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~終点~


クッ「ぜぇ…ぜぇ…いい加減諦めたらどうなのだ…!;」

GW「ぜぇ…へへ…それはお互い様じゃネ?;」

ルイ「そろそろ…ケリを付けてやるよ…!;」


「さぁ3人共ダメージが200%オーバー!これは熱い展開ですねぇフォックスさん?」

「…。色々と突っ込みたいがもう何も言うまい;」

「…おや?誰かが終点に入って来たぞぉ!?」

「何!?;」



クレイジーの声かけにより会場がざわめく中現れたのは…



フォ「サムス?;」



そう、サムスがステージに上がってきたのだ。


「おーっと!これはサムス選手乱入かぁー!?」


ルイ「サムス!?一体どうしたの!?;」

クッ「な、何故光輝いてるのだ?;」


そう、サムスは七色の光に輝いていた。


GW(い、嫌な予感ガ…)


「あんた達…」

「「!?」」ビクッ







「いい加減にしなさい!!!」



ガチャ!




サムスはアームキャノンを構えた!そしてそこから高エネルギーの光が漏れ出てている!!



「う、うわああああああああ!!;さ、サムス!待って!」


「ゼロレーザー!!!!」



ブヲオオオオオオオオオオオ!!!!



「ぎゃああああああああああああああああああ!!!」



ドゴゴオオオオオオン!!!



アームキャノンから放たれた最後の切り札ゼロレーザーは見事3人にヒット!ダメージが200%を超えていた為かよく吹っ飛び、場外となったのであった。



ガラガラガラ…



最後の切り札の反動によりゼロスーツとなったサムスだが…



「…」キッ!!


「!?;」

「おや?何故かこちらを睨みつけてるように見えますねぇ」


「おい、あれ…;」

「?」



フォックスがブルブルと震える指先で示した先には…


「ぁ…あれぇ?;いつの間にサムス選手はボム兵とホームランバットを持っていたのでしょうか?」


クレイジーの言うとおり、サムスの手にはボム兵とホームランバットが握られており、すでにボム兵をバットで打とうとしていた。


(逃げる…!;)

ダダッ!

「だぁ!や、やばい…!お、俺も…!!;」


「遅い!」


カキーン!!



「う、うわああああああああああ!!」




ドカーーーーン!!!



サムスが打ったボム兵は見事放送席に命中!逃げ遅れたクレイジーは爆発をもろに受けたのだった。



~スマブラ館居間~


居間で表彰が行われることになり、ほとんどのメンバーが集まった。


「えー、見事優勝したサムス選手、おめでとうございまーす」


ぱちぱちぱち


クレイジーは全身火傷を負い、現在医務室。クレイジーになり替わりリンクが(カンペを見ながら)司会を務めることとなったようだ。


「えーと、優勝したサムス選手には豪華景品が送られまーす」


((なんか納得いかない…))

((賭けが…))


「いえ」


「「?」」




「私はこんな馬鹿げたことを潰しに来ただけ。景品なんていらないわ」


「「えええええええええ!?;;」」



そう言うと皆がざわつく中、サムスはピーチの目の前までやってきた。そして…



「景品は貴女にあげる。貴女なら大丈夫だと思うから」


「い、いいの…?」

「えぇ」


「サムス…ありがとう…!!」ブワッ!!


ピーチは嬉しさのあまり、涙を滲ませながらサムスの手を取り、ブンブンと握手したのだった!


「い、いいわよこれ位…;」


~スマブラ館どこかの空間~


「ぬぬぬ…これだ!…しまった!!」


「じゃあ僕はこれで…はい、上がり!」


「ぬわー!?しまった!またババが残ってしまった!」

「どうする?他のゲームにする?」

「よーし!もう一回だ!」

「えーまた?;」


こうして様々な野望が打ち砕かれマリオ争奪戦は幕を閉じた。


その後ピーチはマリオを救出(?)し、自分好みの髪型に変え、翌日1日2人っきりで過ごしたそうな。その間マリオ好きの連中が憂さ晴らしに場外乱闘をしていたらしい(ドンキーの予想通りとなった)。


おわり



次、あとがきとおまけ
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