～ガサゴソ巣穴～


スタッ！


今度はクモの巣に引っ掛からずに無事着地！


「あ！見てルーシー！」

「？…あ！あんな所に」


私達が着地した所から見える位のところにドアシールを貼る所を発見！ラッキー！


「良かった！探す手間が省けたじゃないの」

「うん、でも、ここから直接では行けないみたいだね」

「あ、そうね；」


貼る場所は私達のいる所よりも高い位置にあって、ここからじゃ直接行けないみたい。


「ここまで回ってこよう」

「えぇ、そうね;」

「じゃあ僕から離れないでねルーシー」

「わ、分かってるわよそれ位！;」



私達は奥へと足を進めることになった。


この洞窟は、あの思い出が嫌でも思い浮かべてしまうわ。色々とね。


キシャー！


「キャー!!;」


ガサガサゴソゴソ


「イヤー！ちっちゃいガサゴソが大量にー!!;」


あっちからもこっちからもガサゴソが攻撃をしかけてくる。


私が騒いでいる中、マリオは冷静に1匹ずつ確実に倒していく。


「やっ！」


ドゴッ！



ぴー


「ふー。ルーシー、このフロアのガサゴソは片づけたよ」

「も、もう大丈夫なの？;」

「うん」

「ほっ;」



マリオに言われて、やっと落ち着けた。これでここのエリアは探索できるわ。


「えっと…、どっちに行けばいいかなぁ；」

「そうね、…右なんかはどう？」

「うん、そうだね、行ってみよう」


ここって意外と迷路なのね。まぁ、取りあえず総当たりで。本当は早く抜け出したいのだけど、マリオもいるしなんとかなるわよね。



そういえば、入る前にも言ってたけど、私、ここでガサゴソ達に捕まってしまったの。クモの巣に貼られて、凄く嫌だったし、一人だったから凄く寂しかったわ。


でも、勿論だけどあの後マリオが助けに来てくれたの。


あの時は…


「ルーシー！危ない!!」