お薬
~カラカラタウン~
お忍びの為、キノピコが用意してくれた服に着替えた2人はワープ土管を使いカラカラタウンまでワープした。
「久しぶりのカラカラタウン!この暑さがまた良いわね!」
「ふふ、そうですね」
「あ!そうだわ!はい」
「?」
ピーチは右手をマリオに差し出した。
「はぐれないように手繋いどかないと!」
「い、いやいや、大丈夫ですよっ!本当の子どもじゃないんですから!」
「何言ってるのよ、今の貴方は何処から見ても可愛いお・子・さ・ま・よ!」
そう言いピーチは可愛くウィンクをした!
「いや、可愛くそう言われても。中身は成人男性ですので…」
「もう、つれないんだから!ね?いいじゃないちょっとだけ!お願い!」
「ぐぐ…、はぁ、…ちょっとだけですよ」
「やったー!えへへ!さぁ!薬屋さんにいきましょ!」
「…ふふ、はい!」
無邪気に笑う姫につられて呆れつつも微笑みながら、マリオは差し出された手を取り歩き出したのだった。
~薬屋前~
メインストリートから路地裏に入り更に奥へ奥へと進むと、ミステールが教えてくれた薬屋に辿り着く。2人は無事店の前までに来れたのであった。
だが、薬屋に着いた途端マリオはうーん…と悩みだした。
「困りましたね」
「?、どうしたの?」
「どうやらお店がやってないみたいなんです」
「え?」
ピーチは再びお店を見る。店の看板には閉店と書いてある紙がペタッと貼られていたのだ。
「あ、本当だわ。…って!駄目じゃない⁉どうしよう⁉」
「こればっかりは…。お店の人がいれば、事情を話してお店を開けてくれるかもしれませんが…」
「お店の人、いないかしら…?」
ピーチは扉に付いている小さい窓ガラス越しにお店の中を見るが、中は薄暗く、人がいる様には見えなかった。
そんな時
「そこで何をしておる」
「「⁉」」
声に驚き、2人は弾ける様に振り返るとそこには買い物かごを抱えた1人の老人が立っていた。
老人は紫色のターバンとローブを纏い、いかにも魔法薬に長けているような出で立ちである。
ピーチは老人にニコリと微笑み挨拶をした。
「こんにちはお爺さん!」
「こんにちは。もしかしてお客人か?」
「えぇ!そうよ!もしかしてお店の方?」
「如何にも。来てもらった所悪いんじゃが、生憎店は開けん。帰ってくれんかの?」
「そんな!ここまで来たのに!」
「僕らはミステールさんの紹介でここまで来ました。成長薬を探しています。もしお店にありましたら買わして頂けないでしょうか!」
諦めきれず食い下がるマリオに対し、店の主人はじーっと見つめだした。
「ほぅ、お主、若返り薬を飲んだな」
「「⁉」」
「これはまさしくわしが作った薬。ミステールの紹介というのも嘘ではなさそうじゃな」
「凄い、何故分かったの?」
「薬にわしの魔法を込めてるからの。薬を飲んだ者にはそれぞれの薬に応じた光が周りに出るようになっておる。勿論、見ることができるのは魔法を込めたわしだけじゃ」
「成程…」
「お爺さんお願い!彼を元に戻したいの!成長薬を譲ってください!」
手を組み懇願するピーチだが、店主は大きく溜息をつき首をゆっくり横に振った。
「すまんな。渡してやりたいのじゃが、今はできんのじゃ」
「そんな!何故なの⁉」
「実はの、…昨夜…とある物盗りどもに店の薬をごっそり盗まれてしまったのじゃ」
・・・。
「「えええええええええ!!?」」
お忍びの為、キノピコが用意してくれた服に着替えた2人はワープ土管を使いカラカラタウンまでワープした。
「久しぶりのカラカラタウン!この暑さがまた良いわね!」
「ふふ、そうですね」
「あ!そうだわ!はい」
「?」
ピーチは右手をマリオに差し出した。
「はぐれないように手繋いどかないと!」
「い、いやいや、大丈夫ですよっ!本当の子どもじゃないんですから!」
「何言ってるのよ、今の貴方は何処から見ても可愛いお・子・さ・ま・よ!」
そう言いピーチは可愛くウィンクをした!
「いや、可愛くそう言われても。中身は成人男性ですので…」
「もう、つれないんだから!ね?いいじゃないちょっとだけ!お願い!」
「ぐぐ…、はぁ、…ちょっとだけですよ」
「やったー!えへへ!さぁ!薬屋さんにいきましょ!」
「…ふふ、はい!」
無邪気に笑う姫につられて呆れつつも微笑みながら、マリオは差し出された手を取り歩き出したのだった。
~薬屋前~
メインストリートから路地裏に入り更に奥へ奥へと進むと、ミステールが教えてくれた薬屋に辿り着く。2人は無事店の前までに来れたのであった。
だが、薬屋に着いた途端マリオはうーん…と悩みだした。
「困りましたね」
「?、どうしたの?」
「どうやらお店がやってないみたいなんです」
「え?」
ピーチは再びお店を見る。店の看板には閉店と書いてある紙がペタッと貼られていたのだ。
「あ、本当だわ。…って!駄目じゃない⁉どうしよう⁉」
「こればっかりは…。お店の人がいれば、事情を話してお店を開けてくれるかもしれませんが…」
「お店の人、いないかしら…?」
ピーチは扉に付いている小さい窓ガラス越しにお店の中を見るが、中は薄暗く、人がいる様には見えなかった。
そんな時
「そこで何をしておる」
「「⁉」」
声に驚き、2人は弾ける様に振り返るとそこには買い物かごを抱えた1人の老人が立っていた。
老人は紫色のターバンとローブを纏い、いかにも魔法薬に長けているような出で立ちである。
ピーチは老人にニコリと微笑み挨拶をした。
「こんにちはお爺さん!」
「こんにちは。もしかしてお客人か?」
「えぇ!そうよ!もしかしてお店の方?」
「如何にも。来てもらった所悪いんじゃが、生憎店は開けん。帰ってくれんかの?」
「そんな!ここまで来たのに!」
「僕らはミステールさんの紹介でここまで来ました。成長薬を探しています。もしお店にありましたら買わして頂けないでしょうか!」
諦めきれず食い下がるマリオに対し、店の主人はじーっと見つめだした。
「ほぅ、お主、若返り薬を飲んだな」
「「⁉」」
「これはまさしくわしが作った薬。ミステールの紹介というのも嘘ではなさそうじゃな」
「凄い、何故分かったの?」
「薬にわしの魔法を込めてるからの。薬を飲んだ者にはそれぞれの薬に応じた光が周りに出るようになっておる。勿論、見ることができるのは魔法を込めたわしだけじゃ」
「成程…」
「お爺さんお願い!彼を元に戻したいの!成長薬を譲ってください!」
手を組み懇願するピーチだが、店主は大きく溜息をつき首をゆっくり横に振った。
「すまんな。渡してやりたいのじゃが、今はできんのじゃ」
「そんな!何故なの⁉」
「実はの、…昨夜…とある物盗りどもに店の薬をごっそり盗まれてしまったのじゃ」
・・・。
「「えええええええええ!!?」」