花火大会
ヒューーーーーー
ドガッ!!!!
「フギャラッ!!」
突然目の前に何かが降ってきた!!
と同時に降ってきたものは、目の前のノコノコを思いっきし踏み付けた!
そのせいで踏み付けられ奇声を発したノコノコは、地面にめり込んでいた
「ぁ…」
「な!?;」
「マリオ!!!?」「マリオ…」
そう、突然現れたのはマリオだ!
「お、お前!何しに…!?」
「何しに…って…、自分達の行動を見てから物を言ってほしいな」
ピーチから見ると、マリオはノコノコ達と対峙している為、ピーチに背を向けいる状態でもある。
その為彼女はマリオの表情を見ることが出来ないでいた。
ただ、背中からでも分かるような威圧感と、口調から見て、彼は怒っているようにピーチは感じていた。
「姫、危ないので下がっていてください」
彼はこっちを見ずにそう告げた
「…分かったわ;」
ピーチは彼の言葉に応じ、痛みに堪えながら後ろに下がった
「くそ、ここで引き下がれるか!意地でも連れて帰るぞ!」
「おう!!」
「そう…、そっちがその気なら、こっちも応戦するまでだよ」
「へっ、そうか、…全員集合!!!!」
ピーーーー!
…ぞろぞろぞろ
「…!?」
なんと!何処からともなくノコノコ兵がぞろぞろ集まってきた!
その数は約20…
マリオはノコノコ達に囲まれてしまった
「!?;」
(マリオ…!;)
物陰に隠れ、様子を伺うピーチも、この状況に少々危機感を覚えていた
何てったって、今のマリオは浴衣姿に下駄。いつもとは違う、そして動きにくい服装である。
そして何よりも、彼は帽子を被っていないのだ
彼は帽子を被らないと力が半減し、より多くダメージを受けてしまう。
「フフフ…、一人一人の力より数で勝負だ!」
「ヘヘヘ、これなら負ける気がしねぇぜ!」
「あぁ!もう何も恐くねぇぜ!!」
「ぉ、おい!フラグ;」
「確かにこの数だと、流石に今の僕では大変そうだ」
「へへ、だろ?」
「じゃあ」
「?」
「僕は力で勝負させてもらうよ」
そう言いながら、マリオは浴衣の帯を解き始めた
ぇ、えええぇぇえええ!!?
ちょ、脱ぐの!!!?//;
一番混乱してるのは他でもないピーチだ!
スルスルスル…
帯が解け、地面に落ちるのと同時に、マリオは浴衣に手をかけ…
バサァアアア!!!
浴衣を勢い良く脱ぎ捨てた!!
「…!?;;」
(え!?い、いやぁぁぁあああああああ!!!?//;
だ、駄目よピーチ!これは見ちゃいけないわ!!
…で、でも、ちょっと見てみたいかも!!//)←
そう思いつつも咄嗟につぶっていた目を薄く開けると…
「…ぇ?」