クッパの隠れ家

~洞窟内~


部屋では紅茶の香りに包まれながら和やかに会話が行われていた





「そういえばそろそろやるんじゃないのか?レース」

「うん!やるみたいだよ」

「おぉ!!そうか!で、いつやるのだ?」


「来月辺りかな、まだ大体のことしか決めてないみたいだから、またこんど皆に知らせの手紙がくると思うけど」


「ま、いつやろうが我輩が1番だと思うがな」


「ハハハ、じゃあ僕も負けてられないね」



そしてマリオはそう言いながら紅茶のはいったカップを手に取ろうとした




のだが






「ぁ、あれ?;」






マリオはカップを取れなかったのだ






異変に気付いたのか、クッパはマリオに尋ねる




「どうしたのだ?」





「腕が…上がらない」







今のマリオは、腕はおろか体全体が動けないでいたのだった




「くっ…動かない…!」



なんとか体を動かそうともがいているマリオをよそにクッパがぽつりと呟いた














「効いてきたか」






「…え!?」





ガタッ




クッパは席から立ち上がりマリオのもとに歩み寄る




「クッパ、どういうこと!?一体何を…?;」






それを聞くとクッパはニヤッとしてこう言った








「貴様の紅茶の中に即効性の魔法薬を入れておいたのだ」




「…ぇえ!?;」




クッパはマリオをひょいと持ち上げベッドへ運んでいく




「ちょ!?クッパ!何を…!?お、降ろしてくれ!;」



そう言ったものの体が動かず逃げることができない




それをいいことにクッパは楽々とマリオをベッドに運び終えたのだった




マリオを寝かせ、そしてその上に覆いかぶさった




「なぁマリオ、この魔法薬はなぁ」


「?;」


「体の動きを封じる効果があるのだ」



「!?」
(だから腕が上がらなかったのか!)



「そしてな」



クッパはそう言うとマリオの首筋を舐め始めた




「ぅ…ぁ…はぅ//;」





思わずマリオから甘い声が出る



それを見てクッパは舐めるのをやめニヤリとしながらこう言った




「感じやすくなるんだと」




「…!!な、なんでそんな物…!///;」



「ガッハッハ…、我が軍を甘くみるな、カメック達の魔力と科学力で作りあげたのだ。まぁ、これは本々拷問用だがな、感じやすくなるのは副作用だ」

「…;」
(凄いんだかどうなんだか分からない;)






「まぁ無駄話はこの位にして……そろそろ貴様をいただくかな?」



クッパはそう言うと舌をジュルリと舐めまわしマリオの服に手をかける←



「や、止めてくれ!嫌だよ!クッパ!///;」



そうは言ったものの、体は自由を奪われ言うことをきいてくれない



クッパはお構いなしに着々と脱がせていく




「ぅ…///;」





(誰か…助けて!…………ルイージ!!)















その時…!










ビー!ビー!ビー!ビー!



突然警報が鳴り出した!!




「…!?」


「な、何事なのだ!?」



クッパは脱がすのを中断し、警報が鳴っているモニターが付いている機械に移動した




そしてクッパは警報を切りモニターを確認する






「な!?ルイージ!!!」


「!?」




なんと!洞窟入口に設置されているモニターにルイージが映っていた!
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