晩御飯


~多目的ルーム~


CF「おい!これは一体何なんだ!?ルイージ説明しろ!!;」

「いや僕だって兄さんの考えてる事はよく分からないから…;」


※一応言いますが彼等は声のトーンを落としておりま(ry←


ソニ「それにしてもこれを悩みと言っても良いのか…!?;」

ファ「流石にワリオもこれにはツッコむだろ」
『ほーう、そうか…』


4人「ツッコまないのかよ!!?;」



だが…



『だがよ…』



そんなワリオの会話にも、続きがあったようだ。



~バルコニー~


「俺はお前がやりたいようにやれば良いと思うぞ」

「え?」


突然のワリオからの言葉に、マリオはまた驚いた。


「お前が悩むなんて柄じゃねぇって言ってんだ」

「そうかなぁ…?;」

「いつも言ってるだろ。お前はただ自分がこうだと思った事はそれを突きとおしゃいい。まぁそれが合ってりゃそれでいいし、間違ってたら、お前の意見を正す奴等がここには沢山いるからな、そいつらが正してくれるさ」


「…」

「それと…」

「?」




「俺様はハンバーグが良いと思うぞ?」





・・・。






「…ふふっ」



暫くの静寂の後、マリオが鼻で笑ったかと思うと今度はあはははと大きく笑った。それにはワリオも怒れたらしく…


「なんだよ」


口調もムスッとしているようだった。


「いやいやごめん;…そうかハンバーグか。ワリオらしいね」


マリオは沢山笑ったせいか、笑い泣きで出た涙を指で拭いながらそう答えた。


「はん、悪いかよ」

「ううん、寧ろ逆だよ。…君のお陰で元気出た。ありがとうワリオ」


そう言いマリオはワリオにほほ笑んだ。ワリオにとってはそれはあまりも眩しくって…


「へっ、そうかよ…//;」


まっすぐには見る事ができず、そう返事をしながらただただ遠くを見ることしか出来なかった。



~多目的ルーム~


CF「なぁ、一体何の会話だったんだ…?;」

ファ「なんか…どっと疲れが出た…;」

ルイ「うーん;これ以上聞いてても無駄かな…?;」

「Yeah…;もう電源切っとこうぜ?;」

「うん」


ルイージが受信機の電源を切ろうとしたその時…



『さて…』


「「?」」


突然ワリオが話題を変えたようだ。



~バルコニー~


「お前の悩みも聞いた訳だし、俺様の悩みを聞いてくれよ」

「悩み?どうしたんだい?」

「最近色々と欲求不満でなぁ。俺様はそれを解消したいんだ」

「?、金欠かい?」

「いやそれもそうだが;…まぁいいや。とにかく俺様の部屋(のベッド)にお前が来れば欲求不満が解消される気がするんだよなぁ」

「え?部屋に行くだけで?;」


~多目的ルーム~


ファ「あー…これは…;」

CF「どうすっかなぁ…


…うっ!?;」

ファ「?…ぁ;」


ファルコとファルコンが見たものは…


ゴゴゴゴゴゴ…

「ねぇ、ソニック」

「Ok,let's go」


どす黒いオーラを纏ったルイージとソニックが今まさにワリオ達の所へ乗り込もうとしていたのだ。


そんな2人は当然止める気も無く…


「…。ワリオ…良い奴だった…」


「…あぁ、そうだったな;」


~バルコニー~


「やっぱ行かないでおくよ。何かありそうだし;」

「いいじゃねぇかちょっとぐらい」


「「ワリオ!!!」」


「「?」」


ワリオとマリオは声のした方へ振り向くと…


「「この野郎がああああああああああああ!!!」」


どす黒いオーラを纏ったルイージとソニックが物凄い勢いで2人に向かって来ているのだった!!


「ルイージ?ソニックも?;」


「だああああ!?ちょっと待て!俺様は"まだ"何も…」
「「問答無用じゃあああああああ!!!」」





「ぎゃあああああああああああああああああああああ!!」





その日の夕食はハンバーグだったそうな。



おわり


次、あとがきとおまけ
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