていた。
「…ソニック…?」
「よ、よぅ…、good morning mario」
「うん…おはよ」
そう言いマリオはへにゃりと微笑んだ。
「…っ!」
(は、反則だぜその笑顔は…っ!)
そう思った瞬間、ソニックは起き上がりマリオに向き直った。
「?」
(可愛い唇ががら空きだぜ…)
いきなりのことに少し驚いているマリオの顔へソニックはぐいっと顔を近づけた。そして寝ぼけてがら空きな彼の唇に、自らの唇を重ねようとした…その瞬間!
「ソニック…」
「!?」ビクッ
後ろからどすの利いた声に恐怖を覚えたソニックは急いで振り返る。そこには黒いオーラをまとったルイージが黒い笑顔でグレネードランチャーを構えていた。
「君も子バエだったんだね…」
「Wait!!ルイージこれはだな…っ!!」
「問答無用!!」
ドゴーーーーン!!!
「NOoooooooooooo!!!!!」
その言葉と共に容赦なく爆破がソニックを襲った。
そして悲痛な彼の叫びは館中に響き渡ったそうな。
おわり
次、あとがきとおまけ
「ソニック、また子バエが来たみたいだよ」
「OK!今度は俺に任せな!」
彼らは未だに居間の入り口前にいた。それは、あの爆発があったのにもかかわらずマリオは今の今まで起きていないのだ。相当疲れていたのかはたまた違う理由なのか、ソニックはおろかルイージでさえもよく分からなかったようだ。
とりあえず兄さんが起きるまで子バエ共の駆除を続けるというルイージの意向に、暇なソニックはそのまま乗っかることにしたのだった。
気配を察したルイージの言葉に軽く返事をすると、ソニックは勢いよく居間の中へ駆けて行った。
因みに、ソニックとルイージのタッグによりこれまで3人程子バエ(恐怖の亀大魔王、動く段ボール、天使など)を吹っ飛ばしたようだ。かなりの好成績(?)である。
ソニックは走り出した勢いのままに地面を思いっきり踏みしめ高く飛び上がった!そのままお得意の空中からのスピンアタックに持っていこうとした刹那…。
「!?」
(あ、アイツ等は…!?)
そう、それを見ていたルイージは気付いてしまったのだ。ソニックが攻撃を仕掛けようとしている人影の正体に…。
「でさー!オイラがそこで言った訳!ムシャムシャ…△○×@□☆っぺさ!」
「あー…ディディ、せめて喋るかバナナを食うかどっちかにしてくれ。全然分からん」
(あれはドンキーとディディじゃないか…!)
そう認識したルイージはかなり焦った。彼らは今まで駆除してきた輩とは違い、兄に悪影響を及ぼす者ではないからだ。焦ったルイージは急いでソニックを呼びとめた!
「ソニック!待って!彼らは…!」
「どりゃあああああああ!!」
(って全然聞いてない!?)
そう、ソニックはもう高くまで飛び跳ね攻撃体勢に入ってしまったのだ。ルイージの呼びかけはおろか周りの状況さえあまり把握できていないのかもしれない。
ソニックの叫び声と行動に驚いたのは急襲を受けた2人だ。
「え!?な、なんでオイラ達に!?」
「ディディ危ねぇ!」
ドンキーはいきなりの事で動けないディディの服を掴み後退した!ディディはその衝撃で(ぐぇっ!という声も漏らしていたようだが)手に持っていたバナナをその場に落としてしまった。
その瞬間!
つるんっ!
「!?」
バナナが落ちたポイントとソニックの攻撃ポイントが重なっていたことが災いし、ソニックは見事バナナを踏みつけたのである!
ドタドタドターーン!!!
バナナを踏みつけたことによりソニックはそのままマリオのいるソファの方へ勢いよく転がって行った!テーブルなどの家具に当たったのだろうか辺りに砂埃が舞った。それに一番動転したのはルイージである。
(そ、そんなばな…じゃなくてそんな馬鹿な…)
「そ、ソニックーー!!?」
兄とソニックの安否を心配し駆け寄るルイージに、近くで唖然としていたドンキーたちもソニックが転がった先へ向かった。
「おい!大丈夫…ぁ…」
「ソニックダイジョウブ?…って…ぁ…」
「あいてててて…て……ぁ…」
勢い余って転がったソニックはソファにぶつかり、ソファの座る所に頭が寄っかかる形となったようだ。そのお陰でか外傷はあまり見られない。だが、そのソファの位置が悪かった。
(ま、マリオ…)
ソニックの頭の上にはマリオの顔がすぐ近くにあった。どうやらマリオの膝の間に運良く頭が入ったようで、ソニックからはマリオの寝顔を間近に見ることができた。
(やべぇ…、可愛い寝顔だな…)
そう思ったソニックは思わずマリオの柔らかい頬へ手を伸ばした。そのままキスの1つでもしてしまおうかと思った矢先…
「うぅん…」
「!?」
とうとうマリオが目を覚ましたのだ。だがまだ覚醒していないのか虚ろな目で目の前のソニックを見つめていた。
「…ソニック…?」
「よ、よぅ…、good morning mario」
「うん…おはよ」
そう言いマリオはへにゃりと微笑んだ。
「…っ!」
(は、反則だぜその笑顔は…っ!)
そう思った瞬間、ソニックは起き上がりマリオに向き直った。
「?」
(可愛い唇ががら空きだぜ…)
いきなりのことに少し驚いているマリオの顔へソニックはぐいっと顔を近づけた。そして寝ぼけてがら空きな彼の唇に、自らの唇を重ねようとした…その瞬間!
「ソニック…」
「!?」ビクッ
後ろからどすの利いた声に恐怖を覚えたソニックは急いで振り返る。そこには黒いオーラをまとったルイージが黒い笑顔でグレネードランチャーを構えていた。
「君も子バエだったんだね…」
「Wait!!ルイージこれはだな…っ!!」
「問答無用!!」
ドゴーーーーン!!!
「NOoooooooooooo!!!!!」
その言葉と共に容赦なく爆破がソニックを襲った。
そして悲痛な彼の叫びは館中に響き渡ったそうな。
おわり
次、あとがきとおまけ